「野ブタ。をプロデュース」第9話
予想は、大外れでしたぁ。今回のお話。修二は屋上で、彰と野ブタに母親からのブタの陶器の置物を渡す。友情のお守りだという。修二は、完全にクラスメートから無視されていた。野ブタのほうを見る。かすみが話しかけていた。「俺は、それでいい。でも、野ブタは。」修二が家に帰る。すると、かすみがハンバーグを作っていた。「私、ハンバーグは得意なんだよ。」父親と弟は大歓迎父親がブタの置物をかすみにわたす。塾があるから、と修二の家を出るかすみ。修二は、彼女が家から出ると、ハンバーグをゴミ箱へ捨てる。「せっかく作ってくれたのに」という2人の声も聞かず、かすみを追う。かすみに追いつく修二。「お前、何がしたいんだよ。」「野ブタのプロデュースに参加させて。そうしてくれたら、小谷さんの前から何も言わずにいなくなるから」翌日、かすみは野ブタに「桐谷君と仲直りしたんだ。桐谷君がプロデュースに参加しないかって言われて。」と野ブタの陶器を見せる。修二は、彰にかすみがすべての犯人だったことを話した。「ぶっとばしてきます」と彰。「女には暴力振るわないんだろ」と静止する修二。野ブタのことを考えると、かすみの要求を呑むしかなかった。「また、人を信じられなくなったらあいつ、一生自分の殻に閉じこっちゃうんじゃないかな」4人で、放送部の企画「突撃飯」の野ブタのギャグを考える。しかし、かすみが、「まじめに考えないと」と言う。「いや、まじめなんだけど」「それだと、生ぬるいんだよ。もっと内面を磨かせなきゃ。勉強だったり、ファッションセンスだったり。」「それだと、面白くないじゃん。何もない野ブタが何かやってるのが面白いんじゃん」「私は、小谷さんはみんなに認められる人になって欲しいんだよね」野ブタは「私、頑張るから」野ブタはかすみから、「スカートを短くしたら」、「髪の毛をしばったほうがいいんじゃない」、「おどおどしたしゃべり方を直せばいいんじゃない」と忠告を受ける。野ブタはかすみの要求を呑み、「突撃飯」のレポートをする。しかし「面白くない」と不評かすみに「元に戻したい」という野ブタ。「私じゃないみたいで」「プロデュースってそういうもんでしょ」修二も助け舟を出す。「いいじゃない。野ブタが元に戻したいって言ってるんだから」「何で甘やかすの。小谷さんのためにならないでしょ。そんなんじゃ進歩しないでしょ」「でも、辛抱したから、人にやさしくできない人間ができるんじゃないの。俺は人に優しくされたいから、人に優しくしようと思っているし」「まるで、子供ね」「俺は、がきですよ」彰の靴箱にまた、封筒が。それを取り上げる彰。すると、「今度はキスしているかもね」とかすみ。彰はかすみにそれを押し付けるように渡す。自転車置き場。「ねえ、抱き合ってる写真、見たんでしょ。なのに、何で、今でも2人といるの?」「修二と野ブタが1位なの。俺は2位」「強がっちゃって。誰だって1位になりたいでしょ。」「いいや、俺は2位でいいの」「どうして?」「あんた根本的に間違っているよ。人は試すものじゃないの。」「はぁ?じゃあ何なの」「育てるものなの」野ブタは、教室でかすみのペンケースを見つける。黄色のペンキがついていた。ブレザーの落書きも黄色、キーホルダーにかけられていたのも黄色のペンキだった。かすみが来る。「蒼井さんの、見つけたから」と野ブタ。「そう、ありがとう」とそれをひったくるように受け取る。「あの、水族館のおじいさん、今どうしているのか気になってるんだけど。会えないのかな?」「うん、あえないよ。だって嘘だだから」悪びれず、答えるかすみ。「あおいさんがやったの?お化け屋敷、壊したのも、テープ壊したのも・・・・」「そう、わたし」「なんで」「嫌いだから、うっとおしいから、3人で仲良しって気持ち悪いから」「じゃあ、友達っていってくれたのも全部うそなの」涙声の野ブタ「うん、うそ。もっと、仲良くなって、一番効果的なときに突き落とそうと思ったんだけど、残念だね」まり子が仲裁に入る。「泣いてるでしょ」「いいこと教えてあげようか。桐谷君と付き合っているの、この子なんだよ」「だから、何。」「無理しちゃって」と去っていくかすみ屋上で焼き栗を食べる、まり子と野ブタ。「ずっと嘘つかれて仲良くしていたほうが良かった?」首を横に振るのブタ。「私も、本当のこといってもらえてよかった。嘘つかれるの寂しいもんね」「でも、ずっと嘘をつくほうも寂しいかも」まり子は修二のことを思い出す。「そうかもね。(焼き栗)おいしい?」野ブタは翌日から、学校に来なくなった。「突撃飯」はかすみがやっているが、「面白くない」と不評。まり子は、修二と彰に、かすみがすべてを野ブタに話したことを伝える。「ありがとう」と修二。「小谷さんだいじょうぶだよ。受け入れるの大変だけど、できないことじゃないから」修二と彰が、家に来るが居留守を使う。「こうなるってわかってたのに」と修二。「避けられないこともあるのよ」と彰。次の日も野ブタは休んだ。昼休み、あおいの「突撃飯」が流れる。「面白くないよ。小谷を出してよ。」「あいつ、本当にまずいとき、まゆげがピクピク動くんだよな。あれを見られたとき、超ラッキーなんだよ」修二は、それを聞いて、これをビデオレターにして届けようと彰に。彰はテレビをカメラを取りにいった。修二はみんなに話す。「なあ、みんなに頼みごとがあるんだけど。小谷、このまま学校に出てこなくなるかも。でも、みんなの声が届けば、学校に出てこれるかも。あいつはそういうやつだと思う。だから、みんなの声をカメラに写して、あいつに届けたいんだけど、いいかな」無反応のクラスメート。「みんなが、俺の話なんて聞きたくないってわかってる。だけど、今回だけでいいから聞いて欲しいんだ。お願いします」深々と頭を下げる。「こうして、おれが言っている言葉がみんなに届いてないってことは死ぬほど怖いです」「大丈夫、届いてる」とタニがいう。驚く修二。「何だか知らないけど、協力する?」「だな、小谷復活のためだもんな」彰が、機材を持ってやってくる。盛り上がるクラス。ビデオが野ブタに届く。突撃飯のビデオを見て盛り上げっている。「やっぱ、小谷だよ」「私の弁当も取材してくださぁい」「小谷、カムバック」涙がほほを伝う。小さくガッツポーズ。翌日、野ブタは学校にくる。それを冷たく見るあおい。教室に野ブタが来ると、「待ってました」と拍手で迎えられる。席に着く。かすみに気づく。笑顔で拍手をしている。動きが止まる。彰の部屋で3人がいる。「あいつ、また何かすんのかな」「おびえてると思う。すべてばらされるんじゃないかって」「じゃあ、あんしんじゃん」「でも、暴発しないかな」気がつくと3人とも眠っていた。目が覚める野ブタ。「学校の屋上にきて」とかすみの手紙が。屋上に行くとあおいが屋上のへりのそばにいる。「ここから飛び降りたら死ねるのかな」「?」「赦してくれないかな。赦してくれなったらここから飛び降りる」「・・・」「赦してくれる?」「・・・赦せない」「じゃあ」とかすみはそばにあったいすの上に登る。近づく野ブタ。「こないで。最後のチャンスです。赦す?赦さない?」修二と彰が来る。「何してんだよ。」「蒼井さんが赦してくれなかったら飛び降りるって」「赦してくれる?」「人を試すのやめろって」と彰。「こういう風にしかできないんだよ」と修二。「なんでも知ってるんだね、私のこと」「飛び降りないで」「赦してくれるの。」「赦さない。でも死なないで」「それは無理。」かすみがへりを踏む。「ちょっとまって、お前、本当は赦して欲しいなんて思ってないだろ」と修二。「そうだよ。ただ、覚えていて欲しい。私がいたこと」かすみが飛び降りた。「あおいさん!」野ブタが言う。彰の部屋だった。修二と彰も起きる。悪夢を見ていたようだ。「蒼井が飛び降りたよな」学校へ向かう3人。教室でかすみが寝ている。起す野ブタ。かすみの目が赤い。かすみも同じ夢を見ていたのだ。屋上に行く。椅子が夢と同じ場所にある。恐る恐る、へりから下を見る。人が落ちたような穴があいている。穴を見にいく。野ブタがかすみの手をとる。「良かった。死ななくて」意外な言葉に驚くかすみ。かすみは「仲間に入れてもらったけど、思ったより面白くなかった。開放してあげる」と修二たちから去る。修二は、徐々に話しかけられるようになっていた。あおいが窓から外を眺めている。キャサリンが、何を見ているの?と訊く。「先生は、何か取り返しのつかないところに行った事ありますか?」「うん、あるね。」「一人で戻ってきたんですか」「うーん。友達と、かな。」「そうですか。」「友達が戻してくれた。」修二の父親の転勤が決まった。「人を助けられるのは、人だけなのかもしれない。誰かがいれば、取り返しのつかない場所から戻ってこれる。ここにいる限り、俺が道に迷うことはないだろう。」4人が同じ夢を見て、大団円を迎えるというのは、このドラマらしいですね。別のドラマで同様のことをしたら、私でも場合によってはすごく批判するでしょうね。でも、そういうふうにならないのが、脚本・演出のワザなんだろうなぁ。何か、心に残るドラマになってますからね。私は、前々回から、今後を予想していたんですが、見事に外しました。でも、ペンキで、野ブタがすべてに気づくというのは、強引かなぁと。やはり、私の予想の「おじいさんに再会して、かすみが孫でないことに気づく」のほうが良かった!(キッパリ)(でも、時間の都合上という問題もあるのかなあ?)かすみ、あれはあれで、まじめに考えを言っていたような。単に仲間になりたかっただけなのか?キャサリンとのシーン、よく考えれば千尋と湯婆婆のツーショット!!来週の展開が読めないですねぇ。かすみで最終回まで引っ張ると思ったので。。。修二の転校がテーマになるんでしょうね。でも、どんなストーリーになるんだろう?わかりません。でも、最近のドラマの最終回にありがちな「長い回想シーン」だけは勘弁して下さい。