|
テーマ:ブラジル生活(499)
カテゴリ:サンパウロの生活
ブラジル人は年末から正月にかけて、ビーチで過ごすのがステイタス&理想だ。
クリスマス後からの一週間あまりをビーチですごすためには 海辺の別荘が必要になる。 それがない人は 友人や親戚のつてを巡って、居候させてもらったりする。 そのつてもない人は リゾートホテル宿泊及び家をレンタルすることになるが、大抵年末は1週間から十日間のパックになっていて、値段も少なくとも10万円以上もしたりするのである。 ビーチで年末年始を過ごすことが羨ましがられるのは そういうハードル&金銭的余裕という理由からでしょう。 さて、私はというと、年末年始、毎日朝寝坊、だーらだらと好きなところに出かけたり、ネット三昧の毎日。 物凄く幸せである!!!(笑) しかし、世間は元旦を過ぎると、2日からはまるで何事もなかったかのように普通の平日にもどってしまうのだ。 そんな世間が普通に忙しくしているというのに、たとえ休日だからとはいえ、だらだらと生活しているのはかなり後ろめたく感じる。 結局だらだらしているんだけど、心はちょっぴり後ろめたく、手放しでリラックスできないのが辛いところだ。(笑) ところで、ブラジルに来た頃の私は「ブラジル人の海好き」に辟易したものだ。夏になると毎週末海へ繰り出す。 真っ黒に日焼けして戻ってくるのだが、その日焼け肌を誇らしげに披露し、周りに 「海いったの?いいねえ・・・。」 と、必ずといっていいほど羨ましがられる。 ブラジル人は夏になると、休みに行くところは 決まって「海」である。 日本で10回も海に行ったかも怪しい私は ブラジル人が皆虜になっているその海の魅力が知りたく、頑張って海へ通ったこともある。(爆) その結果、 *海は暑い。 *日焼けは暑く辛い。 *海水は塩辛い(当たり前だが)。 *海の中はずっといると体が冷えて、堪える。 *とにかく砂だらけになって、ずっとじゃりじゃりして不快。 と、逆に海嫌いになってしまった。(逆に子供たちは凄い海好きになってしまったが) 遠くて、暑くて、砂がじゃりじゃりする海のどこがいいんじゃ?? 以来、ずっと理解することのできなかったブラジル人の海好きだが、最近ようやく分かったような気がする。 ブラジル人は だらしなくごろごろしたいんだね! 普段忙しく働いているビジネスマン、休みには思う存分だらだらゴロゴロ何もせずくつろぎたいと思っている。 でも、家族サービスもしなければならないし。 その希望と義務が両方こなせる場所・・・それはビーチなのです。 ビーチまで行ってしまえば、後はごろごろし三昧。 家族は適当に遊んでいるし、ビーチはリゾートだから、朝寝坊は当たり前、時間のけじめもなくお腹がすいたら海辺のキオスクで何かをつまみ、昼間っからビールを飲み、毎日同じようなTシャツ&短パン&ビーサンでも誰にもとがめられない。 しかも、気分転換でき、同僚からは羨ましがられる。 結局、家でごろごろと、海での休暇は同じなんですね。 ただ違うのは 費用がかかっているかどうか。 他人に羨ましがられるかどうか。 家でごろごろは 格好悪いもんね。 寝坊して、しわしわTシャツでそのままソファへ移動し、テレビ鑑賞。 お腹がすけば昨日の晩の残りのピザをかじり、そのまま眠くなり、ソファで爆睡。気がつけば、あらまあ もう夕方ではないの?の生活はね・・・。 なんだか、謎が解けたようで、すっきりとしたLUANAでありました。 さて、今日もだらしなく生きるか! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[サンパウロの生活] カテゴリの最新記事
|
|