ココロの森

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  『回転ドアは順番に』穂村弘・東直子

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）ある春の日に出会って、ある春の日に別れるまでの、恋愛問答歌。短歌と、そこに添えられた詩のような断章で、男と女、ふたりの想いがつづられる。紡ぎ出された言葉のひとつひとつが、絡み合い、濃密な時間を作り上げていく。短歌界注目のふたりによる、かつてないほどスリリングで熱い言葉の恋愛。文庫化にあたり、ストーリーに沿って１章ごとにふたりの自作解説を付加した。 うわーーー　ヤラレターーーーーー！！！普通に出逢って、恋して、愛し合って、別れるだけかと思っておもいっきり油断して読んでたら最後のこの切なさはナンだ！！！この感動はなんなんだ！！！解説の金原瑞人さんも書かれてたけど　作家よ、小説家よ、　この物語を超える「サイバーラブ」を書いてみろ！である。ちょっとした短篇よりも変にあれこれコジツケた長篇よりもずっとずっと手軽に読めてずっとずっと感動できるすんばらしい一冊です。構成の柱となっているのは両氏の往復短歌だけれど内容はメロメロのラブレターだし歌を補う会話や独白がはさまれているので「短歌ってムズカシくてわかんなそう…」という向きにもお薦めですたとえば、こんな風に。　*　　*　　*　ひまわりの擬態を一晩したままであなたを待っていました　ここに＊夜のあいだじゅうずっと思っていたことを、　朝のひかりがゆっくりと消してゆく。　目を閉じようと思えば閉じられること。　目を開けようと思えば開けられること。　そんなふうに、気持ちのままにすべて動いているのだよね。　ひまわりがひかりの方にゆっくり顔をあげるのも。　強すぎるひかりに、しずかにうつむきはじめるのも。　ここで動かずにいることも。　ここにいて、よかった。　夜がきれい。　窓という窓から月は注がれて　ホッチキスのごとき口づけ　*　　*　　*17文字という世界一短い詩の世界なので、甘すぎない、けどずキューんとくるところもイイ　天沼のひかりでこれを書いている　きっとあなたはめをとじている　雲を見て飲む熱いお茶　わたしたちなんにも持たずにここに来ちゃった　　風鈴の似合う青空ひつようなものはたったひとりの瞳恋の始まりのせつなさと戸惑いと真っすぐな気持ち。でもこんなのもあったりして。　　　　（すべてをしりたくて、しらせたくなる）　ゆびさきの温みを添えて渡す鍵そのぎざぎざのひとつひとつに　　東さんはともかく、あの「世界音痴」のほむほむが、こんなロマンティックな歌を？！と、エッセイしか読んだ事のないかたは最初引いてしまうかもしれませんが(笑）途中からは引き込まれ、最後は逆転ホームランです

  2009.11.30

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  『母 』石牟礼道子詩文コレクション 2　

  こんな上質なエッセイがさらさらと書けたらどんなにか幸せであろう。書き手としては勿論、読み手としても。解説の米良美一さんが書かれているように　まるで情感あふれる楽曲の名旋律ののように、　美しい抑揚を備えた音楽のフレーズのよう　な文章で　非常にメロディアスなのである。唱歌「ふるさと」や「里の秋」を聴いているかのような慕情。本書の中に道端の山菜を摘みながら「早春賦」を口ずさむ話があるのだけれどそのせいばかりではないだろう。一編一編はとても短いのだけれどこの詩的で端正な文章は、完成された一枚の絵画のようだ。著者の石牟礼さんは熊本県の天草の、長閑な地域で育った。幼い頃のご実家は大きなお家で使用人やら近所の人たちが何人も出入りしていてはっきりとかかれてはいないけれどどうやら庄屋さんか名主さんだったようだ。家の仕事や村の道路の整備などなにかにつけて集まってくれる、そんな人たちのために石牟礼さんのご母堂はおまんじゅうを何十個もこしらえたり、漬け物やら煮しめやらをたくさん仕込んだり、ヨモギを一年分くらい摘んできたりしていて、農作業の合間にそういうことをしているときがいちばん嬉しそうだったという。その後、お家がうまくいかなくなり住み慣れた村から町のはずれにひっこしてご母堂は行商をしていたそうだけれど昔、世話になったからとかつての村の人たちが祭り用のあれやこれやをわざわざ彼女にたのみにきて「これを使ってもってきて下さい」と新品のリヤカーを寄進してくれる話はひとのこころのあたたかさというものにおもわず目頭が熱くなった。そんな、石牟礼さんが大好きだったご母堂とのいくつもの思い出が野に咲く花のようにちんまりと、しかししっかりと心の大地に根を張ってそこから培われた感性がきらきらと輝いてゆれている。名前を覚えきるまで一緒に摘まされた野花のこと、井戸端の水路で鍋釜の底をこそげ落としていたせいで近年まで爪など切らなくても自然とすり切れていたという煌めきつつもなんとなくものがなしくもなるような思い出、お正月の獅子舞におひねりをあげたこと、お遍路さんの少女にほどこしをしようとしたらその子に足がなかったこと・・・。「はるの」さんという、その名の通り狂人の母親をかかえながらもうらうらとあたたかな人柄だったというご母堂の、無学だけれどその辺の哲学者よりもずっとこの世の事をわかっていたというご母堂の、その母を誇り慕う著者の思いが野を渡る風となって読者の心に吹き込んで来る。「詩文コレクション」という名の通り本棚にそっとそろえておいて時折取り出しては美しい文書に触れたくなる、、、そんな、懐かしくなるような切なくなるような『母』へのおもいがむねいっぱいになるような一冊だった。

  2009.11.28

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• 「子どもなオトナ」度チェック

  mix◎のコラムにあったのを思わず引用。●気がつけば、何かにつけ親や夫(妻)、上司、会社などのせいにしている ●理想の異性の第一条件は、自分を包み込んでくれる包容力や癒し ●見返りもないのに、他人に施しをするのはイヤ ●気がつけば、自分のペースで話しているか、逆に聞き役に徹していることが多い ●遊びや仕事の計画を、自分主導で進めたことはほとんどない ●挨拶やお礼、おわびをいうのは苦手 ・・・いますなあ。こういう人私の周りにも全項目あてはまるかたが数名いらっしゃいます。一番目のようなひとはヒト様のせいにするばかりでなく、環境や境遇、時代風潮などなど、ありとあらゆる理由をこじつけますね。恵まれている部分は「そんなのあたりまえ」で感謝もせず、いたらない所ばかりに目を向けて「もっともっと」と要求しているように思います。二番目は、私も独身時代はそうだったのであれこれ言う資格なし(爆）今は相手にそれを求めるならば、自分もそうであらねばならぬ、と気づき、そんな広いココロは持てない、と悟ったのであります三番目は例によりけりかな、と。たとえば落とし物を拾ってあげたり、両手の塞がっている人にドアを開けてあげたりする場合。『「ありがとう」と言ってもらえなかったらいやだから無視する』というひとはあまりいないと思いますが値の張るものを何度もおくったのにお礼状のひとつもなし、とか何度も頼まれ事を引き受けているのに、こちらが一度だけとお願いしたらイヤな顔をされたとか、そういうひとはやっぱり、今の世の中、敬遠しておくほうが『オトナ』なんではないのかな、と。四番目はどうなんでしょう。自分のことばかり喋っている人は論外ですが、上手な「聞き役」に徹することができるひとって私から見ると、ものすごく「オトナだな」って思います。五番目は自分の場合、仕事はさておき(笑）遊びは率先して色々計画立てます。面白そうな事をあれこれ考えるの、大好きです六番目は・・・逆にこれさえやっておけば他はあまり喋らなくてもなんとかなる、という気がするんですが・・・当たってるような外れてるようなこのテスト、どうなんでしょ？

  2009.11.26

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  詩はどこへ行ったのか

  今朝の朝◎新聞に詩人・谷川俊太郎氏のインタビューが掲載されていてたいへん興味深く読んだ。その昔、文学青年のたしなみであった詩が最近ではほとんど読まれなくなり、社会から消えつつあるのではないかという危惧について氏は、漫画もコスプレもポエジーだとおっしゃっていてまさに目から鱗たしかに少女漫画や、一時話題になったゴスロリのコスプレなどは氏のおっしゃるように言語化や定義付けがしにくい。自分自身や大切な相手との言葉にならない感情や雰囲気を視覚に訴えることで昇華させている。それらを詩情と結びつける事は比較的易いが転じて「スラムダンクにも詩情はあるのではないでしょうか」とまでもっていくとは！さすが天才だ。センスに脱帽。「詩」とは本来、掴みきれない、表現できないものを言葉を使って現すものだ。氏は　古池や蛙飛び込む水の音という芭蕉の句を例に取り「メッセージは何もないし　意味すらないに等しいけれど、　何かを伝えている。　（中略）　そういうものが重要です」と語る。そういう、悪く言えば言葉足らずな、アナログでアナロジーなものが本来の詩であるのに最近はデジタル言語があふれかえっていて言葉が肥大化しているとおっしゃる。本当にそう思う。皆が余計なことを言いあっていてその余計な事を聞いたり読んだりした人たちが更に余計な事を考えて内も外も、どこもかしこも言葉が過剰なのだ。インターネットで「詩」を公開しているひとたちもたくさんいるけれどそのことについて、谷川氏は「ネットの問題は『主観的なことばが詩』という誤解に陥りやすい事ですね。　ブログが単なる自分の心情のハケ口になっているとしたら、　詩の裾野にはなりえないでしょう」とおっしゃっていて、溜飲が下がる思いがした。私の主観に更に自分の主観を上塗りした「詩」をいまだ書き続けていらっしゃるアレンジャーさんにこの言葉をそっくりそのままおくりましょう(笑）（いまだにちょくちょく足跡つけに来るんですよねえ。。。　足跡を見るだけでも、ホント、心底イヤな気分になるのに…　わざと時々足跡付けて、私が自然消滅するのを狙っているのでしょうか？　盗作するくらいですから他人の気持ちなんておかまいなしなんでしょうが。。。　　なんというか、むなしいです。。。）

  2009.11.25

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  青蓮院へ

  京都の青蓮院に行ってきました。といっても紅葉狩りではなく特別公開されている国宝・青不動明王がお目当て。皇室縁のこの寺院で平安時代から代々受け継がれているというたいへん霊験あらたかな秘仏画で青蓮院内で公開されるのは、お寺が建てられて以来、初めてということ！しかも不動明王は私の千支である酉年生まれ守護仏でもあり、特別公開中は、毎日護摩もたかれるとか。これはぜひとも行かねばならぬ！当日はいまにも雨が降り出しそうな天気だったのですが3連休の中日ということもあり、さすがに混み合っておりました。私たちは電車で行ったのですが停めちゃいけないところにとめている車、曲がっちゃいけないところで曲がる車、たくさん見かけましたそういう「自分さえよければ」という煩悩を焼き払ってくれるのが不動明王。見かけは怖いですが、いい仕事します円山公園のほんのり色づいた紅葉を見ながら青蓮院へ。拝観料を支払うとちいさなお守り札と、お願いごとを書き入れるお札をいただけます。まずは本堂の中を見学し、中からお庭などを拝見。清水寺や嵐山のほうは見頃だったようですがこちらはまだもう少し、といった感じ。ここは紅葉よりも、やはり新緑のころに訪れるのがいちばんいいような気がします。紅葉で有名な永観堂や常寂光寺、石庭が世界遺産の竜安寺なども緑の季節の庭のほうが、私は好きです。狙っていった訳ではないのですがちょうど14時から始まる護摩の時間に青不動の前に辿り着きました。お願いごとを書き入れて、青不動さまの前におさめ、手を合わせます。平安時代に描かれたとは思えぬほど色鮮やかで力強い不動明王は息をのむような迫力でお詣りの価値はおおいにあると感じました。ちなみにHPによると、青不動さまのご利益は・・・身に降りかかる災いをおさめ、滅する信念を持って努力していることが報われ、道が拓ける物事が達成される、願いが叶う弱い心に打ち勝ち、自分の悪いところを正していく力をいただく病やけがなど病魔に冒されたところが回復するなどだそうです。このようなお願いごとのある方はぜひぜひお詣りをお薦め致します。ちなみに私は「文才向上」を祈願しました護摩壇の前の、高座に座ったお坊さんがなにやら手早くさまざまな印をむすびながら聞き取れないような小さな声でお経をあげていき、ひととおりの準備？が整うと横で色々お手伝いをしていたお坊さんが「では皆さんご一緒に般若心経を」とおっしゃって参拝者と一緒に般若心経を唱和。とはいっても大部分の参拝者は唱えられないので手を合わすだけ私も手を合わせつつ、滅多に見られない護摩祈祷を見学。般若心経から不動明王の真言の唱和へとうつるころには（もうこうなると唱和できるひとなど皆無）参拝者がお願いごとを書いておさめた護摩木のお炊き上げの炎が赤々とあがり高座に座っていらっしゃるお坊さんの袈裟やお顔を染め上げます。壇の周りの縁側には見物の人がいっぱいでしたが天気のせいかお昼どきという時間のせいかごったがえすほどではなく少々風が身に染む中、30分程で終了。いやいや、なかなかこういう機会はないので見学できて良かったです。そのあとお庭をぐるりと巡っていると雨がぽつり。おもわず早足に。お庭の茶室ではお茶会も開かれておりました。お庭もなかなか雰囲気があってよかったですがそれよりなにより、ここ青蓮院はそのシンボルともいえる、大きな楠木が見事なんです！何かの精霊が宿っているに違いないと思われる巨木が境内に5本ありいずれも京都市の天然記念物に指定されているのですがなかでも四脚門横の楠木は前を通るたびに強烈に清浄な気を感じます東山界隈では、こういう気を感じるられるところはあまり多くないのですが中でも境内に入らずに（拝観料を払わずに）気を感じられるのは、ここともう一カ所のみ。その楠木の隣りにある鐘楼の鐘は自由につけるので興味のある方は、ぜひどうぞ

  2009.11.22

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  『私の男』桜庭一樹

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか？この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―。黒い冬の海と親子の禁忌を圧倒的な筆力で描ききった著者の真骨頂。 圧倒された。物語に、筆致に、題材に、世界に。最近の直木賞＆芥川賞受賞作はどれもいまいちピンと来なくて、この人がとるならあの人でしょ、とか、同じ作者でも前の候補作のほうがよかった、とかいう場合が多いのだけれど桜庭さんの場合は、賞を取るならこれだったな、と思った。本作より前の『赤朽葉家の伝説』でも本作より後の『荒野』でも『ファミリーポートレート』でも受賞は難しかっただろう。著者が持っている、いい意味でのダークな持ち味が昇華された秀作。家族に、家族として愛されず、常に孤独だった父と娘が時を置いて再び出逢い、愛情と、血脈と、同じ境遇の人間を探り当てた嗅覚とで、もう、お互いにお互いしかいないという、閉ざされた世界で強力に結びついていく。「このひとがいなければ生きていけない」などと、普通の恋人同士が妄想に陥るのとこのふたりが同じ台詞を言うのとでは重みが違う。この二人の場合、それはまったく、文字通りの意味だからだ。禁忌を犯してまでも愛し合う自分たちに自己陶酔しているわけでもなくお互いの愛を過信するがゆえの傲慢でもなく己の命をいたずらに軽んじているわけでもなくただただ、純粋に「このひとしかいない」からこそ、どこまでも落ちていくふたり。二人で暮らすことができてはじめて「生きる」ことができてはじめて「家族」ができて同時にそれは、当然いつかくる「破滅」への道でもあってその道を遡って描く事によって著者は人間にとって、いちばんつらいことを描いていく。愛しいひとが去ることよりも、津波や事故で家族を奪われる事よりも、もっと深い、根元のところで、人を傷つけ、壊すもの━━。養父である淳悟にも娘の花にもどちらにもまったく感情移入はできないけれどそれでもこれだけの重い内容で読者を共感させることができるのはほんとうに凄い事だと思う。こんなに柔らかく読みやすい文体なのに、恐ろしいほどに力がある。桜庭さんの才能だ。もっともこれは他作を先に読んだからこそ言える感想であって彼女の作品としてこれをいちばん最初に読んでいたとしたらおそらくかなり引いてしまうか、斜に構えてしまったように思う。そのくらい、内容は強烈で、受け付けない人もたくさんいるだろう。でも、一読の価値は、おおいにある。個人的には、まだ幼かった頃の花が閉鎖的で人々の結束の強い田舎町の町役のような大家族のようすを「家のかたちをした生き物のようにうごめいて、わたしを飲み込んでしまった」と書いてあるところが大いに共感できた。私は今でも、それを感じる。とても　強く。　それは、海のように圧倒的な「無言の圧力」を持っており、その前で、私は無力だ。閉ざされた世界の物語に私が引かれるのは「善意」や「常識」の真の恐怖を知っているからかもしれない。

  2009.11.18

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• 新月＆獅子座流星群

  11/17 (火) 04：14 ※に新月を迎えます。 が、今回の新月も8時間すべてがヴォイド・タイムに入ります。新月のお願いを書こうと思っているかたは、17日お昼14時23分以降にお書きになる事をお薦め致します。◆今回の新月直後～2日後までの間のヴォイド・タイム◆ （星の並びがよくなく、トラブルが起きやすい時間帯） 　　　11/17(火)04:14 ～14:22 　までの間※今回も、新月後8時間すべてがこの時間帯に入ります。ご注意下さい！今回の新月は蠍座で起こります。蠍座のお願いキーワード等はこちらをご参照下さい。　+　　　+　　　+　　　+　　　+そして、明くる日の明け方11/18（水）の午前6時過ぎ頃、獅子座流星群が極大をむかえます天中よりやや東側、獅子座近くを眺めていると一時間に数十個の流れ星が観測できるそうです詳細こちら↓国立天文台　獅子座流星群情報「Astro Arts」獅子座流星群特集放射点から放射状に流れますので視野を広く持ったほうが見つけやすいです。今回は新月と極大が同日なので月明かりもなく雲さえなければ絶好の観測日和となります。　関西地方はあいにくの曇り空のようですがひとりでも多くの人が流れ星を拝めますように　　*　　　*　　　*　　　*　　　*藤紫的　星読み　今回　蠍座24度で起こる新月のサビアンシンボルは　　　『霊感を受けた人の「山頂の垂訓」を聞いた後、人々は家路につく』蠍座の後半（16～30度）は信仰という意味合いが強くなります。不思議なシンクロや、出逢い、体験などを通じてなにか目に見えぬ大いなるものに導かれたとしか思えないような出来事に宇宙の神秘を実感するひともいるかもしれません。しかし、本当に大切なのは神秘的な体験、それ自体ではなくその体験がもたらしてくれる「現実の変化」なのです。たとえば、だれかが神様や守護霊、マスターたちの「言葉」を聞くことができたとしても、それは一種の特技であって（絵や歌が素晴らしく上手な人がいるのと同じです）別にその人自身が偉いわけではありません。たいせつなのはその「言葉」を聞いたひとが、それを実行できるかどうかです。どんなに素晴らしい体験をしたとしても、どんなに素晴らしい宗教を信仰していたとしても、実生活に活かす事が出来なければそれは単なる現実逃避にすぎず、何の意味も持ちません。また、実際に活かしていたとしても暮らしの中で摩耗させ、本来の意味とかけ離れたものになってしまったり、理想を追い求めるあまり周囲に迷惑をかけるようでは意味がありません。最近の出来事のなかで「怖いくらい偶然が重なる」「諦めてた事が不意にうまく行った」と思う事、あるいは逆に「ことごとくうまく行かない」「いつも邪魔が入る」「最近すれ違いが多い」と思っていた事柄について、なぜそうなるのかを、改めてよく考えてみるといいかもしれません。前者は「自（みずか）ら」が本当に心から望んでいる事柄に多く、後者は「我」を押し通したい場合が多いのです。「我」とは、見栄や体裁、我が儘、意地など自分がこうありたい、こうでなければと思い込んでいるだけの仮の姿です。山の上に降った雨が、高い方から低い方へ、河から海へと、最短距離で自然とその道を流れるように運命の河も、自然とその道を作るように思います。回り道に思えてもその道こそが自分の人生に必要な最短コースなのではないでしょうか。

  2009.11.16

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  『完全版・本朝奇談(にほんふしぎばなし)天狗童子』佐藤さとる

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）数奇な運命に生きる相模大山のカラス天狗・九郎丸が、戦国時代の関東の夜空を翔る、壮大な歴史ファンタジー。二〇〇七年、「赤い鳥文学賞」「赤い鳥さしえ賞」受賞の『本朝奇談天狗童子』の結末が増補されて、軽装版で出版。佐藤さとるさんは、私が一番好きな童話作家。本作は、ずいぶん以前に書かれた物語に修正に修正を重ねた完全版。なるほど、こういう結末になったのね～大好きな「コロボックル」シリーズでもそうだけれど佐藤さんが描く世界は「ここではないどこか」へ連れて行ってくれるようなファンタジーではなくていま、この世界がそっくりそのまま童話の世界であるかのような、登場人物たちが自分のすぐ傍にもいるんじゃないだろうか、いや、絶対いるに違いない！！！と思えるような、そんな不思議なリアリティがあります。まるで異次元へと繋がる秘密の通路を探り当てたかのように思えて小学生の頃、著者の作品に出逢った私は物語自体を宝物ように感じたものです＜本書あらすじ（ネタバレあり）＞舞台は戦国自体の相模と上州。上州・否含山（いなふくみやま）の山番・与平じいさまは笛の名手で気ままな山番仕事の合間に自作の笛を吹き鳴らすのが楽しみだった。ある晩、じいさまの笛に聞き惚れた大天狗とカラス天狗の九郎丸が現れる。「九郎丸に笛を教えてやってほしい」と頼まれ、九郎丸をあずかる事になった与平。大天狗は九郎丸の天狗蓑をするりとはずすと九郎丸はふつうの人間の子の姿になった。驚く与平に大天狗は「この蓑を大事にあずかっているように。　羽織ったりすると脱げなくなるから決して羽織らぬように」と言いおく。笛の上達も早く、手伝いもよくする九郎丸と約2年の月日をすごすうち与平はだんだん九郎丸を天狗に戻したくなくなって来る。蓑を焼いてしまえばいい、お咎めを受けても老い先短い自分の命と引き換えなら…と思った与平が蓑を火にくべると、破裂して失敗。事の次第を告げるために、中途半端に焼けた蓑を羽織って相模の山に戻った九郎丸は思いもかけない自身の過去を知る事になる。生まれたときから天狗なのだと思っていた九郎丸は、実は関東屈指の武士の家の嫡男だったのだ。父に会うため、九郎丸は慣れ親しんだ天狗の生活を捨て、人間界へ戻る事にする…与平が九郎丸をいつくしむ気持ち、九郎丸を兄と慕う茶阿弥（ちゃあみ）、弟子というより実の子のように九郎丸を見守る大天狗。それぞれの思いがほのぼのと読み手の胸をあたためます。読み終えたあとには電線にとまっている、そこいらのカラスたちにもふとあたたかな眼差しを向けてしまう事ウケあいです

  2009.11.15

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  『黒百合』多島斗志之

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）「六甲山に小さな別荘があるんだ。下の街とは気温が八度も違うから涼しく過ごせるよ。きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。一彦という名前だ」父の古い友人である浅木さんに招かれた私は、別荘に到着した翌日、一彦とともに向かったヒョウタン池で「この池の精」と名乗る少女に出会う。夏休みの宿題、ハイキング、次第に育まれる淡い恋、そして死―一九五二年夏、六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす少年たちを瑞々しい筆致で描き、文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。 昨年度の週刊文春2008傑作ミステリーベスト10の中で一番気になった一冊。やっと順番が回ってきました　＾＾;)この作家さんの作品は初読みなので、本作のポジションはよくわからないんですけどもなが～～～く待っただけのことはあったかも。ドロドロとグロテスクな描写がないのも私好みでした。ひとりの少女とふたりの少年の淡い恋物語を中心に、少年たちの父親が若き日にベルリンで出逢ったひとりの日本人婦人や少女の叔母の女学生時代の恋の思い出などが挟み込まれていて、このふたつの時間軸がどうやってつながるのか、最後の最後までわからなかったんですがぼんやりと「ひょっとして…？」と思いながら読み進めていたことが土壇場で見事に裏切られました（もちろん、いい意味で）ミステリーなのであまりネタバレ感想は書けないんですがこういう、半分霞がかかったような種明かしの仕方は活字ならではの楽しみ。ドラマや映画ではこういう読後感は得られないだろうなあという意味で一読の価値はありそうな気がします。　*　　　*　　　*ちなみに、この作品は上記リストで7位でした。他の9作は以下の通り。1位　『ゴールデンスランバー　A memory』　伊坂幸太郎2位　『ジョーカーゲーム』　柳広司3位　『完全恋愛』　牧薩次4位　『告白』　湊かなえ5位　『新世界より（上）』　貴志祐介6位　『カラスの親指　By rule of crow’s thumb』　道尾秀介8位『山魔（やまんま）の如き嗤うもの』　三津田信三9位　『ディスコ探偵水曜日（上）』　舞城王太郎10位　『ラットマン』　道尾秀介今年もこういうベスト10が発表される季節になってきました。。。「このミス」はあまり興味がないんですがいつも順位に一言申し上げたくなる「本屋大賞」には興味があります(笑）

  2009.11.14

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  『きのうの神さま』西川美和

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）『ゆれる』で世界的な評価を獲得し、今、最も注目を集める映画監督が、日常に潜む人間の本性を渾身の筆致で炙りだした短編集。『ディア・ドクター』に寄り添うアナザーストーリーズ。 （DVD『ディア・ドクター』）映画『ゆれる』で一躍脚光を浴びた西川監督の二作目の小説。前回の直木賞候補作にもなった佳作です。　『ゆれる』（DVD　/　文庫）まず、印象的なのがこの装丁。強風に豊かな枝葉を揺らす木立の表紙絵は、その扉を開けると、上下逆さまの、風にたなびく草原に立つ淋しげな木へとその姿を変えます。現実の、この世界もおなじこと。視点を変えれば、世界も変わる。現状は同じでも、ちょっと見方を変えるだけで世界は180度違ったものにも見えるのです。この短篇集に収められた主人公たちも、みな、現状に不満を持ちながら、抜け出すことも放り出すことも出来ず、永遠に続くかのようなマンネリの日々を耐えていますがその対極とも思える出来事や人との出会いによってふと、何かが変わります。田舎に住む受験生の少女は、バスの運転手との会話によって。市街地の大病院に勤務する医師は、僻地に3日間赴任することによって。評判の高い小児科医の夫を持つ妻は、その結婚とその後の事故によって。僻地から都会へと戻る若い医師は、後任の老医師への引き継ぎによって。父と兄の溝を埋めたかった弟は、父が突然倒れたことによって。現状はそのままなのに、ふと何か、別の道が開けたように思える━━。このあたりのカラクリも、映画監督ならでは。内容は、僻地での医療云々というこむづかしい話ではなく、「人生」という厄介ごとをまるごとそのまま受け入れることの難しさを描いたものが多かったです。僻地の医師が、老人たちの生活の観察や愚痴の相手も仕事のうち、と達観し、古い慣習ののこる土地そのままをまるごと受け入れる事の明と暗。そして、他人の人生をまるごと引き受けるという妻という立場や介護という仕事の明と暗などがないまぜに描かれており、その綺麗ごと一辺倒ではない生き方、描き方に共感を覚えます。誰にも言わないから死ぬ注射をしてほしいと懇願する老婆。愛する祖母のため、人生で一番輝ける時期を家に籠って介護で過ごす孫娘。自分の目指す医療をまげ、村人の要求をまる呑みしないことにはそこに暮らす人々の信頼を得る事が出来なかった若い医師…それぞれの葛藤、逃れられない生きる苦しみ。だからこそ、自分とは対極の誰かに、きいてほしい・・・タイトルの『きのうの神さま』とはそんな、生き難い自分が縋ってきた「だれか」なのかもしれない。本当の神様ではなくて行きずりの誰かであったり、家族であったり、そんな、「だれか」が、誰かの神様なのかもしれないな、と思いました。文章も、特別細密な風景描写があるわけではないのにありありと目の前に映像が浮かぶように描かれているのが不思議。特にこの物語全体の世界観を表すような「ありの行列」の中の一文が、印象に残りました。　　*　　*　　*　　*　　*老医師によれば、あの老人の衰え方は、ここ三ヶ月かけて非常に着実な下降線を描いているという。彼自身も、彼の家族も、それに歯止めをかけようとするものはいない。（中略）「歯止め」とはしかし「蘇生」ではなく、下降線の傾斜の形を狂わせて一時的な回復に導き、生きながらえさせることである。しかし巣へ戻ろうとするありの行列に障害物を置いたときのように、一度方向を見失わせても、またすぐに元の定点=死を目指し、ゆっくりと、しかし確実に、下降は再開する。もしも下降に手を出す事をやめたら、それは見事なまでに正確に、迷いなく、緩やかに、美しいカーブを描いて定点に沈んでゆくのだ。　　　　　　　　　　　　　（　本書「ありの行列」より抜粋　）　*　　*　　*　　*　　*映画は未見ですが生きることを真摯に見つめているかただなと感じました。

  2009.11.09

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  【文楽】心中天網島

  近松作品の中でも最高傑作と言われている『心中天網島』（しんじゅうてんのあみじま）を観てきました。今回はひとり文楽鑑賞です。ライブでもイベントでもガンガンひとりで参加してしまうワタクシ。文楽の一人鑑賞も何の問題もございませんw公演の際は、いつも床本とあらすじの書いてあるパンフレットを購入し前もってあらすじを頭に入れておくのですが今回のパンフにはこんな折り込みが。タブロイド版の号外のようですw人物相関図もあってわかりやすい裏面には当時の大阪の古地図や商い番付の写真もあり、主人公・紙屋治兵衛（かみや ぢへい）の店が小結に番付される程の大店であったことがわかります。本作は実際にあった心中事件に基づいて書かれたものです。＜あらすじ＞老舗の紙問屋の主人・治兵衛（28才）は遊女・小春（19才）と恋仲になって3年。小春に横恋慕する、成金で横柄な態度の太兵衛に小春を取られてはなるまじと仕事もせずに新地の遊郭に通い詰め、店が傾きかけるもおかまいなし。その費用は妻のおさんが自身の着物を質に入れて補っていた。おさんと治兵衛は従姉妹同士でおさんの実家には借りもあり、何よりも心根の良いおさんに惚れている治兵衛は別れるに別れられない。しかし、小春に入れあげるあまり、死まで思い詰める治兵衛。おさんは小春に「大事な夫を死なせたくない。　女同士、つらい胸の内はわかるが、どうか夫と切れて欲しい」と手紙を書き、小春は泣く泣く承知して小芝居を打つ。小春の心変わりに「人の皮着た畜生女」と罵る治兵衛ところが治兵衛から太兵衛が小春を身請けする話を聞き、おさんは「小春は死ぬつもりだ。　小春の心変わりは芝居で、私が別れてくれと頼んだのだ」と打ち明ける。「夫を助けるがために小春に死なれては女同士の義理が立たない。　どうか小春を身請けしてほしい」と涙するおさん。今日中に太兵衛より大金をつまなければ小春は身請けできない。全財産を風呂敷に詰め込み、今まさに身請けに行こうとするところでおさんの父がやってきて、箪笥がすべて空という現状に激怒。おさんを連れ帰ってしまう。おさんに去られ、小春の気持ちも知った治兵衛は様々な因果にからめとられて身動きがとれなくなり、小春とともに死に路へと赴く・・・毎度のことですが、まぁまたこのボンボンがほんと～～～～～～～～～～～～～～～にしょーもないヤツでして…世話物にかぎったことではありませんが文楽の主人公の男というのは、ホンにアホばっかりでつれあいの女性がみな賢く健気なだけに、可哀相でなりませんことに、今回の治兵衛の女房・おさんはそこまで許せたら神と思える程の献身ぶり。小春を身請けさせ、自分はどうするのかと問われれば「子供の乳母か、飯（まま）炊きか、　隠居なりともいたしませう・・・」（とヨヨと泣き伏す）って、アンタ、まだ20代でしょ？！子供は4歳と6歳だよ！　隠居ってどうよ？！そんな観音様のようなおさんに比べ、小春に逢いたいが金がない治兵衛は小春と侍客（実は変装した治兵衛の兄）の様子を障子の外から覗き見「治兵衛と交わした約束は戯言」と言ってのける小春に逆上し、障子の隙間から短剣で小春を刺そうとするも格子に阻まれ手が届かず(爆）あっけなく兄に両手を格子に括りつけられてしまうというお粗末さ。そこにたまたま太兵衛が通りかかって「犬畜生以下」と罵られ足蹴にされ…でも、こういっちゃなんですがホントに治兵衛がダメ男で・・・だって、昼日中から店先のコタツでフテ寝ですよ！おさんが「まだ曾根崎（小春）を忘れずか」と布団をはぎ取ると枕に伝ふ涙の滝、身を浮くばかり泣きゐたるですよ！ここでおさんが、この物語で唯一、治兵衛を責め立てますが責め立てるのはこの一度きり。しかも治兵衛がその涙のいい訳を「畜生女の小春なんぞにもう未練等これっぽっちもない　それより、常々太兵衛などに身請けされるくらいなら死ぬと言っていた小春が　自分と別れてすぐに太兵衛に請け出されたのでは　甲斐性（金）がなかったのだと問屋中に言われて面目が立たないのがイヤだ」などとほざくと（もうね、ホントに終わってますよ、この男・・・）はっとおさんは小春の決意に気付くのです。結局、ふたりは心中してしまうのですが、（心中のシーンは舞台装置は大掛かりだけれど、結構あっさりしていて　曾根崎心中ほど真に迫った感じはありませんでした・・・）この物語は心中や恋物語そのものよりもそれをなんとか回避させようとするおさんや治兵衛の兄の存在が大きく、その苦悩が細密に描かれています。タイトルの「天網島」の網というのは様々なものにかかっています。二人の死に場所の網島という土地名、首を吊った治兵衛が漁師の網にかかって引き上げられたという事実、そして　天網恢恢　疎にして漏らさず（てんもうかいかい　そにしてもらさず）という老子の言葉。天の網は目が粗くて取りこぼしがちと思われるけれど悪事を働いたもの（この場合、家や女房を放っての郭狂い）は必ず網にかかって因果の制裁を受ける、という意味。悲しい因果律を七五調の調べに乗せ自在に描ける近松は作家であると同時に詩人でもあったのだなあと感じ入りました。

  2009.11.07

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  『まほろ駅前番外地』三浦しをん

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）第１３５回直木賞受賞作『まほろ駅前多田便利軒』での愉快な奴らが帰ってきた。多田・行天の物語とともに、星、曽根田のばあちゃん、由良、岡老人の細君が主人公となるスピンアウトストーリーを収録。 　この町には、大人げないアホしか生息していないのか。　　　　　　　　　　　　　　　（本書67ページより）『まほろ駅前多田便利軒』の続編。今回もあっと言う間に読めてしまいました♪前作で登場した人たちあり、今回初めて登場する人あり。これみよがしに婚約指輪を光らせる同僚を困らせるため一日だけ、その指輪を隠して欲しいと依頼を受ける『光る石』ヤ◎ザ者、星の意外な一面が垣間見られる『星良一の優雅な日常』曽根田のばあちゃんの昔話に何故か多田と行天そっくりの人物が現れる『思い出の銀幕』一日中バスの間引き運行を監視している岡老人から再依頼、『岡夫人は観察する』両親のいないとある土曜日の出来事『由良公は運が悪い』遺品整理の依頼から、意外な方向に話が展開する『逃げる男』子供と料理の苦手なふたりが一日家事代行を請け負ってしまう『なごりの月 』『なごりの月 』は、多田と行天ふたりの過去が思い返されちょっとシリアスな展開ですが、『逃げる男』の今後の展開は、期待大多田の意外な趣味？が判明しますどの話も良かったけれど『思い出の銀幕』と『逃げる男』、そして『逃げる男』のその後の展開がちょっぴり描かれている『なごりの月』がやっぱりよかったかなあ。。。ううっ、あれもこれも抜き書きしたいけどネタバレになってしまうので、我慢我慢。。。この「まほろ駅前」シリーズは三部作の予定だそうですから早くも次回作が楽しみで楽しみで仕方ありません(≧ｍ≦*)今作だけ読んでも話は通じますが前作を読んでいた方がより楽しめます

  2009.11.06

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• 『F’s　CINEMA』TOUR@神戸

  ※ネタバレありです。・・・最初に謝っておきます。藤井兄ファンのかた、ゴメンナサイ基本、私のブログ記事はどんなものであっても愛を持って書くことと、嘘を書かないことを信念としておりますが、今回のライブばかりは、ワタクシの心に散らばるわずかばかりの兄への愛をかき集めても到底補いきれるものではございませんでした何しろ、オープニング映像のショックが大きすぎて・・・「すてきだったわ～」「かっこよかったわ～」というライブレポを期待している方、またそういうレポしか読みたくないという方は、申し訳ございませんがこの時点でウィンドウを閉じて下さい（ま、今までもそんな兄レポを書いたことは皆無ですが…）　　*　　　*　　　*今回のツアーは、アルバムのタイトルにちなんで『F’s　CINEMA』。映画とライブのコラボという新しい試み。4年前の「Love Songs」ツアーが、映像とのコラボでとても素敵だったため今回もちょっぴり期待してました。開演前は有名な映画音楽が何曲もかかって雰囲気を盛り上げ、場内が暗転すると闇にまぎれるようにメンバー登場。バックスクリーンに映画のフィルムのようなオープニング（FFマークがくるくるまわるw）が流れたあと、凪いだ穏やかな海の映像が。いったい、何が始まるのかしら・・・・・・と、その海の中からいきなり藤井兄がザバーン！！！とご登場いや、ザバーンというよりか、ぶはー！というか、、、まあなんでもいいんですが、ともかく意味不明な登場シーンにドン引き呆然としているとドラムの第一音のデカさにビクっっっ！！！一曲目は「嵐の海」。あーーー・・・だから海？でも兄が出てきたあの海はベタ凪だったよ？その後の映画のストーリーは全部ネタバレしてしまうのもなんですから伏せますが、結局、あのオープニングだけが浮いていて何故、兄が海から登場する必要があったのか、最後まで全く理由が見当たりませんでしたそしてこの衝撃のオープニングシーンはただでさえアクターフミヤ・アレルギーを持つワタクシにかなりのダメージを与えまして、その後、どんなシーンを見ても冒頭のアレがチラつき、ちっとも感情移入できないという副作用をもたらしたのです普通のライブなら、ステージ上の兄を見て、「きゃー！かっこいい！」とは思わぬまでもおお、すごいな、くらい思ったりするんですが今回のようにスクリーンで大写しになって演技する兄をみた直後にステージ上のフミヤを見ても、盛り上がるどころか、かえって気持ちが萎えてしまうのですフミヤ（のキャラクター）のファンなら、きっとこの映像とステージのリンクはたまらん演出なのでしょうが『フミヤのライブが好き！』という私にはいやはやなんとも・・・今回のライブに馴染めなかった敗因はすべてワタクシのこの、アレルギー体質のせいです。ハイそのうえ致命的だったのが今回も風邪気味だった兄の声中盤は持ち直してましたが（曲のせい？）最初と最後はもう。。。伸びないわ、高音でないわ、挙げ句に音を外した曲が2曲程あってもう・・・たまたま私の運が悪いのだと言われればそれまでなのですが風邪気味のライブに当たる確立が、最近高すぎます演出やパフォーマンスも大事ですが体調管理も、歌手の大事な仕事の一つだと思うのです。特に今回のライブは、ノリで盛り上げるようなものではなく、どちらかというとバラードで聴かせるライブだったので、余計に辛かった・・・ダンスは今回素晴らしくキレがありましたがせっかくのそれがかすんでしまってあまり印象に残りませんでした全体としては構成、演出など、よく考えてあったライブだと思いましたがなにぶん、アレと声のでないせいで今までの中で一番不完全燃焼のライブとなってしまいました・・・せっかく若いファンも増えてきてるみたいだし、次回は頑張って戴きたいものです。。。声が出ないなら逆にアップテンポを多くして、ダンスで全てギャグにして吹き飛ばすって手もあったのにな

  2009.11.03

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• 満月にフリフリ♪　28

  明日は満月。満月といえば　フリフリ♪今月も満月パワーで臨時収入をgetしましょう♪11月3日（火）0 4：14が満月ジャストタイムです。　※　前後各24時間以内にヴォイドタイム（フリフリしない方が良い時間）は　　　11月4日（水）03：04～13：54フリフリとは？やりかた→　こちら通帳やお財布を楽しくフリフリ♪して皆さんに幸運が訪れますように　　*　　　*　　　*　　　*　　　*藤紫的　星読み　今回の満月は　牡牛座10度。　サビアンシンボルは　　「赤十字の看護婦」　　　牡牛座は、現実的に地に足をつけて生きることを実践する星座でそのなかでも5～10度は「エゴの殻を脱ぎ捨て周囲と助け合う」度数です。個人的レベル、たとえば友達や家族と言った身近な人たちへの愛ばかりではなくもっと社会的な博愛精神に目覚める人たちが多くなるでしょう。お財布フリフリ♪のついでに小銭を数枚、いつもいく店の募金箱に寄付させていただくにもいい機会かもしれません。余裕がないひとは、このブログの扉にリンクの貼ってある企業協賛のクリック募金でもいいかと思います。「金は天下の回りもの」「情けは人のためならず」どちらも真実だと思います。川の水が常によどみなく流れているからこそその美しさを保てるようにお金や愛情も、受け取るだけ、溜め込んでいるだけでなんのほどこしもしないのでは次第に濁り、新しい綺麗な水は脇を通り過ぎていってしまいます。お友達や身内では、愛や恩は受けた人に返すものですがもっと視野を広く持って誰かから受けとった愛を、また他の誰かに返すようにしてみましょう。そうしてあたたかな気持ちを循環させれば世の中はきっと　今より綺麗に、暮らしやすくなっていくはずです。

  2009.11.02

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  『床屋さんへ　ちょっと』山本幸久

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）宍倉勲は二十代半ばで父が興した会社を引き継いだが、十五年後に敢えなく倒産させてしまった。罪悪感をぬぐえないまま再就職し定年まで働き、もうすぐ「人生の定年」も迎えようとしている。だが、そんな勲の働く姿こそが、娘の香を「会社」の面白さに目覚めさせて─「仕事」によって繋がった父と娘を、時間をさかのぼって描く連作長編。山本幸久さんの作品は予約中の「シングルベル」以外すべて読破しているのですが今まで読んだ中で一番良かったです個人的には年末の直木賞に本作を一押ししたいくらい文体の軽妙さと、人生の泣き笑いと、ラストにグッと来る感じがどの話でも絶妙で、特に最後の表題作では思わずホロリでした。8つの短篇のオムニバス。父親から引き継いだ会社を潰してしまった勲の人生を振り返るかのように、彼と妻、一人娘の香とその孫、そしてかつての仕事仲間との悲喜交々をユーモアと哀愁を交えながら描いていきます。なぜ、こういうふうに時間を遡るようにかかれているのかも最後まで読むと、なるほど納得の見事な構成なのです　*　　　　*　　　　*5歳の孫と一緒に生前墓購入の下見にいった73歳の勲。チラシに載っていたウキウキヶ丘なる妙な名前の新興霊園はかつて自分が社長と呼ばれていた時代、社員全員で毎年花見をしていた思い出の場所だった…　　　　　　　　　　　　　　　　　「桜」紹介したい男がいる、と一人娘が言ってきた。挨拶に来た男は結婚のけの字も口にせず、妻の質問には娘が横からすべて答えてしまう。そんな男とどういう訳か、知人の息子の結婚式で訪れた地で同宿することになってしまった。挨拶に来たときと打って変わり、いきなり「お義父さん」を連発する男に反発を覚えるものの…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「梳き鋏」海外出張先で、現地の工場長は遊び人で人間的にも最低な男。そんな男に連れて行かれた怪しげな店。いたたまれずにトイレの窓から逃げ出そうとするも、思わぬ事件に巻き込まれ・・・　　　　　　　　　　　　　　「マスターと呼ばれた男」部の事務員の女の子が、会議に出席したいといってきた。女は結婚したら仕事を辞めるのが当然だった時代、彼女は総合職を希望し、できれば自分で会社を興したいという。会議で彼女はユニークな提案をするが、失笑を買うばかり。いたたまれず逃げ出してしまった彼女を、勲は子持ちの女デザイナーの働く営業先へ同行させる…　　　　　　　　　　　　　　　　　「丈夫な藁」家出をした香が遠く離れた山奥の定食屋で保護された。雪に交通を遮られ、なかなか娘の元まで辿り着けず心配と憔悴とで落ち込んでいる所にいらぬことを言ってしまい夫婦は険悪な雰囲気に。勲はこの騒ぎで初めて、娘の友達や担任の名前を知ったのだった…　　　　　　　　　　　　　　　　「テクノカットの里」小学校の夏休みの宿題で父親の会社の密着取材をするという娘。どうも監視されているようで落ち着かないが、会議に出席した娘の一言が思わぬ事態を招いてしまい・・・　　　　　　　　　　　　　　　　「ひさしぶりの日」先代の社長である父の亡霊をぬぐい去りたくて社内に置いた目安箱。ある日、売れ筋の菓子に「おまけ」をつけるという提案が入っていた。広く社員に耳を傾けているという自身の姿勢を示す絶好の機会とその案を提示した新人に会議で企画書を提示させると、その「おまけ」はどうにもフォローのしようのないシロモノだった…　　　　　　　　　　　　　　　　　　「万能ナイフ」香の興した小さな会社は今、最大のピンチだ。右腕ともいえる社員が独立し、しかも有能な部下二人もそちらへ引き抜かれ、その上、お得意先の大半まで持っていかれた。恩を仇で返すようなあの女、絶対に許さない。営業先で偶然ハチ逢わせたその女を、香は猛然と追いかけるが…　　　　　　　　　　　　　　　「床屋さんへちょっと」 どの話にも登場する床屋さんがキーポイント。最後の話は、それまでの流れが全部凝縮されていて、しかも「そうくるか！」って感じで、もう、ホント、やられました。あっぱれです。特に面白くもないけれど、仕事に対してだけは誠実で真面目だった父と、そんな父の背中を見て育ってきた香。今までの作品とは、ちょっとちがった雰囲気の『おシゴト小説』。さらっと読めて楽しいのにグッと来る、間違いなく、今年のベスト10に入る、素敵な物語でした。

  2009.11.01

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  【モラ】クラフト　パルメザンチーズ

  『モラタメ.NET』さんの【モラ】当選です♪クラフトの「パルメザンチーズ」です。　　　モラタメさん、いつもありがとうございますパルメザンチーズって、美味しいけれどちょっと高いしグラタンなどを作らない我が家では、別になくても済んでしまうので最近は買ってなかったのですが、今回は同封のレシピを参考に、シーザーサラダを作ってみましたレタス、キュウリ、パプリカ、トマトを盛りつけた器に今まで使っていなかった高級な天然塩を少々と（確か400gでろっぴゃくえんくらいしたはず・・・　もっと高かった！　125gでごひゃくえんでした　MALDON sea solt　もちろん貰い物）化粧品を買ったポイントでもらったD◯Cの高級オリーブオイルをひとまわし。そこにコショウ少々とパルメザンチーズをたっぷりふりかけてできあがり♪んま～～～～い市販のドレッシングなんか目じゃないくらい美味しいです！いや、レストランにも負けない？？？wこの量だとちょっと多いかなあと思ったのですが、もっと食べらそうなくらいシンプルですが、ホントに美味しかったです。これからの我が家の定番になりそうですごちそうさまでした

  2009.10.29

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  『ハブテトル ハブテトラン』中島京子

  分類は一般書ですが、完全に「児童書」。子供は勿論、オトナが読んでも、思春期前のあの頃を思い出せる、とても清々しくて良いお話でした。舞台は広島の海辺の小さな町。小学5年生の大輔が、通っていた小学校の学級崩壊を機に登校できなくなり、母親の故郷である瀬戸内の祖父母のもとで2学期を送ることになります。おっかないお隣のおじいさんの訳のわからない方言に最初は戸惑い気味の大輔も「ゲタリン」やら地元のお祭りやらに連れ出されるうちに自然にとけ込んでいき、肝心の学校も「特別良くはないけれど、ぜんぜん悪くない」と思えるようになります。私も横浜育ちなので大輔の戸惑いもよくわかるのですが方言って、標準語よりも気持ちがストレートに表れてしまうと思うんです。嘘がつけないというか、適当に相づちをうったりしても「あ、これは心からそう思ってないな」っていうのが相手にすぐ伝わってしまう。でも反対に、心底心配してくれていたり、すごく楽しかったり、そういう言葉だと、するっと心に入ってくるので心地いいんです。標準語だと、まったく逆で褒め言葉よりキツい言葉のほうがストレートに入ってくる。東京の学校で言葉のでなくなった大輔にとって一番の薬は、お魚の美味しい、綺麗な瀬戸内の海よりも、この温かい言葉の海だったのかもしれないなあと思いました。本書のタイトル、「ハブテトル」というのは備後弁で 「すねている、むくれている」という意味なのだそう。（「ハブテトラン」のほうは否定形）最後に大輔は、東京の学校でずっと一緒にクラス委員をしていた女の子が60キロ離れた今治にいると知り、そこに行く決心をします。ずっと「ハブテ」とったために言えなかった言葉を言う勇気を与えてくれたのもきっと、周りの人たちの、あたたかい言葉だったのでしょう。読者の心にも、あたたかな言葉が灯るような一冊でした。小学生、またその年代のお子様のいらっしゃるかたには特にお薦めです♪

  2009.10.27

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  『聖☆おにいさん』4　中村光

  巡礼の旅の友にはぴったりでした　「アーハン？」とか友達になったらいいのに、とかシャカ族はもう滅んでますよ、とか飛行機の機内で笑いをこらえるのに必死でした　(≧ｍ≦*)入稿の仕方も良かったな～諸行無常の極みww今回の一番のツボは、なんといってもハトですね。１ページしか出て来ないのに美味しいトコ全部かっさらっていっちゃいましたwwおにいさんも最高ですが、お父さん達も最高です個人的に大好きな極道のおにいさんも登場してくれて第4巻もおなかいっぱい楽しめましたさ。りんご食べよ～っと♪

  2009.10.25

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  Bar武内＠シャルマン　

  　　　　　　濃ゆすぎる2日間の聖地巡礼から帰還致しました。あまりに濃密で、何をどう書いていいのかわかりません特に二次会は、もうこの二次会だけで飛行機でわざわざ飛んだ甲斐があったようなものだったのですが、内容が内容だけに、ここには全く書けません（エロ話で盛り上がったとか、脱いだとかじゃなく、ディープすぎて）写真も沢山撮ったのですがココには全く載せられません（肖像権もあるし、自分の顔は載せられないし、風景写真？は場所がマニアすぎ）今回は初めての久留米訪問で、とっても楽しみにしてたんですがまず、乗換駅の天神の地下街がオシャレになっていて驚きました(笑）西鉄の特急でふた駅の久留米までは、結構あっという間。駅の改札口の所に記念スタンプを見つけたので押してみました。土曜の昼間なんてだ～れもそんなことしてなくて超はずかしいホテルまでの道々をふらふらと散策したのですが街の規模のわりにはお寺や教会が沢山あってなかなか面白い街だなあと思いました。歩道も広くて整備されているので歩きやすい♪駅とホテルの間にマスターの母校（小学校）があったのでちらっとのぞいてみたりしてからチェックイン今回のBar武の開店時間は19時だったのですが20分程前から入り口前で写真を撮りまくっている妙齢の乙女の集団に通りかかった酔っぱらいのおっちゃんは興味津々らしく（そりゃそうですよね　汗）「ココは何？　今日開店なの？」とか二度も訊かれました(笑）いえ、イベントがあるんで、と答えると「なんのイベント？」と更に問われ、苦慮の末『まあ、、、音楽を流すイベントですね』と答えておきました(爆）すごく怪訝な顔をされましたがwwホントのことを詳しく話しても理解不能だろうのでこれでいいのですwいよいよ開店！思ったよりも広いけど、雰囲気は想像していた通りの昭和チックなお店♪w15人くらい座れる長いカウンターが入り口から奥に向かって真っすぐ伸びていて、一番奥にソファ席が設けてあります。各テーブルにはママお手製のお料理が♪美味しかったです～　高菜漬け、最高でした！お酒が進みましたもうね～　ママが最高にキュートで可愛くって♪ワタクシ、一目惚れでございます47歳のマスターのお母様ですから、それ也のお年のはずですが全然見えない！　若い！！！明るくって話し上手で愛らしくてほんとーーーーーに可愛い♪私のあんな風に歳を重ねたいと思いました。マスターとママの2ショットも撮らせてもらったんですが最高にいい笑顔だったので、おもわずマスターに送ってしまいましたもしまたシャルマンに来る幸運が巡ってきたら今度は是非ママと語り合いたいです♪（今回はほとんど喋れなかったので）肝心のBar武のほうは一応、曲はメモったのですが途中からわからん曲が増えてきたり、オールディーズナンバーになってきたりしたので（曲は知ってるのにタイトルがわからない）途中、メモを放棄しました(爆）なので、ごっそり抜けている部分がありますが一応、タイトルだけ。＜マスター　1回目＞『085907』フランク永井『コーヒーと子犬』松島トモ子『ゆうべの秘密』小川知子11PMのテーマ『京都の恋』『ピーコックベイビー』大原麗子＜コブラさん　1回目＞『青春サイクリング』小坂一也『ギターを持った渡り鳥』小林旭『ブルームーン』仲曽根美樹『ミスター・ムーンライト』キュービッズ『ロック・アラウンド・ザ・クロック』江利千恵美『ヤケティ・ヤック』雪村いづみ『Do you love me』森まさゆき『I won't you be my baby』雪村いづみ＜マスター　2回目＞『ロック　夕焼け小焼け』平尾正晃『私の16歳』『恋の最終列車』『オー・キャロル』『VACATION』（以下6曲、曲名不明）『ロコモーション』『Be my baby』などなど、日本語で謳ったオールディズソングの数々。＜コブラさん2回目＞『365歩のマーチ』水前寺清子『世界は二人のために』相良直美『モクセイの花』（ニッセイのおばちゃん）『酒は大関、心意気』『夜が来る』（サントリーオールドCMソング）『今日の日はさようなら』『メキシカンロック』橋幸夫『少年の詩』ザ・ブルーハーツ『オールナイト・レッツゴー』ジョビジョバ『ユー・メイ・ドリーム』シーナ＆ロケッツ『赤いスイートピー』松田聖子『ランナウェイ』シャネルズ＜マスター3回目＞オールディーズ＆アメリカングラフティメドレー（全然昭和歌謡じゃないww）途中でテンポはそのままなのに曲のキーだけがあがるという謎のハプニングがありマスターがパニクったので、私のすぐ後ろにいたコブラさんを呼んでみましたwwあとを繋いだコブラさんも同じ流れでw＜マスター　4回目＞ルパン三世のテーマ『恋の追跡（ラブ・チェイス）』欧陽菲菲『エレクトリックおばあちゃん』ザ・スパイダース『ゆうわく』ローレン中野・和田弘とマヒナスターズ『ブルーライトヨコハマ』いしだあゆみ『恋の季節』ピンキーとキラーズ『愛の水中花』松坂慶子『土砂降りの雨の中』和田アキ子『懺悔の値打ちもない』北原ミレイ『とおく群衆を離れて』太田とも子（梶芽衣子の妹）『熱いおくりもの』フレンズ＜コブラさん4回目＞『恋のダイヤル6700』フィンガー5『ロマンティックが止まらない』C-C-B『神様ヘルプ！』THE CHEKERS『バージンブルー』サリー『ルイジアンナ』-『パープルタウン』八神純子『ロックンロール・ウィンドウ』山口百恵『どうにも止まらない』山本リンダ『ドリフのズンドコ節』ザ・ドリフターズ『恋の季節』　←本日2度目w『自動車ショー歌』小林旭『君といつまでも』加山雄三『さらば恋人』堺正章『また逢う日まで』尾崎紀世彦マスター4回目あたりから、かなり酔ってきて(笑）おまけにトラベラーズの村上さんとか色んな人が遊びにきて11時閉店予定が伸びに伸びまくり（コブラさんが終わんないよ～ってぼやいてましたw）結局、皆が店を出たのは12時過ぎ(爆）最後にマスターの一声で一斉にテーブルの上のものを片付け始めてものの5分でソファ席がきれーになったのには結構感激しましたこんなところもシャルマンならでは二次会ではすごいラッキーハプニングもあったりしたんですがやはりココには書けません日記リンクさせていただいているかたやお友達の方で知りたいかたにはメールでお知らせ致しますのでお申し出下さい(笑）

  2009.10.24

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  聖典降臨

  今回も素敵な表紙でございます出かける直前で受け取れましたので、旅の友といたします感想は、後日ワタクシ　この週末は、聖地巡礼の旅に出ます。（海は越えますが、洋行ではございませぬw）ではみなさま、ごきげんよう。

  2009.10.23

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  『大切な人へ』藤井フミヤ

  デビュー以来、常にトップミュージシャンとして走り続けてきた藤井フミヤ。さまざまな時代と心に寄り添ってきた珠玉の詩の数々から30数編を厳選し編んだ、初の個人詩集。　　　　　　　（　楽天ブックス紹介文より　）実は、藤井兄の詩は結構好きだったりします(爆）キャラとしての興味はほとんどないんですが（迷走ぶりを楽しむという意味での興味はあるけど）ライブと詩だけは好きなのです詞ではなく、散文にリズムをつけただけのようなものが多い最近のハヤリウタの中、（メロディすらなかったりするので、ワタクシはついていけません）兄の詩は、きちんと詩としての形を為しているので、このような「歌詞集」でも、一応詩集として成り立っています。どこぞのアレンジャーさんのように、それっぽい言葉を適当にぶつ切りしたもの=詩だと勘違いしているひとが結構いますから本書は「誕生」「愛」「旅」「未来」などいくつかのテーマ別に編成されています。ソロデビューアルバム「エンジェル」以降人生や輪廻転生などが一貫した詩のテーマになっていて色恋ごとはその一部、という位置づけになっているように感じます。これが発売された頃は「このまま何処に飛んでいってしまうのか」と心配になったりもしましたがとはいえ、ライブでは結構エロエロ全開だったりもするのですが(笑）そのギャップもまた良し歌として耳で聴くとなんとなく聞き流してしまうような詩でも改めて目で読んでみるとおお、こんな深いこと言ってたのか、なんてのも結構あるんですよ、これが！！　*　　　*　　　*　　　*　　　*この部屋でもらった涙は　すべてここに投げ捨ててゆこうこの街で拾った笑顔は　すべてここに刻んでゆこうSo long　さあ行こう　So long　　　　　　　　　（「紙飛行機」より）　　*　　*　　*Running myself　僕はゆく手作りの舟に乗って　吹き付ける風をうけて小さな帆を広げて　　　　　　　　　（「風の時代」より）　　*　　*　　*たとえば無駄遣いの　買い物しよう僕らは欲しい物を　本当は持ってないたとえば子供の頃　夢見た物僕らは小さな手で　抱きしめられる　　　　　　　（「下北以上　原宿未満」より）　　*　　*　　*過去と未来のドア　鍵を開けて行こう受け止められるさ　君のすべてなら　Come on!It's Brand new love　　　　　　（「 Brand new love」より）　　*　　*　　*会いたくて目を閉じたよ何ひとつ変わらない君がいたからさ手のひらの中に　　　　　　（「Snow Crystal」より）　　*　　*　　*　時計をなくした僕らは長い夜に迷い思い出を月に話そう　ひとつひとつ帰り道を照らす　　　　　　（「Moonlight magic」より）　*　　　*　　　*　　　*　　　*詩が巧いアーティストでも結構、あっちの曲とこっちの曲で言ってることが180度違う、なんてこともある中で全体的にロマンティックでポップな雰囲気を大事にしつつ、ことさらに訴えるのではなく、さりげなく一貫したテーマを投げかけ続けているのはさすがだと本書を読んで、改めて思った。ひとつだけ、言わせていただければ最後の著者近影をもう1～2ヶ月前に撮影した写真にしてほしかったですあのヘアスタイルはなしでしょう

  2009.10.22

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  『街の灯』北村薫

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）士族出身の上流家庭・花村家にやってきた若い女性運転手。令嬢の“わたし”は『虚栄の市』のヒロインにちなんで、彼女をひそかに“ベッキーさん”と呼ぶ。そして不思議な事件が…。待望の新シリーズ。昭和七年“時代”という馬が駆け過ぎる。先日、「鷺と雪」で第141回直木賞を受賞した北村薫さん。受賞作は実は三部作で、本書が第一作目ということで読んでみました。　　北村作品は、以前「ひとがた流し」を読んで以来２作目。（過去記事こちら）その時、あまりに主人公の女性たちの気持ちの描き方がお上手だったのでてっきりこのかたは女性なのだと思い込んでおりました。直木賞授賞式のニュースで驚きました～「このおっちゃん、誰？」って昭和初期の、古き良き時代が読みやすい柔らかな文体で丁寧に描かれていてよかったです。作品全体が早春のように少し華やいだ落ち着きを持った雰囲気で、ところどころに挿絵も挟んであったりして、楽しめました。でもこれって何でミステリー・シリーズに入っちゃってるんだろう？もったいない！！！　というのが正直な印象。私のように、「ミステリー」というだけで敬遠しがちなひとも多いと思うのに。。。謎解きは単なる「おまけ」にすぎず、本題は主人公の、利発で好奇心旺盛な英子お嬢様と、その周囲の人たちとの・・・なんといったらいいのでしょうか、当時の上流階級生活を、ちょっぴり垣間見られるような何気ない会話のやり取りとか、建物の描写とか、そういった時代の空気の、春霞のかかったような情景がこの小説の主題であると思うのです。時代の空気を描くというのは、文字通り空気を掴むようなもので本当に難しいと思うのですが、このお話は素敵です。ちょうど、灯り始めたばかりの、銀座の時計塔の灯りのように心にぽっと灯るあたたかさ。この時代には珍しい女性運転手を必至でかばおうとしたり、無邪気に探偵のまねごとをする英子も素直で可愛らしいですが、それよりも　容姿端麗というより眉目秀麗で女性ながらも文武両道に秀でた運転手・ベッキーさんが少し謎めいていて魅力的。彼女の言い回し、立ち回り方を読んでいると「ああ、本当に賢いひとというのはこういう人のことを言うんだわ」と感じます。常に謙虚でありつつ、自分自身に誇りを持ち、凛としていられる人━━。今の世の中、自信や誇りを、自意識ばかり強い妙なプライドや自慢と勘違いしていたり、謙虚であることをやたらと周りを持ち上げることだとおもっていたり、逆に自分をむやみに貶めたりすることと勘違いしているひとも多いですがこの小説はいまの日本人が忘れかけている大事なことを春風のように柔らかく問いかけているような気もします。

  2009.10.21

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• オリオン座流星群　2009

  昨日の日記にも書きましたが今週いっぱい、オリオン座流星群が観測できます夜半頃～明け方にかけて東から南にかけてめぐるオリオン座近くを眺めていると一時間に数十個の流れ星が観測できるそうです詳細こちら↓国立天文台　オリオン座流星群キャンペーン「Astro Arts」オリオン座流星群が極大ピークは21日夜だそうです。放射点から放射状に流れますので視野を広く持ったほうが見つけやすいです。一昨日が新月でしたので月明かりもほとんどなく雲さえなければ絶好の観測日和となります。夜は冷え込みますので風邪を引かないように注意して流れ星を探してみましょう♪＜オリオン座　こぼれ話＞オリオンの右肩、私たちから観て、オリオン座を囲む4つの星の左上にあるベテルギウスという明るい星が最近、徐々にその大きさが縮小しているそうです。（15年前と比べ約15％縮小）表面には、新たに大きな赤い点があることも発見されています。数年単位でおこる減光周期にすぎないという考えもある一方で、近い将来爆発するのではないか、そうなれば周囲の惑星に大きな影響があるのではないか、とも言われています。ペテルギウスは地球から約600光年離れた星。ということは私たちが観ている（縮小していると感じている）光は約600年も前のものということ。西暦1400年頃と言えば、日本では鎌倉時代を過ぎて南北朝時代。信長や秀吉が活躍する少し前の、戦乱の世です。そんな時代に現れた、赤い点・・・歴史とのかかわりに思いを馳せながら星を観るのもロマンがあるかもしれません

  2009.10.20

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  炊飯器deカルボナーラ

  我が家は二人家族なので3～4人分の分量のある缶詰などは微妙に余ってしまうのですがそのあまった缶詰のクリームソースを使って前々から気になっていた炊飯器レシピ【カルボナーラ】を作りました♪今回もmix◯某コミュからお知恵を拝借致しました♪オリジナルレシピは・・・＜材料＞*ベーコン　20g（1～2切れ） *水　230ml （※しっかり味をつけたいかたはコンソメ一個）*パスタ　80g（一人前） *牛乳　大さじ1と1/2 *卵黄　1ヶ *スライスチーズ　1枚 ＜作り方 ＞１　ベーコンを小さく1切れサイズにカットし、炊飯器に230mlを入れる （コンソメも）２　ベーコンをお釜の上の内側に張り付ける ３　パスタを半分に折り、重ならないように散らしながら炊飯器に入れ、早炊きで15分加熱 ４　ベーコンが下に落ちてるので混ぜる。さらに5分ほど加熱。 その間に牛乳と卵黄を混ぜる。（これがソースとなります） ５　スライスチーズをちぎってパスタの上にのせ、ソースをかける。 ６　卵黄が固まりやすいので手早くよくかき混ぜる。 ・・・となっていたんですがワタクシのはもっと横着してできるオリジナルレシピです(爆）お腹が空いていたので、分量もちょっと多めにしてみました。＜材料＞*ハム（ベーコンの方が美味しいですがなかったのでw）　2枚 *水　250ml *パスタ（折らずに済む形状のもの）　100g（一人前） *クリームソース　大さじ山盛り1　（※　レトルトのそのまま使えるソースではなくある程度固さのあるもの）*卵　1ヶ（まるごと使用） *スライスチーズ　1枚（あれば、とろけるチーズのほうが尚良し） 作り方 はオリジナルとほぼ同じです。炊き始める前はこんなかんじ。クルクルとしたソースの絡みやすいパスタを使いましたクリームソースを使ったのでコンソメはなし同じように早炊きで15分加熱後、かき混ぜてさらに3分ほど加熱。 ふたを開けた内釜に（この時点で水分はほとんど残っていません）普通にといた卵と細かくちぎったチーズ、クリームソースを投入！（私はお皿の上で混ぜたのですが、　内釜の中でやったほうが熱もあるし混ざりやすいと思います）じゃじゃーん♪　20分で完成したカルボナーラ風パスタ♪お塩をほんのちょぴっととコショウとバジリコをふりかけました。卵黄と卵白も分けると卵白がもったいないのでそのまま使用。とろみが気になるかなと思ったのですが、私的には全然問題ありませんでした（←超アバウトw）フライパンでやると、火加減などがすんごくムズカシイですが炊飯器なら簡単♪　しかも美味しいです♪お試しあれ～　*　　*　　*＜追記＞カルボナーラとは全然関係ありませんが今宵からオリオン座流星群が観られます。ピークは21日だそうですが、肝心の日に曇ってしまうということもあるのでお天気のいい日に観ておいた方がいいかもしれません明日か明後日の日記にも書く予定ですが詳細はこちらで↓国立天文台　オリオン座流星群キャンペーン「Astro Arts」オリオン座流星群が極大

  2009.10.19

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  『風の裏側』ミロラド・パヴィチ

  　【内容情報】（「BOOK」データベースより）美しい娘ヘーローを愛した青年レアンドロスは、蝋燭の灯をたよりに彼女の許へと毎晩、海峡を泳ぎ渡った。ある夜、ヘーローの兄が船で海に出て蝋燭の灯で青年を沖へとおびき出し溺死させてしまう。古代ギリシアの悲恋物語の主人公二人は、『バザール事典』のパヴィチの手によって、現代の化学専攻の女子大生ヘーローと、１７世紀の青年石工レアンドロスに生まれ変わる。二人の男女を隔てるのは、青い海ではなく、時間の海なのだろうか。鬼才パヴィチが次々に投げかける詩的謎の数々…。この本は両側から読み始められます。あなたはどちらの側からこの謎に満ちた小説に挑まれますか。 絵画や彫刻はどの方向からも鑑賞できるけれど音楽や文学は、スタートから終わりまで、順を追っていかねばならない…そんな文学の既成概念に挑み続ける著者は「どこからでも読める文学」を様々な冒険的手法で書き記している。結末が100通りあって、読者が自由に選べたり、ひとつの小説の男性版・女性版があったり、タロットカードを一枚ずつ繰りながら同じ絵柄のページを読むように指示されていたり。これらの奇抜な発想は、だがしかし、単に奇を衒ったものではなく熟考と必然性の末に編み出された新しい読書の形式美なのであろう。本書は、前からも後ろからも読めるような仕掛けになっている。どういうことか、というと・・・　こういうこと読者は好きな一方から読み進め、ちょうど半分の、真ん中に青い一枚のページまで来たところで、一旦fin。くるりと上下をひっくり返し、今度は反対側から読み進める。物語の一方の主人公は、17世紀に生きる石工の男・レアンドロス。もう一方の物語の主人公は、現代に生きる女子大生・ヘーロー。レアンドロスは、何もかもが破壊し尽くされる戦火の中を逃げ延びながら行く先々で教会を建て続ける。ヘーローは、作家になることを夢見ながら家庭教師としてフランス語を教えているが、ある日突然、現在形と過去形の文法がわからなくなってしまう。一見、主人公の名前以外、件のギリシャ神話とは何の一致もないようにも思えるが夜空にちりばめた星のように、そこここに細かいシンクロニティが瞬いており、その、ともすれば見逃してしまいそうなわずかばかりの瞬きこそが二つの物語を結びつけるポラリスでもある。時代も国も違う二人の物語は、深夜の漆黒の荒波ならぬさらに闇深い『時』という荒波の海を超えコインの裏と表のように、生と死のように対になる。生は死に、死は生に内包される。　「人は皆、誰かの子として生を受ける。　　つまり人は皆、必然的に誰かの死の産物でもある。　　他人の生命がお前の中で再生され、よみがえる。　　すなわち、お前の肉体に誰かの死が宿っているということだ。　　見知らぬものから受け継いだ生と死が　　お前の体内で第二の父母として契りを結ぶわけだ。　　……となると、死が間近に迫っているものには、　　その死が他人の死ではなく、紛れもない自分の死だとは決して言い切れない。　　だれか別の女の死ということだってありうるのだ。　　まあ、自分でとくと確かめるがいい」　　　　　　　　　　（　「レアンドロス」より抜粋　）　　*　　*　　*　「信じられないもの、不思議なもの、突飛なもの、　　そうしたものは人の目を欺いているだけで、　　背後にはごく普通の物語が潜んでいるものなんだよ」　　-　-　-　「残念なことですが、この世に神秘は存在しないのです。　　世の中に充満しているのは謎ではなく、耳鳴りを起こしている耳ばかりです。　　一編の物語など、鞭のひと振りの一瞬に収まってしまう程、あっけないものなのです。　　私が商売でお世話させていただく人々は、　　それ以外の死すべき人々よりはいくらか余分に、このことを知るのでしょう」　　　　　　　　　　　　　　　（　「ヘーロー」より抜粋　）　　神話と同じく、その死によって真に出逢うことのできるふたり。この物語の中で二人が出会うことはないが、半分でくるりとひっくり返す読法はまさにこの物語世界を表すのに最適の表現方法であり、しかも出逢えない二人が出会うことのできる唯一の方法なのだ。著者自身曰く、この物語は「一回半読むのが好ましい」そうだ。どちらの物語も　発想が奇抜、かつ突飛、かつ難解であり、とっつきにくいがレアンドロスの物語から読み始めた方が、すんなりと入りやすいかもしれない。私も偶然、こちらから読み進めたのだけれど、逆パターンだとなかなかこの世界に入り込むのに苦労しそうだ。訳者である青木純子氏の解説（しおり）も秀逸。まず、このしおりを読んでから本編に取りかかるとよりこの物語と作者の意図を深く理解できるだろう。　　死こそ時間の流れる領域である、というパラドキシカルな発想には、ドキリとする。　考えてみれば、生きている状態しか知らぬばかりに、　われわれは生よりも死をネガティブにとらえがちだが、　それこそ想像力の貧困の証ではないか。　事実の是非を問題にしているのではない。　あくまでも、こわばった精神を空想の力で解きほぐすことの意義が問われている。　パヴィチは作中にイコンの埋葬、土に埋めた種子、教会の壁に塗り込めた案山子、　ユダヤ人の行う書物の埋葬、翻訳作品に挿入した別の作品、封鎖された劇場、　といった埋葬=死のイメージを積み重ねる。　埋め込まれたものが必ずしも機能を停止したのではなく、死を持ってのみ目的は成就される、　そんなパヴィチの声が聞こえてきそうだ。　　　　　　　　　　　　　　　（　訳者・青木純子著　本書しおり　より抜粋　）　

  2009.10.18

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• 新月に願いを　48

  今月は明日　10/18 (日) 14：33 ※に新月を迎えます。 　新月になった時刻から８時間以内に（8時間以内に間に合わなかった場合、効力は薄れますが48時間以内でもＯＫです）２個以上１０個以内　願い事を「手書き」で書いて 日付をつけて大事にしまっておくと願いが現実に向かいます。 ！！！　必ず自分自身に関するお願いを書いて下さい　！！！このお願いは「なんでも叶う魔法のおまじない」ではなく何度も繰り返して願い事を書くことにより、 新月の力を借りて、自分の深層心理（無意識）に作用させるものです。（無意識は、表層意識よりもずっと大きな影響力があります） したがって 地球環境や他人の言動についてのお願い事、「宝くじ当選」など、100％運頼みの願い事はこの『新月のお願い』では叶いません◆今回の新月直後～2日後までの間のヴォイド・タイム◆ （星の並びがよくなく、トラブルが起きやすい時間帯） 　　　10/18(日)14:33 ～ 23:23 　までの間※今回は、新月後8時間すべてがこの時間帯に入ります。ご注意下さい！今回の新月は天秤座でおこります。 叶いやすいお願いキーワードは・・・ 　　結婚、パートナー、交渉術、 相互依存、　調和、チームワーク、社交性・外交手腕 　洗練、ヒーリング●関連のある身体の部分・症状： 　副腎、尻、糖尿病（糖分バランス不足）、腎臓 等に関する願い事が　特に有効です。（これらの事柄に関することが比較的叶いやすいというだけで 　これ以外のことをお願いしてはいけない、というわけではありません。 　　叶いやすい分野のお願いを無理に探すよりも　自分が本当に叶えたいお願い事をしてください。　何度も繰り返し願うことにより夢は実現に向かいます） ＊＊　注意　＊＊お願いごとを書くときには 「○○しますように」という書き方よりも「○○しました」「○○になった」というように 過去形で書いたほうが有効です。 　　*　　　*　　　*　　　*　　　*藤紫的　星読み　今回　天秤座24度で起こる新月のサビアンシンボルは　　　『左側に三番目の羽を持つ蝶』言葉や知性では対応できない未知の変化に出逢う度数です。今まで思いもつかなかったような啓示がとつぜん閃いたりするかもしれません。が、しかし、まずはひと呼吸おいて、翌日改めてその思いつきを検討してみることをお薦めします。個人的には今回の新月にお願いをすることは、あまりお薦めいたしません。が、個人の心の持ちようも大きく左右しますのでヴォイドタイムなんか関係ない！　今月もお願いするぞ！というかたはいつもどおりなさっても構わないかと思われます。ことあるごとに申し上げている通り理屈で考えるより、自分で感じる、その感覚が大切です。皆さんの願いが、ひとつでもおおく叶いますように。。。

  2009.10.17

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  当選 ＆ ストライク！

  また当たった～♪アサヒビールさんでの当選ですアサヒさんとも御縁がでてきたわ～♪『アサヒ　麦搾り』　6缶パック　（※　画像と懸賞とは無関係です）私が好きなノリさん（木梨憲武さん）がCMをしている、アレです。（CMこちら）麦、1.5倍アルコール分、ちょっと高め（5.5～6.5％）だそうで、多分、ダンナ好みのお味だと思います♪早速冷やしておきました。お風呂上がりが楽しみです　*　　*　　*　　*　　*全然関係ありませんがいま、ひっさびさに私の感性に『どストライク』の小説を読んでおります。『風の裏側』ミロラド・パヴィチ　あまりに堪能しすぎて一日50ページ程度しか進みませんこの小説、というかこの作家の作品全般に言えることらしいのですが一作ごとにものすごく面白い仕掛けがあるんです。結末が100通りあって、読者が自由に選べたりひとつの小説の男性版・女性版があったり、タロットカードを一枚ずつ繰りながら同じ絵柄のページを読むように指示されていたり・・・（カードは自前で用意せよということらしい）この本は、前からも後ろからも読めるような仕掛けになっています。どういうことか、というと・・・　こういうことまだ「」というかたは後日、読書日記にて種明かししますのでお楽しみに拙文で面白さが伝わるかどうかわかりませんがこんにち、絶版であるらしいこの素晴らしい作品とまだ日本語訳されていない多くの小作品たちが多くの人たちに読まれる日が来ることを願いつつ、、、。

  2009.10.15

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  予約待ちリスト　その8

  不況の影響か最近図書館の利用者が増えたらしく全然予約本が回って来ません今月に入ってから益々遅くなり、20冊の予約枠のうち2週間で来たのはたった1冊！予約待ちの無い他館所蔵の本も予約枠で取り寄せになるので読みたい本がほとんど他館にあるワタクシはひじょーーーに困っております。日頃から頻繁に図書館を利用している人たちは予約待ちがたくさんある本などは、たとえそのあと借りたい本が無くても、読み終えたら即、返却という方が多いので（私もそうしています）半月もあれば、大抵予約順は5番は繰り上がるのですが普段利用されない方は、貸し出し期限の2週間目一杯ずっと手元に置いておくらしく下手すると予約待ち１人なのに1ヶ月以上回って来なかったりします明らかに返却期限超過・・・「ちょっとくらい遅れてもいいだろ」「自分ひとりくらい返さなくても他に何冊もあるし」なんて思ってるアナタ！ゴミのポイ捨てや節水節電と同じで、ひとりひとりの心がけが大切です。「遠くてそんなに頻繁に図書館には行けないよ～」というかた。返却は行政出張窓口で出来る都市もあります。調べてみて下さいね。　　*　　　*　　　*　　　*　　　*そんなこんなで全然消化できない予約リストは益々長くなっております『まほろ駅前番外地』　三浦しをん指輪奪取作戦に“追憶のまほろロマンス”、由良と行天の奇妙な１日など、笑いと切なさを綯い交ぜに紡がれた「多田便利軒」外伝７篇『神様のカルテ』　夏川草介神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇蹟が起きる。夏目漱石を敬愛し、ハルさんを愛する青年は、信州にある「２４時間、３６５日対応」の病院で、今日も勤務中。読んだ人すべての心を温かくする、新たなベストセラー。第十回小学館文庫小説賞受賞。 『きみがぼくを見つけた日』 オードリー・ニッフェネガー 　愛する人は未来からやってきた。やがてくる別れを知っていた―。初めての出会いはクレア６歳、ヘンリー３６歳。未来から来たヘンリーが、突然クレアの前に姿を現わしたのだ。当然、驚いたクレアだったが、以来、彼がたびたび時空を超えてやってくるのを心待ちにするようになる。だが、１８歳になったころ、彼はぱったりと姿を見せなくなり…。全米を感動させた純愛小説『タイムトラベラーズ・ワイフ』を改題、文庫化。『床屋さんへちょっと』　山本幸久宍倉勲は二十代半ばで父が興した会社を引き継いだが、十五年後に敢えなく倒産させてしまった。罪悪感をぬぐえないまま再就職し定年まで働き、もうすぐ「人生の定年」も迎えようとしている。だが、そんな勲の働く姿こそが、娘の香を「会社」の面白さに目覚めさせて─「仕事」によって繋がった父と娘を、時間をさかのぼって描く連作長編。『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』　池澤夏樹「聖母マリアは処女ではなかった」「最後の晩餐でイエスが飲んだのはワインではない」など、パリ在住の池澤夏樹氏が従兄弟である聖書学の泰斗・秋吉輝雄氏と語り尽くした目からウロコの聖書・キリスト教の姿。『カデナ』　池澤夏樹あの夏、私たちは四人だけの連隊で闘ったーー。ベトナム戦争末期を基地の中と外で懸命に生きた人々。沖縄での12年間の経験の全てを注いだ決定的長篇。『hi mi tsu ki chi』　西宮大策2006年6月より2008年12月にかけ、東京近郊の少年少女の作った秘密基地を探して西宮大策は歩いた。出かけていった日数、約100日あまり。見つからない、それはナイショで秘密のものだから。すでに壊されていたことも幾たびもあった。子供たちに聞いて回って、ようやく見つけた基地の数、20個。そのうちの13個を収録した。『これでよろしくて？』　川上弘美上原菜月・38歳は不思議な同好会に参加するようになり…人との関わりで感じる小さな戸惑いを掬い上げる深遠にしてコミカルな長篇。『瓦経』　日和聡子作為無作為の混濁に、彷徨い、眠り、目覚め、落ちる、掌編六編。 『どうして書くの？』　穂村弘対談集衣食住に困らない、平和なこの場所で。高橋源一郎、長嶋有、中島たい子、一青窈、竹西寛子、山崎ナオコーラ、川上弘美との文学対談。 『みじかい眠りにつく前に　3』　 金原瑞人【目次】サトウキビの森（池上永一）／美少女コンテスト（小川洋子）／炎（川西蘭）／Ａ（桜庭一樹）／道ばたさん（東直子）／予言（三浦しをん）／雪女郎（皆川博子）／血と水（よしもとばなな）／火事とポチ（有島武郎）／猫町（萩原朔太郎）

  2009.10.14

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  『ラピスラズリ』山尾悠子

  内容（「BOOK」データベースより）不世出の幻想小説家がふたたび世に問う人形と冬眠者と聖フランチェスコの物語。ストーリーを追うのではなく、絵画を観るように、装丁も含めた物語全体の雰囲気を『鑑賞する』ような本。全体を通して、とても不思議な雰囲気のある物語です。少女が不可思議な三枚の絵画に魅入られるところから物語が始まるのですが、絵のこちら側と向こう側を行き来するような、語り手と聴き手がいつの間にかすり替わるような、絵の中の世界と現実がいつの間にかすり替わってしまっているような、独特の世界。落葉樹に囲まれた森の中にある常緑樹に囲まれたお城の中で暮らす「冬眠者」と、それを見守る人形たち、彼等につかえる召使い、消える荷役、伝説のゴースト・・・説明をしようにも、こればかりは「鑑賞してみてください」としか言えません。蛇足は無用です。私の読後の印象はといえば、大聖堂というよりは、こぢんまりとした教会のまんなかに一人立って、細密に描かれた天井の宗教画を観あげているよう。受け取る人によって如何様にも受け取れ、人によっては深く愛され、受け入れられる反面、受け付けない人にとっては全く相性が合わない世界観であろうなあとも。寒い季節に暖房の効いた部屋で、またはどこにも出かけられない嵐の日などに自室に籠って読みふけり、物語の世界に身を任せたい・・・そんな一冊でした。

  2009.10.13

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  カクテルコンペ2009＠神戸

  毎年楽しみにしている神戸のカクテルコンペに行ってきました。今回は私たちが贔屓にしているBarのマスターは参加されなかったのですがそれでも協賛各社のブース目当てで♪　(≧ｍ≦*)各メーカーイチ押しのお酒や、新製品、滅多に飲めない高級酒などがずらり。これらが競技の合間に試飲できるのです今回もおいしいお酒をたんまり堪能してきました。中には市場価格一本いちまんはっせんえんのウィスキーも「デュワーズ　シグネチャー 43度（木箱入り）」出回り始めたばかりだそうで楽天にはさすがにないだろう、と思いつつ探したらありました！！　これ、めっちゃウマいですウィスキーだけでも10銘柄以上試飲しましたが（）飛び抜けてウマかったですデュワーズは18年でもウマいですけど、これはもう、ほんと別格！でした。ダンナはこっちの方が美味しいって言ってました「トマーティン　25年」こちらはにまんはっせんえんもしますBarで飲んだらワンショットいくらするんだろうか・・・ダンナは二杯も試飲してましたのでこれだけで今日のチケットの元を取ったような気もしますが肝心のコンペは、課題カクテル部門（「ロブロイ」）と、創作カクテル部門、そしてフルーツのカッティングの総合得点によって優勝者が決定します。ステージ上にふたりずつ上がって真剣にカクテルを作る様子に会場の雰囲気もぴりりと引き締まるよう。フルーツと創作カクテルは演技終了後、展示され、ギャラリーによる投票で「ギャラリー賞」も選ばれます。今年のギャラリー賞＆優勝はこちらの作品創作カクテルには金粉が振りかけてあります私たちが投票したのはこちらの作品甘いカクテルが苦手なダンナが「これは美味しい！」と絶賛したスィートカクテル。絶品でしたフルーツのカッティングも素敵♪カクテルの飾りではこんな可愛いのもありました今回の参加者は9人と少なめでしたがどのカクテルも美味しくて、今年も大満足の大会でした。大会実行委員長さま、おつかれさまでした(笑）

  2009.10.12

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  新しい相棒

  新婚旅行時にデジカメが壊れて以来、苦節6年。ようやく新しいデジカメを入手しましたCASIO　デジタルカメラ　カシオ　EXILIM「EX-Z270(ゴールド)」私は家電の類いは何でも新製品のひとつかふたつ前のタイプの値下げした旧モデルを買います。最新機能がいろいろついてても使えないし、デジカメなんて結局オートモードでしか撮らないし実は、お店に行く前まではこれかコレにしようと思ってたんです。 でも実際お店に行ってみたら、このふたつとほぼ同じ値段でこのカシオのデジカメも並んでいて迷ってしまい、販売員のおにいさんにこの中で初心者でも扱いやすくて、きれいに撮れる機種を訊ねたらカシオをお薦めされました。説明を聞いてみると、確かにこれが一番使いやすいみたい。実際に色々訊ねてみると、自分が考えていたイメージと全然違ったりしたのでネットでポチろうかと思っていたけれどやっぱりお店で買ってよかったです。色も、欲しかったシャンパンゴールドで購入したお店ではラストワンの人気のお品でしたお値段は上記写真のリンク先とほぼ同じくらいでしたカメラケースは高いし、ゴツゴツしたのは邪魔になりそうだったので購入せず自分でハンドメイドしちゃいました　左上の黄色いのがお手製カメラケース右側のカメラの下に敷いてあるのと同じ大きさのハンドタオルで作りました。貧乏性でとっておいたお菓子かなにかの袋の紐で巾着にして完成かさばらず可愛らしくて手前味噌ながらなかなか気に入っております明日は早速、このカメラを持ってカクテルコンペにお出かけです♪

  2009.10.10

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  簡単蒸しパン♪

  炊飯器で簡単に蒸しパンができるってご存知？mix◯の某コミュで見てずぼらな私にもできそうな超簡単レシピだったので試してみました。まず、材料。　●ホットケーキミックス　200g　●牛乳　約180～200cc　●バター　ひとかけら（適当w）　●卵　一個（お好みで砂糖を小さじ1/2～1程度）あとはお好みで、ラム酒やドライフルーツ、チョコ等をトッピングで加えて下さい。私はトッピングにチョコクッキーを一枚、割入れました。あと、牛乳の代わりに棚の奥から発掘した青汁豆乳を使用豆乳の方がヘルシーだしまろやかな甘みがあるのでお薦めです。今回は190cc使用しました。生クリームを少し足して、野菜ジュースと牛乳を半々くらいにして野菜蒸しパンにしてもいいかもしれません。これを炊飯器の内釜に全部投入して、だまにならないように混ぜたらあとは普通に炊飯スイッチをポチっ以上出来上がったらふたを開けてみてもうちょいだなあ～と思ったら再度スイッチオン！私も二度炊きしましたが、底が焦げたりする心配はありませんできあがりは、こんなかんじ　無精な性格のため、混ぜた時、端の処理をしなかったので周りが凄いことになってますが、これもご愛嬌(笑）できあがってすぐのものと、フタをして少々（15分～20分）蒸らしたものを食べ比べましたが蒸らした方が美味しかったです♪もうちょっとバターを多くした方が風味が出たかなあと思いつつ、中はもっちり、ふかふかで、市販のものにも負けません♪私はヘルシーにしたかったので、バターも少なめで砂糖も入れなかったためか少しもっそりとしますが、きっと余分な添加物が入ってないからに違いない・・・市販の菓子パンって、原材料に「これ何？」ってなものが色々入ってますからねえものすごーく簡単にできるオヤツですのでみなさまも是非どうぞ

  2009.10.09

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  『七つの死者の囁き』

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）死者はそこにいる。生きている私たちの記憶の中に、夢の中に、そしてすぐ背後に。私たちを見つめ、語りかけ、時に狙っている。ひそやかで絶え間ない、死者たちの攻勢―。少女の幽霊は窓辺に立ち、死んだ恋人からのメールが届く。自殺した女の呪詛が響き、亡くなった男は秘密を打ち明け、死霊の化身が地底から出現する。怖恐と憂愁を纏った七つの死者たちの物語。文庫オリジナル。 7人の作家のアンソロジー。ホラーは苦手なのですが、恒川氏の作品が読みたかったのと未読の作家で読んでみたかった人が何人かいたので読んでみました。タイトルからしてもっとおどろおどろしい内容かと思いきや、意外と最後にぐっとくる話が多かったような。よい意味で意外で、当たり本でした「その時間は見知らぬ民家の庭で少女と話していた」容疑者が主張するアリバイの証人はしかし10年前に病死していた━━。自分自身も亡者が見える主人公の刑事は、その訴えを信じるが、裁判で立証できないアリバイをどうすればよいのか・・・。　　　　　　　　　　　　『幻の娘』　有栖川有栖「ねえ、犯人はどうやって出て行ったと思う？」ある夜出会った少年がふと漏らした、とある夫婦の惨殺事件。友人の自宅で起きたというその事件の謎解きの鍵は━━。　　　　　　　　　　『流れ星のつくり方』　道尾秀介「ずっと君に会いたかった。なぜ自殺なんて━━」人の声を記憶する「話し石」の収集家ふたりが20数年の時を超えて再び巡り会う。初めて石を見つけた夜、友人が隣室で自殺した訳は・・・。　　　　　　　　　　　『話し石』　石田衣良「もしもあの時、彼女を見かけなければ。　もしもあの時、彼女が遅刻をしなければ・・・」気まぐれにかけた一本の電話がひとりを死の淵から、ひとりを罪の淵から突き落とす。　　　　　　　　　　　『熱帯夜』鈴木光司　「きみが死んだら、僕も死ぬよ」そのときは本気だった。でも僕は生きている。彼女が自殺してからも、ぬくぬくと。だからきっと、彼女は僕を呼びにきたんだ・・・。　　　　　　　　　『嘘をついた』吉来駿作「やりなおしたい＜恋＞はありませんか？」死の瀬戸際で、バクから交換条件を出された彼女。今までの思い出を渡す代わりに、その叶わなかった恋を叶え、その先の記憶と寿命を新たに授けてくれるという。私は即答した。「あります。最後から2番目の恋です」　　　　　　　　　　　　『最後から二番目の恋』小路幸也生きている人間は、金色の炎のように見える━━。地蔵のような風貌を持つ、不思議な視力を持つ少年はある日、親友の不可解な行動を目にする。狂気の沙汰と知りつつも、彼を止められなかった訳は・・・。　　　　　　　　　　　　『夕闇地蔵』恒川光太郎恒川氏の作品はもちろん期待通りでしたが、有栖川有栖氏の「幻の娘」と道尾秀介氏の「流れ星の作り方」が良かったです。特に後者の最後の一行にはやられました。胸が詰まるようでした。有栖川氏のは、ひょっとして、こういうこともあるかもなあ、と。石田氏の作品は一番短かったこともあり初めて最後まで読み通してみました。話としては悪くありませんでしたが尻切れ蜻蛉というか、最後までちゃんと書け鈴木氏のは、モロ、ホラー。「リング」「らせん」の世界のようなおどろおどろしさお上手だとは思いますがやっぱりダメ。苦手です吉来氏は初読みでしたが、うーん、若い人向けの作品を書く方なのかしら？なんか、そんな感じ。。。雰囲気は悪くないけど、ライトな雰囲気の文体とミスマッチで残念小路氏は、逆にライトな文体が上手にハマった印象最後のネタバレ（？）も良かったです。「東京バンドワゴン」を読んだことがあるけれどこのかたは長篇よりも、このくらい短い話の方が巧いんじゃないかなあ？と私は感じました。逆に恒川氏は、良かったんだけれどもこの長さではあの独特の世界観が詳細まで描ききれていない印象。この作品たちは某文芸誌掲載作をまとめたものなのですが文庫化する際、もう少し情景描写などを書き足して欲しかったなあ。・・・なんて贅沢なお願いかしら？　＾＾;)道尾秀介氏の作品は、一度長篇をしっかり読んでみたいと思いました

  2009.10.08

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  『ウォーターランド』グレアム・スウィフト

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）妻が引き起こした嬰児誘拐事件によって退職を迫られている歴史教師が、生徒たちに、生まれ故郷フェンズについて語りはじめる。イングランド東部のこの沼沢地に刻まれた人と水との闘いの歴史、父方・母方の祖先のこと、少女だった妻との見境ない恋、その思いがけない波紋…。地霊にみちた水郷を舞台に、人間の精神の地下風景を圧倒的筆力で描き出す、ブッカー賞受賞作家の最高傑作。 非常にスケールの大きな話。主人公の歴史教師は、「歴史」という長大な「おとぎ話」を、自分の個人史になぞらえて語っている。彼は退職間際に至って、いわゆる「歴史」を教えるより重要なことに気付いたのだ。「人間は、物語る生き物である。物語らなければ生きられないのだ」と。歴史（history）は、物語（story）の積み重ねである。storyがいくつも積み重なって、それを高い（hight）視点から俯瞰したものである。例えば、Aという人物はaというstory(=history）を持ち、Bという人間はbというstory(=history）を持っている。それが何十億も集まって、いわゆる『歴史』になるわけだ。歴史にはある「事実」がある。それは「実際にあったこと」として、さも唯一の真実であるかのように語り次がれる。でもそれは、「歴史」という一視点、つまり、俯瞰したとある一点からの見解に過ぎないのだという「事実」をこの教師は自分自身の歴史に置き換えて、子供たちに語りかけてゆく。自分自身がaというstoryを持っている。そこに、とある重大な事件が起こる。自分はそれを自分の心の中にとどめきれず、Bという相手に語る。それによって、自分しか知らないと思っていたことをBが知っていたことが判明する。それを知ることによって、善と悪、正と偽が逆転したりする。自らのaという視点のほかに、bという視点からみた事件のstoryを受け取ることで自分の中にはひとつの事件と言う「事実」に基づいたaとbいうふたつの視点（つまり、ふたつの「事実」）が現れる。しかし、それをまたCに語ることによって、善だと思っていた悪が、必要悪という善であったと判明したりもする。しかしその流れを知らぬまま、後の世代に生まれたDは、、、という具合に、歴史は川の流れのように、その形や色や深さ、速さを変えて行く。主人公の家が代々、水路の門番であるというのも象徴的だ。自分がいま、ここに存在するまでの間に流れた物語の前には、何千という人生の物語があり、その数だけの『事実』がある。と同時に、自分の周りにいる誰もが、その『事実』を抱えていてその一つ一つが複雑に絡み合い、意味を持ち、「いまここ」に至っている━。一個人の、本当に些細と思われるようななエピソードが想像もしなかったような他者の運命を決定的に変えてしまう。イギリスの片田舎のある一家の物語に過ぎないのにこの物語が波紋のように広がりつつ描く因果の曼荼羅は壮大な宇宙のよう。負の遺産の連鎖のなかで一見、バッドエンドと思われるラストも個人的にはとても救われた気がしました。そうでないと、みんながみんな、我と保身が強すぎて救いが無い。彼が「救世主」と予見された意味が私には腑に落ちるものでした。

  2009.10.05

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• 満月にフリフリ♪　27

  今宵は中秋の名月ですが　満月は明日、日曜日です！※ 中秋の名月は旧暦で日を数えますので、　現在の太陽暦とは微妙にズレがしょうじることがあるのです。　ご注意下さい昔の人たちは、暦を司る月に感謝しつつ、家族揃って縁側で月を見上げながらその光のパワーで夏場の疲れや農作物の収穫後の疲労を癒していたのですね。現代人のように、なんでも『人間が一番エラい（故にヒトが理屈付けできる「科学」以外は信じない）』とか『何事もやればできる（できないのは努力が足りないからで個性や適性など無関係）』的な奢った考えを持つようになってしまったのはこうして、人間よりもずうっと大きな、絶対的に手の届かないものを見上げることがなくなってしまったからに違いありません。（月ですら、今ではヒトの足あとがありますものね　＾＾;)・・・という独り言はさておき。満月といえば　フリフリ♪今月も満月パワーで臨時収入をgetしましょう♪10月4日（日） 15：10が満月ジャストタイムです。　※　前後各24時間以内にヴォイドタイム（フリフリしない方が良い時間）は　　　10月5日（月）14時46分～　6日（火）01時34分今月もお月さまの力を借りて通帳やお財布を楽しくフリフリ♪しちゃいましょう！フリフリとは？やりかた→　こちら今日、いまからジャストタイム前までに振るようにするのがベストです。月は満ちきる直前までの力が一番強力です♪＾＾　　*　　　*　　　*　　　*　　　*藤紫的　星読み　今回の満月は　牡羊座12度。　サビアンシンボルは　　「野鴨の三角形型飛行」　　　牡羊座は、ものごとや生命、新しい秩序などの始まりを意味し特に11度～15度は「現実に人を動かしている原理について学習する」意味合いの度数です。渡り鳥たちは、その時期がくれば誰に教わらずとも自然と隊列を組み、目的の地へと飛び立ちます。太陽の角度や磁場をたよりに、その方角がわかるといわれていますがこれは人間が研究した結果、きっとこうなのだろうと予測したものであって、なぜあれほど正確に、きれいな飛行を遂げられるのかは渡り鳥たちに実際に訊いてみなければわからないことでしょう。このシンボルが表す事柄は、ずばり「真理の象徴」　です。あれこれ理屈や理由を付けてどんなに「それらしいこと」を並べ立てて納得できたとしてもそれはあくまで自分のアタマで考えたことです。「考える」のではなく、「感じる」ことが大事なのです。あれこれと考えに考えた挙げ句、結局動けなくなってしまうことはありませんか？心の奥の奥に有る、ほんとうの自分は「GO」あるいは「YES」と言っているのにその声を、理屈や世間体や常識という耳栓でふさいでしまっていませんか？その声を、聞き入れてあげましょう。本当に望んでいることを、解放しましょう。心の声に耳を澄ます、ということはともすると本能のおもむくまま、欲望のままに行動する、ということと混同されがちですがそれは全く違います。欲望の声と、心の声を聞き分けるのはひょっとしたらムズカシイと感じるひともいるかもしれません。そういうひとこそ、この度数に月がある日に、瞑想等をして、こころしずかに、己を見つめ直してみると良いでしょう。世の中には言葉で説明できないことがたくさんあります。むしろ、言葉では説明できないことの方が、ずっとずっと多いのです。そして、大切なこと、大事なこと、どんなことがあってもゆるがない真理こそもっとも説明の出来ないことでもあります。説明のつかないことや、一見、理不尽に思えることでも物事にはちゃんと宇宙の真理が働いているものです。

  2009.10.03

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• Bar武内＠京都メトロ　Vol.4（後編）

  （前編からの続きです　※10月10日　セットリスト修正）ここからはゲスト・レモンさんのスペシャルショータイム！今までマスターの横にローディのようにうずくまっていた普段着にアフロヘアーのおねいさまがすっかり見違えてご登場！(笑）ド紫の襟ぐりの大きく開いたチュニックと同じくド紫のヒラヒラのパンタロン。すごいです。見た目だけで圧倒されます。でもご本人「これで普通に渋谷に買い物に行く」とおっしゃっていましたので自前でオーダーされたというあの衣装もひょっとして普段着なのかもしれません(爆）まずは「ブルーライトヨコハマ」を自慢ののどでご披露最初だけはちょっと緊張していらっしゃるご様子でしたが、続いて歌った青山ミチさんの「むらさきの京都」がソウルフルでパワーがあってとってもよかった！衣装の色とあいまって、レモンさんのために書かれたテーマソングのようここらでマスターと例の「愛人との久々の逢瀬」的小芝居を挟みつつ、「ではコブラさん、あれ、お願いします・・」というと、やおら聞き覚えのあるイントロ！！！！！！こ、これはっ！！！「ONE NIGHT GIGOLO」イントロの♪ちゃらららららっ　たったら～～～　でみんなして後ろむき平泳ぎのようなあの振り付け！（ファンならわかるよねw）そしてお約束「KILL YOU！」でスリッパぱーーーーーん！(爆）アタマを押さえつつ、「ありがとうございます！これ、やりたかったんです！」と笑顔のレモンさんw『お前、オリジナルから叩かれたんだぞ！　貴重だぞ！』とマスター(笑）レモンさん、この日のためにスーパーのスリッパ売り場で一番鳴りのいいものを物色したそうですwすっかり盛り上がった所でレモンさんオリジナル曲「朝焼け」あれは・・・なんというんでしょうか？レモンさん直伝の振り付けがホントにエクササイズビデオみたいで会場全体がインチキ臭いエクササイズビデオの即売会のような雰囲気に・・・(爆）でも腰をひねったり、腕をぐるぐるしたり、レモンさんが「はい、ここで五木ひろし！』なんていうだけでみんなしてあの拳を握りしめつつ、徐々に斜め下へという振り付けが一発でビシッと決まったりでwなかなかカオスでした。そしてそんな世界を少し高い所からi PHONEの動画でずっと撮り続けていたマスターも素敵でした(爆）「なんか、バカでいいなあ～。　若い奴らはココまでバカになれないからなw。　これからはこういうのが流行るんだよ。　俺たちが啓蒙していくんだ」とノリノリのマスターがカラオケで『ブランデーグラス』を披露し、「俺が何でこの歌が好きだか知ってるか？　♪これでおよしよ　って歌いながら近寄って行くと皆引くだろ？　俺はドSだから、それがいいんだ(爆）」マスターったら・・・そ、そんな理由でこの歌を？続いてレモンさんが「　boy & girl　」を熱唱。マスターが「また逢う日まで」を唄い、最後はレモンさん「あの鐘を鳴らすのはあなた」で締め。お店のヒトが裏で食器を割っちゃったときも「あれも私のせいなんです」ととっさの機転でわらいに変えてしまったレモンさん、お歌も人柄も素敵でした　ありがとう＜コブラさん＆マスター　3回目＞『哀しくてジェラシー』（タイ語バージョン）以下3曲、先日のアブラサミット音源よりあぶらまつりのマーチンさんのセットリストで『ギザギザハートの子守唄』（尚之ボーカル！）　※リンク先はフミヤボーカル『街角トワイライト』（歌詞が全部ラララw）『涙のリクエスト』マスター(以下要約）「あのライブ（今年の祭り）はね、本当はあんなセットリストじゃなかったんだよ。　『街角…』で終わる筈だったの。　でもさ、マーチンさんのツアーで楽屋で曲の音合わせしているとき、　マーチンさんが　「なあ享、「街角」と「涙の…」とキーが同じだからそのままやろうぜ」って。　正直、えーっと思ってビックリしたけど「俺、歌いたいからさ、やろうぜ」って。　それでやることになったんだよ。　もし、万が一、あのイベントにフミヤが来ることになったとしても　俺たちはぜったいあの曲やらないし、　マーチンさんなりの、俺たちへの想いがあったんだなって思って嬉しかった。　だからあのセットリストはホントにあの時だけのスペシャルだったんだよ」　ワタクシ、不覚にもこのMCでうるっときてしまいましたよ『ランナウエイ』　シャネルズ『街角トワイライト』　シャネルズ『ラズベリードリーム』　レベッカ『タイムマシーンにお願い』　サディスティック・ミカバンド『天井裏から愛を込めて』　アンジー『悲しみが止まらない』　杏里『君がいるだけで』　米米クラブ『Won't Be Long』バブルガムブラザース『嵐を呼ぶ男』　井上陽水『青い珊瑚礁』　松田聖子ここでマスター、閉店宣言。回ってもらっていないテーブルのみなさま、大ブーイングマスター「すみません。時間配分間違えました。　じゃ、来てもらってないってヒトは俺に言って。　今度泊まりに行くから！」　　『さらば恋人』　堺正章『Ride on Time』山下達郎というわけで、今回は早めの10時閉店でございましたが楽しい一夜で御座いました

  2009.10.02

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  Bar武内＠京都メトロ　Vol.4（前編）

  （※10月10日　セットリスト追記・修正）昼からUmi♪さんとお会いして合格祝いのランチ＆長～いお喋り(笑）をしたあと夜から恒例『Bar武内』に参加してきました。（※Bar武内とはなんぞや？というかた。　前回の様子はこちら。初回の様子はこちら）今回、マスターは二日酔いだったらしく（帰宅してから公式の書き込みで知った）全部のテーブルは回っていただけなかっため隅っこの方で独り酒していたワタクシはマスターとお話しする機会は持てず…でもいいの。3週間後にまた逢えるからもっと近くでねで、曲リストですがわからん曲が多かったです間違えているのもあるかと思うので空白部分とともに後日修正しますがコブラさんのぶんも控えたので今回は長くなっております・・・最初の方は場所取り等でうろうろしておりましたので途中からですみません＜コブラさん　1回目＞『シクラメンのかほり』　布施明『ロマンス』　岩崎宏美『木綿のハンカチーフ』　太田裕美『好きになった人』　都はるみ『あなたならどうする』　いしだあゆみ『喝采』　ちあきなおみ『だれかが風の中で』上条恒彦『絹の靴下』　夏木マリ『ふたりでお酒を』　梓みちよ『危険なふたり』　沢田研二『ニッセイのおばちゃん』（「モクセイの花」）（←マスター＆会場大ウケw）『老人と子供のポルカ』　左卜全とひまわりキティーズ『世界の国からこんにちは』　三波春夫『真夏の出来事』　平山みき＜マスター　1回目＞『11PMのテーマ』『ゆうわく』ローレン中野・和田弘とマヒナスターズ『スキャンドール』　朝丘雪路『可愛い悪魔』　渥美マリ『恋のロリロリ』　江美早苗『さすらいのギター』　小山ルミ『マドモアゼル・フィフィ』　牧麗子『ふりむかないで』　林家三平（※リンク先はザ・ピーナッツ）『5匹の子豚とチャールストン』『シー・ラブズ・ユー』　ザ・キューピッズ『レッツゴー・ブカルー』　寺内タケシとバニーズ『アリゲーター・ブーガルー』　ザ・ホワイト・キックス『私がケメ子よ』　松平ケメ子『悲しい歌』　和田アキ子『Gauloise』　かまやつひろし＜コブラさん　2回目＞『365歩のマーチ』　水前寺清子『ウルトラマンのテーマ』『どうにも止まらない』　山本リンダ『ドリフのズンドコ節』　ザ・ドリフターズ『自動車ショー歌』　小林旭『アッと驚く為吾郎』　ハナ肇とクレイジーキャッツ『個人授業』　フィンガー5『涙くん　さよなら』　和田弘とマヒナスターズ『今日の日はさようなら』　森山良子『京都の恋』　渚ゆう子（違うかも）『わたし祈ってます』敏いとうとハッピー＆ブルー『私の城下町』　小柳ルミ子『世界は二人のために』　相良直美『君といつまでも』　加山雄三『夜が来る』（サントリーオールドCMソング）『酒は大関、心意気』　加藤登紀子『圭子の夢は夜開く』　藤圭子『他人の関係』　金井克子『ダンシングオールナイト』　もんた＆ブラザースこの辺りから酒が回り始め(笑）盛り上がって皆さんノリノリ♪マスター「7：36！　盛り上がり始めはこの時間だぞ！」wコブラ　「テックなら　開いたばっかり・・・(笑）」『UFO』　ピンクレディ『プレイバックパート2』　山口百恵＜マスター2回目＞『恋の大予言』　フィンガー５『やさしい悪魔』　キャンディーズ『飛んでイスタンブール』　庄野真代　『年下の男の子』　キャンディーズ『夏のお嬢さん』　榊原郁恵（←結構みんな踊れるw）『桃色吐息』　高橋真梨子『魅せられて』　ジュディオング『みずいろの雨』　八神純子『あなた』　小坂明子『待つわ』　あみん（後編に続きます）この日かかっていた映画『奥様は18歳』　『Gメン75』　

  2009.10.02

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  【モラ】カンロのど飴3種セット

  「モラタメ.NET」さんで、またまた当選♪今回はカンロのど飴3種セット（ノンシュガー果実のど飴/ノンシュガー枇杷蜜のど飴/　ノンシュガースーパーメントールのど飴）です。　　　畳屋というダンナの仕事柄、のど飴は必需品。（仕事場は常に埃っぽいし、お客さんとの打ち合わせもしますし）我が家では最低ひと月に2袋は消費します。それだけ消費するとなるとやっぱりカロリーは気になるものダンナのお腹をちらりと見れば、ちりも積もれば何とやら、ですさて。さっそく味見。フルーツ味は以前食べたことがあるし、結構おなじみの品だと思うので、今日は枇杷蜜と、スーパーメントールを。まず　枇杷蜜。うん。これもちょっとすうーっとするんですね。後を引かない上品な甘さ、というのでしょうか。ハチミツやかりん味ののど飴よりももっとすっきりした甘さです。これなら、例えば仕事中になめたとしても、口の中が甘ったるくてかえって喉が渇く、なんてことはなさそう次に　スーパーメントール。うん。。。もっと強烈にすーすーするのかと思ったら、それほどでもない『スーパー』というネーミングに惹かれて買うと期待はずれかもしれませんが普通にのど飴として舐めるならこの方くらいの清涼感がいいのではないでしょうか。どことなく懐かしい「はっか」の味がしましたノンシュガーは普通の飴に比べると割高なのでつい敬遠してしまうのですが、比べてみるとやっぱり毎日食べるならこっちの方がいいのかなあ。ダンナのお腹のためにもどちらも美味しゅう御座いました。どうもありがとうございます-----------------＜P.S.＞少し前の日記で書いたコンビニ弁当の当選権は、結局いつお店にいっても売り切れで期限である今日までに購入できず…当選をフイにしてしまいました　やっぱり現物を送ってもらうものじゃなきゃダメね

  2009.09.30

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  池澤夏樹新刊・10月発売

  敬愛する池澤夏樹氏の待望の長篇小説が来月、発売されます。【予約】 カデナあの夏、私たちは四人だけの連隊で闘ったーー。ベトナム戦争末期を基地の中と外で懸命に生きた人々。沖縄での12年間の経験の全てを注いだ決定的長篇。 （　楽天ブックス紹介文　）・・・この内容で、440ページもあります。毎度のことながら、いろんな意味で「重い」です。。。早速、予約しなきゃ　　　図書館に…

  2009.09.30

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  ヒマラヤ水晶ネックレス

  　　　　　　　　　　　前々からずう～～～～～～～～～っと欲しかった『ヒマラヤ水晶ネックレス』をゲットしました購入先は、私のお気に入りのパワーストーンショップ『クロージョーアイズ』さんです。毎週末開催されるオークションで、御縁があり、今回ようやく落札することができました。人気がある石で、なかなか落札できなかったんですが今回はなんと！半額近いお値段で購入することができました。ありがとうございます！！！！　感謝感謝です！！！！！ヒマラヤ水晶はパワー＆浄化力、ともに強力なもの。エネルギーに敏感なひとは、クラクラしてしまうくらいだとか。届いて早速つけてみたのですがなんか。。。ネックレス全体から熱が感じられる、というかチェーンのあたっている首筋あたりから、ほわあああんと温かくなってきてビックリ！しかもつけた瞬間に身体の隅々まで広がって。さすがヒマラヤ水晶。すごいです。このパワーの強さ＆相性の良さは私が二十歳くらいのときに持っていたちいさな水晶ポイント以来の出逢いかも（あくまでも私の感覚ですが、　自分と波長の合う、強いパワーを持つ石は　持つとほのかな熱を感じるのです）その水晶ポイントは、生憎、仕事中に落としてしまったのですがハードな職場での仕事中、随分と助けられた、大事な『相棒』でした。廻り廻って、また私の元に『相棒』が還ってきてくれたみたいこれからどうぞよろしくね

  2009.09.29

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• 「抱擁」日野啓三

  「そうなんだ。　わしという火が消えても火というものは残る。　だがそうとわかっても、わしという小さな火が消えるのは、やはりさびしいことだな。　焔（ほのお）なんぞ幻影に過ぎんという考えかたも有る。　薪と酸素が化合して灰といろんなガスに変化する過程で、　束の間，現れる中空の幻だと。　そうかもしれん。　わしもいろんなことを経験しいろんなことを感じたり考えたりしてきた。　だがその全部がわしと一緒に消える。　たとえわしにそれを表現できる十分な才能があったとしても、　文字でも色でも彫刻でも、その全てを形に出来るとは思えん。　いまこの薪の端の方で燃えている焔をよく見てご覧。　上の方というかまわりの方は黄色く赤く輝いているが、　焔の真ん中の方は色が無いだろう。焔の芯は暗いのだ。　目に見えないもの、誰にも伝えられないものが、多分命の芯にあるにちがいない」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　本文より抜粋　）自分の死期が近いことを悟った老人が主人公の青年に向けて呟く独白だ。「あの夕日」で芥川賞を受賞した日野氏だが、その作風は本作以降、趣を変える。後期以降の原点ともいえる作品かもしれない。雰囲気の一変した後期の作品群の言葉の数々は、心の奥に深く響く。東京のとある場所に有る、今にも崩れ落ちそうな異様な雰囲気の洋館。広大な庭には世界中の植物という植物が集められ、壁には蔦が絡まり、奥まった玄関はゆるやかなカーブを描くアプローチに遮られ中の様子を伺い知ることが出来ない。そんな不思議な館に心奪われた「私」に、陰のような男が声をかけてくる。　「あんたの後姿を見かけた瞬間、私はぴんとわかったね。　　私と同じような人間がいる、とね。　　新しいマンションをうっとりと眺める人間はたくさんいる。　　でもこんないまにも崩れそうな古い家、　　しかもほとんど陽もささない暗い家に興味を持つ人間は、滅多にいない」男は不動産を扱っており、その館の立つ一等地に目を付けていたのだが主である老人は館を手放すつもりは毛頭なく、相手にされていないのだった。男もまた、館に魅せられたひとりだったのだ。主には息子があったが、7年前、ベトナムで「向こう側に行く」といい残したきり、行方知れずだ。息子の後妻である若夫人は外交官という夫の肩書きに惹かれて結婚しただけの頭も尻も軽い女で、薄気味悪いこの館を早急に売り飛ばしたいと願っている。主の孫娘である少女は、最愛の父が消えて以降、心を閉ざして口をきかず、家政婦の鏡のような善良な女性がこの館の一切を切り盛りしていた。不動産屋の男の手引きで館に出入りするようになった主人公は、少女に魅入られ、やがて、主に乞われて少女の家庭教師ということで屋敷に住まうことになる。決して人好きのするような性格ではない、主と主人公は、何故か気が合い、主は主人公に自分の昔話をよくするようになる。。。あらがえない渦に巻き込まれる主人公。踏み越えるか、超えないかの一線。向こう側とこちら側。あらゆるものが館の庭のような閉ざされた中で蠢き合い絡まり合いながらそれぞれの人生が　蛹が蝶にかえるように、様々な自由へと羽化してゆきます。建物も、いのちも、ゆっくりと『滅び』へ向かう話でありながら、退廃的なだけではない、再生の芽吹き、きらめきすら感じられるラストが秀逸です。

  2009.09.28

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  『とりつくしま』東直子

  あなたは何に｢とりつき｣ますか？死んで心残りがある人は、この世の何かを「とりつくしま」にできる。妻は夫のマグカップに、母は息子のロージンに。切なくてちょっぴり苦い、不思議な10の物語。　　　　　　　　　　　（　楽天ブックス紹介文より　）森絵都さんの名作「カラフル」を彷彿とさせるようなハートウォーミーで切ない短篇集。人生半ばで幕を引くこととなった10人がそれぞれ生前一番心のよりどころとしていたものや大好きだった『モノ』に生まれ変わってあと少しだけ、己なきあとのこの世にとどまります。闘病の末亡くなった母親は、息子の最後の試合のロージンバックに。事故で亡くなった新妻は、夫のお気に入りのマグカップに。公園で遊ぶのが大好きだった男の子は、青いジャングルジムに。書道教室で働いていた女性は、師匠の扇子に。図書館通いが楽しみだったホームレスの男性は、受付の女性の名札に。身勝手な母親に振り回されていた娘は、補聴器に。幼い娘と妻を残した男性は、妻の日記帳に。不摂生がたたった一家の主は、最後に買ったマッサージチェアに。女子高生は、憧れの先輩の彼女の愛用するリップクリームに。老婆は、孫にプレゼントしたカメラに。一番好きだった話は、最初の「ロージン」。ほんのちょっとだけ、逢えればいい。数十分で消えてしまっても。否、数十分で消えてしまうからこそ、そこがいいと願う母の愛がマウンド上でふわりと散る白い粉のきらめきのようで美しかったです。執着しないことこそ、ほんとうの、愛。師匠の扇子になった女性の話も、美しかったです。つつましやかな「覚悟」があって。感情に流されるままに、安易に一線を踏み越えてしまうわりには全然覚悟なんかできてないカップルは多いけれど。（そういう人たちに限って「自分たちは何があっても揺るがないカクゴがある」なんて思い込んでるものだけれど）『覚悟』って、何をも恐れぬ厚顔無恥とは違う。恥を知り、見返りも無く、それでも尚、それを受け止めるのがほんとうの『覚悟』だと思う。ホームレスの男性が名札になった、『名前』のなかにこの短篇集を象徴するような、とてもいい一節がありました。　一緒に食事をするということは、　一緒に充たされてゆく、というこどだったのですね。　だから、恋などというものにうつつをぬかす人々は、一緒にメシを喰う、と。　そういうカラクリだったのですな。ひとりで食べても、お腹は満たされるし、美味しくないことは無いけれど、でも一緒に満たされる友達や、連れ合いや、恋人がいれば、お腹だけではなく、心も一緒に満たされる・・・そんなひとが、ふいにいなくなってしまったときにもこの短篇集を読み返したら、もしかして、少し元気がもらえるかもしれません。

  2009.09.27

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  『風神秘抄』荻原規子　

  少年の孤独な笛が　舞姫の舞に出会うとき天の門が開き　天界の華が降る人の命と未来が変わる…平安末期を舞台に展開する　異色のファンタジー＜あらすじ＞坂東武者の家に生まれた十六歳の草十郎は、腕は立つものの人とまじわることが苦手で、一人野山で笛を吹くことが多かった。源氏方として平治の乱に臨んだ草十朗は、敗走し、主と慕う源の義平を失ってしまう。絶望したそのとき、草十郎は京の六条河原で死者の霊を鎮める舞を舞っていた少女・糸世（いとせ）と出逢い、引き寄せられるように笛を吹く。すると、二人の笛と舞から、死者を送り、人の命と未来を変える不思議な力が生まれたのだった。さらに、草十郎は自分に「鳥の王」と言葉を交わす異能がそなわっていることに気づく。しかし、二人の持つ力に気づいた後白河上皇が二人を利用しようとして…。　　　　　　　　　　　（　楽天ブックス紹介文より　）・・・まさかこの歳になってカラスと少年の友情物語に泣かされるとは思いませんでしたいやいや、すごかったです。類い稀なる笛と舞の才能が出逢ったとき、異界の門の扉が開く。突き詰めた調べと律動は、人の命や未来をも変える力を持つ・・・。なんという壮大さそしてなんという一途な恋あまりにも一途で綺麗すぎて実際こんなことはないだろうという気がしないでも無いですがでもこれはあくまで「児童文学」。少年少女たちはきっとこのくらい『運命的な恋』を夢見たいはず芸事に限らずどんなものでも究極に突き詰めることができればそれは「異なる世界」、つまり、この世ではない、「真の世界」へ続くものと思いますが、それはトコトンまで突き詰めたり追い込まれたりすることの無い平和でお幸せなひとたちにはわからず、底辺の人間が天地をひっくり返すような秘術を隠していると思い込み、それを妬み　奪おうと目論む・・・なんだか現代にも当てはまることのような気がします。勾玉三部作などではいつも終盤までひっぱってやきもきさせる主人公の少年少女の恋物語ですが今回は恋の行方に思い悩んで成長するのではなく、己の幸せよりも相手の幸せを思う、その想いの強さ・一途さが少年を様々な試練に立ち向かわせ、不可能を可能にしていきます。そして「空色勾玉」でも登場したカラスの鳥彦王との友情ぼーっとした草十郎と、口うるさくておせっかいなカラスのコンビネーションが絶妙すぎます。誰にも心を開けなかった草十郎が初めて持てたといってもいい無二の親友。ふたりの終盤の会話のやりとりは、特に別れを惜しむでもなくいたって普通なのですが、それがかえって切なさを増幅します帝以上のものにもなれる力をもった少年がただ、恋しい少女のために、何もかもを捨て…というより、何を失うかすらわからない未来へ向かうために親友との別れを選ぶ・・・男同士特有の友情の清々しさを感じつつ、思わず落涙でした。。。ただの我儘娘かと思いきや、しっかりと未来を見据え、いつでも生死の覚悟のある糸世とは好対照に本来の自分すら見据えられず、それゆえ己の力で大変なことをしでかしてしまう草十郎。オトメゴコロを解さぬ失言の連続で糸世の勘に触れてばかりの草十郎はどこか身近に憶えのある人がいるようないないような気がしないでもないけれど(爆）ふたりの一途な恋物語はいまのこの荒んだ世の中で一服の清涼剤のよう。ただただ認められたくて戦地で突っ走っていただけの草十郎が盗賊のかしらに「おれのように私服をこやしているヤツから金品を奪うのと　お前みたいに人を殺しをいとわず、自分の命すら大事に出来ない人間とでは　いったいどちらが悪いんだ？」と問われたり、帝の逆鱗に触れることもおそれずに河原で鎮魂の舞を舞う糸世に出逢って『己の為すべきこと』を突きつけられたりしながら少しずつ、時には失敗もしながら自分を見つめ成長する過程の描き方も毎度のことながら見事。鳥の斎王の言った「生き物はみな、おのれが予め用意したものにしかなれぬのだ。　意思が別のものを望もうとも、結局は自分が自分にしつらえた器にあらがえぬ」という言葉も印象的でした。そう。私たちは皆、自分で自分の器をこしらえてこの世に降りてきているのにそれに気付かぬ傲慢なものの、何と多い世の中になってしまったことか。鳥彦王は、今も何処かできっとないていることでしょう。

  2009.09.25

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• 笑っちゃダメ？

  今、マンションの前庭？で7歳くらいの男の子がひとりで遊んでおります。と、傍らの草むらのなかにバッタを発見！！！余程嬉しく、興奮したのでしょう。「おかあさあ～ん！　おかあさあ～～～ん！　バッタがおる～～～～～～！！！！！」と、部屋の中にいる母親に報告し、またバッタを見に戻ります。が。じっと見守るだけで、どうやら捕まえられない様子。と、やおらバッタがぴょこんとジャンプ。驚いた少年。お返し！とばかりバッタに向かって「べろべろべろばあ～～～～！！！」バッタもさぞかし、おどろいたことでしょうw

  2009.09.24

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  久々の焼酎日記

  久々に美味しい芋焼酎に出逢えました♪屋久の島「大自然林」芳醇なのにマイルドで飲みやすくほんのりとした甘さも感じられます。あんまりにも美味しいので昨夜はこれだけで3杯もいっちゃいました　＾＾;)あと、もうひとつ飲んだ希少品。阿久根　「號」（ごう）大変希少な麹を使用して作られた焼酎。リンク先の説明には「香りがやわらかく甘みがある焼酎」とありますが、私はどちらかというと芋独特のクセを適度に残しつつすっきりした飲み口、という感想を持ちました最近、焼酎日記少ないですね・・・この記事が楽しみでリンクして下さっているかた、すみません

  2009.09.21

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  『魚神』千早 茜

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）生ぬるい水に囲まれた孤島。ここにはかつて、政府によって造られた一大遊廓があった。捨て子の姉弟、白亜とスケキヨ。白亜は廓に売られ、スケキヨは薬売りとして暗躍している。美貌の姉弟のたましいは、惹きあい、そして避けあう。ふたりが再び寄り添うとき、島にも変化が…。第２１回小説すばる新人賞受賞作。【著者情報】千早茜（チハヤアカネ）１９７９年北海道生まれ。立命館大学文学部卒業。小学生時代の大半をアフリカのザンビアで過ごす。現在、京都府京都市在住。長編の処女作となる『魚神』で、第２１回小説すばる新人賞を受賞 長篇処女作、しかも子供時代を外国で過ごされたかたが書いたとは思えないような作品。本土から隔離された退廃的な島に漂うノスタルジックで嘆美で閉ざされた世界。設定がきっちりと完成されているぶん、長篇を書き慣れていない文章のもたつきや所々のひっかかりが気になってしまいましたがそれでもすうっと水の中に引き込まれるように小説世界に入って行けました。白亜とスケキヨ姉弟の美しさも、他者を信じきれない悲劇も、河の主と遊女の伝説も、浮世離れした裏町や遊郭も、この島全体に漂う空気や水も、すべてが、この世あらざらぬ幻影を纏い、夢とうつつの境を漂い続ける。。。この物語に描かれていることは、すべて浮世離れしているけれど哀しいほどに切実に互いを求め合い、それゆえに自から遠ざかってしまおうとするせつなさは、愛とか命とかいうひとことでは言い表せないような、人としての根本のようなものだとも感じました。いま、私たちが手にしている『確かなもの』なんてほんとうは、なにもない。この島と同じく、この世のことは、すべて「うたかた」。BLや官能小説ではなく、このような美麗な嘆美小説を書ける人が若い世代にも出てきたことは喜ばしい限り。ただ、先にも書いたように完成された世界観に筆力が追いついていないのが残念。（けっして筆力が劣っているということではなく、　今でもじゅうぶん「読ませる」作品なのですが　世界観がその3歩くらい先をいっている印象を受けます。　才能ではなく、技術的な問題）でも、まだまだお若いし、これからの作家さん。次の作品に期待大です

  2009.09.20

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• 当選ラッシュ

  3ヶ月ぶりくらい？の当選ラッシュですモニター当選が3点。その1『モラタメ.NET』さんで久々の【タメ】某コンビニでお弁当を買ってポイントをキャッシュバックしてもらうものです。お弁当ひとつぶんがタダになったうえ、約200円分のポイントが貰えますこれはまた買った時に記事をアップしますねその2某社のヘアカラーが当たったんですが・・・これがひどくて。。。クリーム状のカラー剤が塗ってるうちにボタボタ垂れてくるわその辺りに飛び散るわおまけに灯油こぼしまき散らかしたたんじゃないかと思うくらいのものすごい揮発性の刺激臭・・・換気扇をまわしていたものの指定の30分などとても待てず、10分でギブアップ私はお風呂場でやってたからまだいいものの壁やドアに所々シミがつきましたまあ、風呂場だし、目立たない小さいシミだしそのうち落ちるでしょうけれど・・・これ、お部屋で試した人はどうなったんだろうか・・・未だに使用後のアンケート送って来ないんだけどひょっとして苦情対応におわれてるんじゃ・・・私はこの会社に特に良いイメージも悪いイメージも持ってなかったんですがこのモニターやってから、ここの製品は二度と買いたくない、と思いました…でもまあ一回分カラー代が浮いたので良しとする（いいのか？）その3某アンケートサイトで当選。ごま油の老舗「かどや」さんの新製品『黒ごま＆オリゴ』オリゴ糖とはちみつで優しい甘さをつけた黒ごまペーストなんですけどこれ、おいし～～～～オリゴ糖なので甘過ぎないし、カロリーも控えめでお腹にも優しい牛乳に溶かして飲んだり、バニラアイスにかけたり、ほうれん草のゴマ和えに使ったり、いろいろなバリエが利きますもうちょっと安かったら買うんだけどな～10回分で約￥1000は高いかな～この他にもシャンプーや衛生用品のサンプル品が2,3、当たりました。今月は絶好調ですお月様のおかげです　ありがとうございます　　*　　*　　*　　*　　*　　*＜＜番外編＞＞　イベント当選来月開催される『Bar武内』＠シャルマン　にも当選してしまいました定員26名。まさかの当選初めての応募で初当選です享氏の御母堂が経営されている久◯米のスナック『シャルマン』で開催されるホンモノのママとマスターの共演をこの目にしかと焼き付ける予定ですママに顎で使われるマスターをガン見してきます・・・26名のイベントって　一体どうなるんだろうか・・・いや、でもこの歳になってもまだまだ「未知の世界」が楽しめるというのはいいことですよねシルバーウィークには何の予定もありませんが来月の2度のBar武を楽しみに生きてゆきます(笑）

  2009.09.19

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• 新月に願いを　47

  今月は　9/19 (土) 03：44 ※に新月を迎えます。 　新月になった時刻から８時間以内に（8時間以内に間に合わなかった場合、効力は薄れますが48時間以内でもＯＫです）２個以上１０個以内　願い事を「手書き」で書いて 日付をつけて大事にしまっておくと願いが現実に向かいます。 ！！！　必ず自分自身に関するお願いを書いて下さい　！！！このお願いは「なんでも叶う魔法のおまじない」ではなく何度も繰り返して願い事を書くことにより、新月の力を借りて、自分の深層心理（無意識）に作用させるものです。（無意識は、表層意識よりもずっと大きな影響力があります） したがって 地球環境や他人の言動についてのお願い事、「宝くじ当選」など、100％運頼みの願い事はこの『新月のお願い』では叶いません◆今回の新月直後～2日後までの間のヴォイド・タイム◆ （星の並びがよくなく、トラブルが起きやすい時間帯） 　　　9/19(土)　08:56 ～ 10:27 　までの間今回の新月は乙女座でおこります。 叶いやすいお願いキーワードは・・・ 　　体の健康、 食生活・運動、仕事・ライフワーク 　眼識、助けてあげること 　秩序、リラックス、 完璧主義 ●関連のある身体の部分・症状： 　大腸・腸、便秘・下痢、消化吸収、　みぞおち 等に関する願い事が　特に有効です。（これらの事柄に関することが比較的叶いやすいというだけで 　これ以外のことをお願いしてはいけない、というわけではありません。 　　叶いやすい分野のお願いを無理に探すよりも　自分が本当に叶えたいお願い事をしてください。　何度も繰り返し願うことにより夢は実現に向かいます） ＊＊　注意　＊＊お願いごとを書くときには 「○○しますように」という書き方よりも「○○しました」「○○になった」と過去形で書いたほうが有効です。 　　*　　　*　　　*　　　*　　　*藤紫的　星読み　今回　乙女座25度で起こる新月のサビアンシンボルは　　　『公的な建物の前に掲げられた半旗』今まで積み上げてきた社会的な役割や実務は一旦終焉を迎えるという度数です。その上今回は、土星と、逆行している水星も乙女座に入ります。水星の逆行は、願望の種は既に蒔かれたものであることを表し、土星はゆっくりと時間をかけて成就する星。なので今回のお願いは、今日新しく書いたことよりも今まで何度も願い続けていたことがゆっくりと芽を出す、という星回りになっています。この両方の点から見て、今までずっと心の中であたため続けていた実務的な願望や計画をスタートするには良い時期とも言えます。脱サラして念願だったお店を始めたり、ずっとプレゼンの機会を伺っていた企画を発表したり、長年構想を練っていた小説を書き始めるなど日々あたためていた本当にやりたかった事柄への取り組みを開始するには吉日。ただし、いままでの仕事を急に無責任に投げ出すようなことは勿論御法度。実務主義・完璧主義の乙女座ですから、その辺はきっちりと完璧な引き継ぎを澄ませることが大前提です。そして、一両日からここしばらく（～9/29）は急にひらめいたことや思いつきで行動、発言したりすると思わぬところでつまずいたりミスをしますので、要注意。水星の逆行中は言葉の行き違いや思い違いが多いときですので、重要事項は念のため再確認しておくことをお薦めします。また、交通事故などにも注意。週末はシルバーウィークですが車の運転や事故にはじゅうにぶんにお気をつけ下さい。どうぞ、あなたの願いが叶いますように

  2009.09.18

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  イメージが結ぶ100の言葉と100の本【7】

  ようやく最後ですイメージが結ぶ100の言葉と100の本【6】の続きです。【1】から読みたい方はこちらから。（出題元サイトはこちら）091「眠る」からイメージする本は？『眠れる森の美女』092「青春」からイメージする本は？森絵都『Dive!』 他にも候補は沢山あったんですが、これで。093「スポーツ」からイメージする本は？三浦しをん『風が強く吹いている』　「早く」ではなく、「強く」！！　しをんさんの代表作094「家族」からイメージする本は？丸山健二『水の家族』独特の文体095「夢」からイメージする本は？リチャード・マシスン『ある日どこかで』本のリンクが無い！でも本より映画の方がよかったりする…096「希望」からイメージする本は？『アンネの日記』困難な時でも希望を捨てない097「運命」からイメージする本は？パステルナーク『ドクトル・ジバゴ』（↑写真リンクはDVD）　二人が愛し合ったのは、二人を取り巻くすべてのものが、　足下の大地が、頭上の空が、雲が、樹々がそれを望んだからだった。　おそらく二人の愛は、彼ら自身よりも、　むしろ周囲のものたちに喜ばれたといえるだろう 　　　　　　　　　　　　　　（下巻より抜粋）098「蘊蓄」からイメージする本は？『美味しんぼ』1,2冊しか読んでないけど099「読めないってこんなの！」からイメージする本は？ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』　　　長過ぎ重すぎ盛り込み過ぎ100「本」からイメージする本は？『本棚』　読んだばかりなのでおわったーーーーー！　ながかったーーーーーー！！！・・・あ。　明日、新月・・・orz

  2009.09.18

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  イメージが結ぶ100の言葉と100の本【6】

  日付が飛びましたが、イメージが結ぶ100の言葉と100の本【5】の続きです。【1】から読みたい方はこちらから。（出題元サイトはこちら）076「扉」からイメージする本は？A・ハインライン『夏への扉』077「塔」からイメージする本は？安房直子『銀のくじゃく』078「記念日」からイメージする本は？俵万智『サラダ記念日』安直ですが079「クリスマス」からイメージする本は？田口ランディ『その夜、ぼくは奇跡を祈った』短篇集。特に最初の話がいい080「飛ぶ」からイメージする本は？桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』ラストでやられた！081「スター」からイメージする本は？バリー・パリス『オードリー・ヘップバーン物語』　日本でも海外でも、今は「スタア」がいなくなりつつあります082「田舎」からイメージする本は？桂望実『WE LOVE ジジイ』驚異の田舎ネットワークw083「紅茶」からイメージする本は？磯淵猛『ティータイムのその前に』084「手品・マジック」からイメージする本は？サンセット・モーム『魔術師』085「乗り物」からイメージする本は？宮沢賢治『銀河鉄道の夜』086「約束」からイメージする本は？重松清『カシオペアの丘で』　087「人形」からイメージする本は？ポール・ギャリコ『七つの人形の恋物語』088「バッサリ」からイメージする本は？オルコット『若草物語』ジョーが髪をばっさり089「辛辣」からイメージする本は？西原理恵子『独断流「読書」必勝法』ばっさり壮快090「艶っぽい」からイメージする本は？久世光彦『桃』

  2009.09.18

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