カテゴリ:カテゴリ未分類
担任はDちゃん、とちゃん付けで呼ばれている。
これは好かれている先生の証拠で、あまりいない。 大抵は「○○先生」で、呼び捨て(ノリオ、カジキなど) か略称(エフ、シモ)もけっこう多い。 今日のDちゃんは、うす桃色の着物に濃紺の袴。 長身でスレンダーなので遠目には女学生のよう♪ 保護者控え室に行くと、子供から親への手紙が机に 置いてあった。かわいいもの好きのDちゃんらしく、 お揃いのファンシーな便箋と封筒だ。 それを読んで、お母さんたちはまた涙! 母親(自分も)ってちょろいなー、子供達の方がウワテ。 「この手紙とっといて、ナンかの時にだされても困る よなぁ~」と言いながら、渋々書いていたそうだ。 子供達のいる教室に移動して、最後のHRを見学。 Dちゃんはクラスの受験指導の他、全部の論文指導 も受け持って夜中までFAXで添削するという激務をこな していらっしゃったそうだ。ますますやせ細られた様子。 家庭では二人の男の子のお母さんでもあり、長男さんが 病弱で入退院を繰り返しているとも聞いた。大変そう。 「では、一人ずつ最後のスピーチをしてもらいます」 との指示に全員が「えっ~!」と戸惑いのブーイング。 「じゃ、総務のAから!」と指名されて、Aが壇上にあがり 「親の前じゃー、いやだなー」と言って話始めた。 聞いてるこっちもハラハラもんだった。 他に「共学に行けば良かったとおもったけど・・・」とか 「校則が厳しくて何度もやめようと思った」だの 「停学を二回もくらって、卒業できるとは思わなかった」 と皆それぞれの思いを語った。 「泣かないつもりだったのに・・・」と言いながら泣き出して しまう子が続出。教壇に上がる前から号泣している子。 Dちゃんに抱きついて離れない子。 見ている私達も、もらい泣きで涙が止まらなかった。 ウオータープルーフのマスカラも見苦しくよれてしまった・・ スピーチが終わって、生徒から記念品贈呈。 花束、フォトフレーム、千羽鶴(先生とお子さんの健康を 祈って)と先生が好きなかわいい文具。 そして、先生からの記念品にみんなびっくり! なんと、先生手作りのビーズのストラップ。 忙しい先生が、いつの間に41人分も作ったのかしらん? メッセージカードとドラえもんのチョコも付けて・・・・ 生徒が用意していたヤクルトで先生&親子全員が乾杯! 「お話したいことはまだまだありますが、キリがないので」 と、お開きになったのは二時近く。 他のクラスはどこもとっくに終わっていた。 楽しい行事も少なく(3年生は文化祭に出店禁止) 受験勉強ばかりだったこの1年間だけど、 個性豊かなクラスメートが揃って、和気あいあいと 励ましあいながら乗りきったようだ。 いいクラスだったんだなあ、としみじみわかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.03.07 12:10:14
コメント(0) | コメントを書く |
|