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ギルバート・アデア 「閉じた本」 A CLOSED BOOK
一人暮しの盲目の作家ポールと求人広告に応じて やってきた助手の青年ジョン。この二人の会話と ポールの独白’日記’だけで構成されている。 地の文が一切ない、シナリオのような小説。 カバーには、ジョンが悪意をもって近づくことが 書いてあるので(お節介すぎ!)始めっから、 疑惑ムンムンで読み進むことになる。 だんだん疑心暗鬼となるポールと誠実さを装う ジョンとの会話だけで話を盛り上げていく手法は見事。 イタリック体で活字をずらして組んだ日記の書き方の工夫も 独創的で、一言も読み逃せない緊張感のある設定が凄い。 「結末にやってくる驚き!」との予告だけど、 すれっからしの読者には少々拍子抜けの結末。 期待しすぎだったかしら・・・ [ closed book を辞書で引いてみると、 「すでに決着したこと・終わった話・決定事項」という意味と 「不可解なこと・わけのわからないこと・理解しがたき人物・ 得体の知れぬ人・謎」という意味のふたつがある。] (あとがきより) タイトルには、二重三重の意味が込められている。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「日本料理 てら岡」から招待券を送ってきたので、 Mと「博多おばんざい」の野菜バイキングへ。 靴を脱いで広間に上がる。お座敷バイキングだ。 味つけは普通で悪くはないが、品数が少ない。 デザートのスポンジケーキが半解凍だったのには、絶句! ディスプレイに工夫がなくてちょっと淋しい。 バイキングで全部を制覇できないのは心残りなものだけど、 食べきれないくらいたくさんのお料理が並んでいるのが普通。 実際、ここと同じ値段のお店では3倍くらいの種類のお料理 が出されている。天神という立地を考えても、高すぎるなあ。 ------------------- <今日の読書> 養老孟司/スルメを見てイカがわかるか! スコッチに涙を託して/デニス・レヘイン 人生一年生/西原理恵子 <今日のCD> MARVIN GAYE/ Master collectin お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.02.03 22:31:28
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