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カテゴリ:TVドラマ(2006年冬季)
う~ん、有終の美を飾れたとは言えないかもしれません。
第1夜:「今、蘇る死」 一行で言うと、「そんなのあり!?」 角砂糖の仕掛けがうまくいって、物音が聞こえるシーンで、叔母さんが帰ろうとしたとき、天馬先生があわてて、話をするとき、「あれ、天馬先生も共謀してたっけ」と思い、古畑にやけに、音弥にとって不利なことを話すなあと思っていました。そして、おばさんが「ここ最近になって裏山の開発に反対し始めた」ということから、「天馬先生が操っていた」オチかと思っていたら、それですか? 不確実性要素が多いやり方です。催眠術にかけたって、殺人を犯すことは不可能に近いし。 蛇足ですが、音弥の案に対して幹部が、「それについては、すでにやっています」「すでに失敗しており、新規参入する余地はありません」というのは、ニッポン放送株を買占め、「放送と通信の融合」を掲げながらも、提案したビジョンは、かつてテレビ朝日を買収したソフトバンクが言ったこととさほど変わず、また、ムーハやトレソーラを知っているようではなかったライブドアへの揶揄!?・・・というのは考えすぎですね 第2夜:「フェアな殺人者」 一行で言うと、「これぞ、古畑」 やはり、古畑任三郎はこうでなくっちゃと思うお話。それに、イチローの演技もこのドラマの面白さを削るような演技ではなく、良かったです。 ただ、向島巡査を犯人側につけたのには違和感がありました。古畑のレギュラーに変化をつけては欲しくなかったです。 第3夜:「ラスト・ダンス」 一行で言うと、「やっぱり、それか」 「ザ・テレビジョン」で、松嶋さんが殺す妹と殺される姉を演じ、さらに「視聴者が騙されてしまうようなトリックです」というプロデューサーのコメントから「姉妹が入れ替わる」というものかなと思って見ていました。 そしたら ・タバコを買ってくるように言った後の「あなたって変なこと考えるわね」というセリフ ・古畑とカフェテラスにいったとき、古畑を少し探していた ・車を使わなかった ・話すトーンが違う(松嶋菜々子さん、お見事) で、「やっぱりそれか」と思いました。 犯人を推理で追い詰めていくシーンが少なく、寂しかったですね。前の2夜は、それがあったのに。 でも、ラストシーンがいつもと変わらないかったのは良かったです。「終わった」と感じさせずに、完了する。これぞ、古畑の世界観!! 全体を通してみて、ネタ切れしているんだなと感じてしまいました。 でも、長い間楽しませて戴きました。ありがとうございました。 ちなみに、一番好きだったのは明石家さんまさん演じる弁護士の回です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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