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カテゴリ:きょうのより道
いよい5月。
さすがにゴールデンウィークらしく 空は晴れ、お日様が元気だ。 娘とワンコとともに絵本屋さんへ。 この絵本屋さんで、 美味しいお菓子と紅茶を娘にごちそうするのが 今日の目的のひとつ。 まずは絵本コーナーで、じっくり本とご対面。 このところ図書館で山のように本を借りて来る娘。 桜庭一樹さんの小説を片っ端から読んでいるらしい。 「その内容がかなり悲惨で、 結末もすっきりハッピーエンドとは言えない」ので、 予備校の友人には受けが今ひとつだとか。 ふーん。でも、売れてるわよね。 絵本コーナーの一角は、 おとな向けの棚になっていて、 京都の出版社sureや、碑文谷のECRITの本も並んでいる。 その前に置かれたベンチに腰掛けながら、 じっと棚を見つめる。 お気に入りを見つけて、ようやくカフェへ。 気分を変えて、私はチャイを注文する。 娘は、大好きなアールグレーに、 シフォンケーキ・クローデットクリーム添え。 「クローデットクリームって、 どうやって作るんですか?」 ケーキとお茶を運んできたKさんに娘が質問。 生クリームにサワークリームを混ぜて泡立て、 そこに砂糖を混ぜるらしい。 脂肪分35%ぐらいのリッチな生クリームを使用のこと。 大好きなスコーンに添えられることの多い クローデットクリーム。 娘はその作り方を知りたかったのだと言う。 よかったね、今日教えてもらえて。 イギリス大好き!なKさんに、 本場のアフタヌーンティーのお話をひとしきり伺う。 娘の夢はアイルランドの朝食を食べ、 ロンドンかどこかで 本場のアフタヌーンティーを体験すること。 料理はイタリアンなくせに、 こういうところだけイギリス。 読書会でサトクリフを読んでいるから、 そのうちにKさんのイギリスの話が聞けるのでは? と密かに楽しみにしているのだけれど、 まだそのチャンスは巡って来ない。 20年くらい前は湖水地方に憧れていたこともあったな。 そう、ピーターラビットの世界。 なんとなくうっとりした時間が流れる。 おっと、あまり長居をしていると 日向のワンコがゆだっちゃうかも。 外に出ると日が少し傾いて、ワンコは日陰でのんびり。 いつもの散歩のコースまで来ると、 おやおや消防車にパトカーが止まっていて 何やらただならぬ雰囲気。 keep outの黄色いテープまで貼られている。 かなり広範囲に立ち入り禁止になっていて、 はしご車や救急車などがたくさん並ぶ。 思わず娘と顔を見合わせる。 「さっきは何も起きてなかったのにね」 「ちょっとお茶を飲んでおしゃべりしている間に こんなことになってるなんて」 裏道を歩いていると、煙の匂いも漂って来る。 広い通りに出ると、そこも黄色いテープが貼られていて、 そばで何人かが立ち話。 おお、あなたはYさん。 娘の幼稚園からの後輩、Yちゃんのお母様じゃないですか。 中学卒業以来だから3年ぶり。 娘の姿に、「すっかり素敵なお姉さんになって」ですって。 お互いの近況を話しながらも、 つい、話題は目の前の火事現場のことに。 一人暮らしのおばあさまのお宅から出火、らしいよ。 年明けに絵本屋さんの常連さん一家が亡くなった火事現場の すぐそば。 なんと言ってよいのやら……。 別れ際、かつてさんざんお世話になった 地元の子ども劇場が危ういと聞かされる。 全国の子ども劇場が手を携えてNPOを立ち上げたとき、 「つるむのは好きじゃない」と単独で頑張ってきた。 来月には前進座のお芝居の鑑賞が決まっているらしい。 そんな大御所に依頼が出来るのは、全国の子ども劇場の中でも 恐らく地元の子ども劇場だけというのだけれど……。 思わず事務所近くの某子ども劇場の方々の顔が浮かぶ。 今となっては、何の役にも立てそうにないなあ。 たくさんの仲間とともに、随分たくさんお芝居を楽しみ、 子どものためのさまざまなイベントを企画したものだけれど、 そういう時代じゃなくなっているんだろうか? トレンドが少し違ってきているのかもね。 自分たちで手作りの活動を、 と考える人が減っている訳ではないもの。 家に帰ってから、かなり遅めのランチ。 何だか眠気に襲われ、そのまま寝床へ。 すかさず潜り込んで来るワンコ。 少しずつ、休みモードに移りつつある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.02 16:41:55
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