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今日は、Aの高校卒業式。
考えてみたら、Aの卒業式に出席するのは初めてだ! 中高一貫なので中学は修了式で生徒のみの出席だった。 小学校の時は、私は義父母とフィリピンに行っていたので 父親が出席したんだった。 ’泣く準備はできていた’ Aの学校は、仏教の教えに基づいた女子校。 日本にキリスト教の学校は多いが、仏教の学校は珍しい。 中高一貫が4組、高校入学が10組で、計616名卒業。 我家も私の実家も浄土真宗西本願寺派で同じ宗派なの だけど、それで選んだ訳ではなく受かった中で一番偏差値 が高かったから。深い意味はなく、たまたま仏教だった。 親達は、仏教を信仰しているというよりも先祖の供養のため に檀家になっているだけだ。12歳から18歳までの人格 形成期に仏教の教えを受けたAは、何か影響を受けた だろうか?今はまだよくわからない。 とりあえずお経をあげれるし、我家で仏教儀式や教義に 一番詳しいのは、Aということになる。 入学式では、壇上にキンキラキンの大きなお仏壇がある のに度胆を抜かれたが、もう慣れっこになった。 仏式の卒業式は、最初で最後だから書きとめておこう。 式は、合掌礼拝(がっしょうらいはい)から始まる。 続いて、勤行。真宗宗歌と讃仏偈(さんぶつげ)。 オルガンの伴奏あり。念仏と回向が続いて、法事の ようだが、女声ばかりなので雰囲気が少々違う。 あとは、普通の高校と同じだが、式辞にはちらほらと 宗教的な事柄が入ったり、本願寺総長祝辞が代読 されたりしていた。 学校長式辞で、へぇ~と驚いた事がひとつ。 マザー・テレサがこの学校で講演したことがある! すぐ近くにはキリスト教の学校が2校もあるのに、 なんでそっちじゃないの~?と腑に落ちない。 1982年の元日、ベナレスを訪れた学校理事長が マザー・テレサに会って講演を依頼したら、その年に 来日して実現したそうだ。マザー・テレサの講演は、 宗教を超えて愛を説く素晴らしいものだったそうだ。 「困っている人や救いを求めている人に何もできない 時は、ほほ笑みかけてください。ほほ笑むだけでいい のです。ほほ笑みの愛をあたえるだけで。」 理事長挨拶ではイラクの紛争を取り上げ、宗教が 政治と結びつくと必ず争いが起こると述べられた。 送辞でも答辞でも読みながら感極まって声をつまらせる 場面があり、保護者席も涙、涙だった。卒業生は・・・? 見えないが、退場の時ウルウルしてる子がいた~ 合掌礼拝で終了となった。 感動の最後のHRは、・・・・・・・・・明日に続く ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <今日の読書> 壜の中の手記/ジェラルド・カーシュ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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