amazing baby

いよいよ大学受験本番前日。

とは言え、親は親で、いつも通りの慌ただしい朝。
2週間に一度の病院がよいとあって、
誰よりも早く、「いってまいりまーす！」と飛び出す。

もっとも、出かける前に、ひと仕事。
多分家族は、今日で一区切りと思いつつ苦笑してるはず。

思ったよりも早く病院を出ることが出来、
一旦帰宅。
と、締め切り日を遥かにすぎているのに、
またまた訂正お願いメールが入っている！

あたふたと直し、データも入れ替え、
あちこちに電話をかけ、
ついでに、別の用件の電話が入り。

ばたばたしている私を尻目に、
休憩とばかりに紅茶を入れる娘。

「出かけるよ」と声をかけると、
「おかーさん！　聞いて！
　合宿の日程が決まったってメールが来たんだよ。
　2月下旬だって。ひどい！」

ほとんど悲鳴のような娘の声。

部活動仲間でも最もマイペースな子が、
「卒業旅行」の日程が決まったと
メールを送って来たようだ。

あちゃーっ。
最もナーバスな日に、追い討ちをかけるなんて。

「もう、怒っちゃう！！！」

そこにまた電話が入り、
出かける時間を15分ほど遅らせることに。

ふうう。

気を取り直して、再度娘の部屋に声をかけると、
何となく落ち着いた風で、参考書の確認に余念がない。

よかったわ。

データ入稿の打ち合わせは滞りなく終わり、
お楽しみの読書会まで、少し時間が空く。

ふふふ、久々に子育てひろばに行っちゃおう。

もうすぐ1歳のお子ちゃまが、
意思の感じられる力強いストロークではいはい。
KちゃんやHくんなどなど、
常連さんたちは、レゴで何やら作っている。

みんなおねえちゃん、おにいちゃんになってきたなあ。

みんなに娘へのエールをもらい、
読書会へ向かう。

サトクリフの「太陽の戦士」（岩波少年文庫）。

今朝、病院の待ち合い室で再読し、
「そうよ、子どもの世界はこうでなくちゃ」と、
心洗われる思いがした。

そのいきさつなどをみんなに話し、
共感を得る。

痛い思いをする日には、楽しみを用意。

ちゃんと楽しみを用意してあったものの、
いろいろなことが山積みで、
痛みなんて気にしていられないくらい。

帰宅したら、娘は塾に出かけたあとだった。

晩ご飯の支度をしていると、
娘から電話。

「寒いよお！
　雪が降って来ちゃって、
　くるまの上にうっすらと積もってるの」

ひとりで「寒い！」と言ってるのはバカみたいなので
電話をかけてみた、とか。

わかったから、気をつけて帰っておいで。

明日、交通機関は無事に動いてくれるかなあ。
思わず、ルートの確認。

そうそう、
問題の「卒業旅行」の日程は、
3月の間違いだったんですって。

何はともあれ、いよいよ明日が本番。