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カテゴリ:日常の出来事
前からちょっと不満に思っていたのですが、今回のストで一気に問題が露見したのがパリの中心にあるCHATELET駅(メトロの方)。
ここは今回のストでも唯一普通に運行していた無人運転の14番線と、その他いろんな線が交差する駅です。 その中でも4番線のホームは14番線とは一番近い位置にあります。 このホームの昇降階段をなんとかしてほしい・・・。 そう思ったことがこれまでに何度あったか。 階段がものすごく狭いくせに、上りと下り共通なんです。 この階段からホームに上がろうとして、ちょうど電車が着いたために階段を下りてくる人がどっと増えたために、こちらは階段を一歩も上がれなかった、つまり電車にも乗れなかったということがこれまで何度あったことか。あの階段が上り専用であったなら、走って上がれば電車には十分間に合うはずなのに。 普段は大量に下りる人はいても、人が大量に上がってくるということはあまりないのですが、ストともなると別。 階段を挟んでホームにいる大量の人々と階段の下にいる人々が対峙、どっちも動けずという事態が起こりました。 私はこのスト中に一度だけここを通って、もう二度と通るものかと思ったものです。あれはヘタをすると階段で将棋倒しなんてことにもなりかねないし。 ところが今日は電車の動き具合から判断して違う路線を使ったので、またまたこの恐怖の階段を使用することになりました・・・。 ニュースによるとストを続行している人々は日に日に減っていて、全体の18%だとか。 20%にも満たない人がストをしたってどうってことなさそうなんですが、実はこの18%の中に運転手さんが多く存在しているようで・・・。確かに切符売り場の人がいなくても電車は動くけど、運転手さんはいないとねぇ。 そんなわけでスト続行中は切符を買って入らなくても改札機がフリーで通れちゃうので(注・1番線はちゃんと切符を買わないと入れなかった)、切符売り場に人は要らないはずだけど、今日はこうして職場復帰した人が一応座っていました。 そして上記の問題のホームには・・・。 今朝は何十人いるの?ってくらいこれでもかという数のメトロの係員が張り込んでいました。プラス警察まで。 この何十人もの人が階段の上り下りを制限していて、例えばメトロがホームに着くと下りる人が優先になるように規制してくれます。 そして階段の下の通路では・・・これから4番線を利用しようとする人たちが長蛇の列。ただし、こちらにも係員がいてロープで制限された範囲内に人が並ぶよう規制していました。風景的には人気歌手のコンサートに並ぶ人々・・・というイメージでしょうか。 ふーんと思って目的地に着くと、ちょうど朝の新聞配布があって、その新聞で上記のことが記事になってました。 この階段問題はCHATELET駅だけじゃなく北駅、東駅、ST-LAZARE駅でも起こっているそうで、その問題解決のためになんと「400~500人の係員を動員している」とか・・・。 私が見た限りではCHATELETでは明らかに人員は余り気味でしたけど。 今日は交通機関のストに加えて、公務員一斉ストなんてのもありました。 学校とか郵便局とか、公的機関が休み。病院は全員がストするのは禁止なので、今日非番に当たってる人がデモに参加するとかそういう感じになってるようですが。 なんだか一気にいろいろな問題が表面に出てきちゃったって言うんでしょうかねぇ。 ちなみに電車・地下鉄のストは明日も続くらしいです。 皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします! → パリの日常の写真はこちらから↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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