|
カテゴリ:日常の出来事
ジダンショックから丸1日経ち、ちょっと落ち着きました。
パリの様子も普段と特別変わったところもなく。 3~4人、フランスのユニフォームを着て歩いてる人がいましたが、これはW杯のなごりかはたまた普段着か。 メトロで昨日のイタリアの優勝の様子をデカデカと載せたイタリア語の新聞を読んでる人がいましたが、特に袋叩きにはなっていませんでした。 また、さっき映画館の隣になったカップルがイタリア語で話していましたが、私も殴りかかる気にはならなかったので、かなりカーム・ダウンしたようです。 ただジダンの一件は、主審は見ていなかったのです。 まあ審判が見ていなければ何をしてもいいというわけではありませんが、FIFAはこれまでビデオによる判断は一切行わないとし、数々のファウル、さらにフランスが韓国に対して放ち、ビデオを見る限り完全にゴールだったものが審判判断で無効になったりしていました。これらはビデオを見れば明らかながらビデオは使わないというFIFAの方針によるものでした。それが決勝になってジダンの一件だけはなぜビデオを見て判断を下す事となったのか、これかなり大きな問題ですよ。 1ヶ月間、サッカー中心の生活をしてきて、ここで急に夕方に見るTVがなくなってしまい、ちょっとぽっかり穴が開いたような気分かな。まあでもサッカーを見るために犠牲にしてきたことも多かったので、次第にサッカーなしの生活にも慣れることと思います。 さて、先週古本を売りに行った話を書いていませんでしたので、今日はこの話を。 「参考書」として授業中に紹介された本がありました。 先生は、たとえ授業に出られなくてもこの本を読めば大丈夫みたいなことを言ってて、しかも学期初めに配られた授業のプログラムにも簡単な内容とともに参考書の参照ページまで書いてあり、休んだ場合もこの本があるから多少安心だなと思っていました。 ちょっと横にそれますが「たとえ授業に出れなくても」とわざわざ先生が言うのもちょっとおかしい気がしますよね。実際、授業は出席することが前提なのですから。でも毎年、どの授業でも「私は授業に来られないのですが、授業内容をネットに載せてもらえないのでしょうか?」と質問する人がいます。確かに生徒の中心は社会人だし、仕事で来れないということもあるでしょう。あと同じ時間に違う授業を取ってて来られないという人もいます。けれどそういう場合は生徒同士でノート交換など(昔の日記に書いたようにこのノート交換も曲者なんですけどね)をして融通を利かせあうものであり、先生に堂々と来られないと言うのはすごいなと思ってしまいます。 先生の反応も様々で、そういう質問にあからさまに嫌な顔をし、ネットに授業内容を載せてしまったら授業に来る意味がないと言う人もいれば、ネットにある程度の内容を載せる先生もいます。ま、でもさすがにネットに載っている資料も欠席した授業を100%カバーするものではないですけどね。 私が取ってた上記授業の先生は親切にも参考書紹介までしてくれて、一気に出席者が減りました。もともと土曜の朝9時、しかも遠方とあって行くのもかなりキツかったですから当然と言えば当然ですが。 私は休みはしなかったものの、さすがに9時から13時という長丁場の間にはボーっとしてしまったり、少し寝てしまったりしたこともあったので、この参考書が頼りでした。 そしてテストも近くなり・・・ようやく重い腰を上げて参考書を買いに行くことに。 店頭で初めてちゃんと見てびっくりしました。 高っ・・・。 5000円もするんですよ、その本。 10分くらい躊躇しました。 一応授業はちゃんと出てるし、5000円も出すべきなのかと。 けれどノートは一応ちゃんと取ってるとは言え、先生が黒板に書いたものを写したのではなく先生がずっと話しているのをノートしてるという感じなので100%自信があるわけではない。ここで5000円をケチってテストに失敗することを考えるとや買わないでおくという決断もかなり勇気がいり・・・。 結局買いました。 そしてこれで一安心。 のはずだったんですが、テスト勉強の際に本を開いてみてこれまた驚き。 授業内容とは全然違うのです。 結局1回開いただけでその本は使いませんでした。 先生がなぜこれを参考書として皆に薦めたか。 それは授業中にも言ってたことですが、著者が先生の友達なのです。 そう、我々は巧みに本を買わされたのです・・・。 というわけで前置きが長くなりましたが、テストも終わったことだしこの本をたたき売りに行くことに。持ってても邪魔だし、たぶん二度と読まない内容だし。 所は新品と同じ棚に古本も置いてある、カルチェ・ラタンにある大型本屋。本屋からの眺めはこんな感じの場所です↓ この本屋は学術系の本も多く取り扱っており、例の「参考書」もここで買いました。 新品同様のこの本がいくらで売れるのか??? まず驚いたのが本を売りに来てる人がやたら多いこと。 通常の本屋の横に古本を売る特別の場所があって、そこに人々が長蛇の列をなしていました。 待つこと30分・・・。 ようやく建物の中に入れました。 そしてなぜこんなに待たされるかよくわかりました。 カウンターで対応してるのは3人のみ。 古本を受け取ったらバーコードで商品価値を判断、値段を出して売りに来た人に金額を書いたチケットを渡し、受け取った本にすぐ値段を書いたシールを貼り付けてすぐ売れるように準備する。 ここまでをやってから次の人に対応するのです。そりゃあ時間がかかるはず・・・。私のように1冊だけならあっという間でしょうが、50冊くらい持ってきてる人もいるし。 私の本は結局2200円くらいで売れました。 新品同様でも半額以下。やっぱり先生とそのお友達にしてやられたって感じですよね。 不思議なのは、本は中身も確認しないということ。 パリの日系古本屋ではたぶん本の状態を確認してるようなんですが、ここでは判断基準は在庫状況、需要状況などだけのようで、それらがすべてインプットされてるからバーコードでピッと調べるだけで一発で値段が出るわけなんです。 どうりでここの本屋で買った古本には書き込みがしてあったりすることがあるわけだ。 少々書き込みがあっても在庫薄であったり、需要が高かったりするとそれなりの値段がつくみたい。 ということはうちにあるもう要らない本がもうちょっと売れるかも。 時間のあるときにまた寄ってみようと思います。 クリックよろしくお願いします! → も(さぼり気味ながら)開館中! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日常の出来事] カテゴリの最新記事
|
|