メキシコ旅行 (カンクン編)
2007年のクリスマス・ホリデーはカリブ海カンクン&メキシコ・シティへ。駆け抜けるように過ごして来たこの1年、最後ぐらいはゆっくりのんびり迎えたいもんね。とは言っても、クリスマス前後のこの時期フライトもホテルもお高い~のです。なので、Kへーは少し早めに休暇をいただき、私は学校の期末試験を受けた翌日の早朝出発というびみょーにハイ・シーズン料金を避けての強行日程で行くことを決定。メキシコ・シティでの目的は、9月にサンディエゴから転勤されたT夫妻+愛犬のマニスに再会すること。そして、カンクンでの目的は、長年の私の夢を叶えること!それを思えばこそ、試験勉強もがんばったってもんです。そして、いよいよ2007年最後の8泊9日の大旅行のはじまり!▼Day1サンディエゴ→メキシコ・シティ経由→カンクンAero Mexicoの直行便でシティまでは3時間半。意外と近い。しかし、定刻になっても飛行機は動かず、、結局1時間ぐらい遅れて離陸したはいいものの、シティでの乗り継ぎが間に合わない!!入国審査の列は人でごった返し状態。。その中をチケットの出発時間を見せながらPor Favor!!(プリーズ)とスペイン語で叫びまくりどうにか列の前に入れてもらい審査通過、、セーフ。2時間のフライトでカンクンの空港に着いたのは夕方、外は暗くなりかかっていて、ぱ~っと広がる青い海は見えず。カンクンで最初の2泊は、リゾート気分に浸りきるためちょっと奮発して『The Royal in Cancun』というホテルに決めた。このホテルはまだオープンして半年の新しいホテル。立地も良いし、オトナのみ利用可能なので静かにホテルライフを楽しめそう。なんといっても、ホテルのHPを見て心を奪われてしまったのであります。そして初めての、All Inclusiveプラン。食事もチップもぜ~んぶ込みのお値段なのでラクちん!ただ、一つ危険なのはつい食べすぎ飲みすぎしてしまうこと(^^);初日は、メキシカン・フレンチのレストランに挑戦。お味は、まぁまぁってとこですか。。部屋に戻ると、アロマがほんのりたかれている。そして、チェックイン時にえらんだ、好みの固さの枕がそれぞれ。なんというキメ細かいサービス!もう熟睡ですよ、、ぐっすり。▼Day2このお部屋、なんと、バルコニーに面してジャグジーがあるのです!青い海をみながらなんという贅沢。バルコニーからはどこまども青い海と波の音、、あぁぁーーこれぞ思い描いていたカンクン!キャッホー!今日はお楽しみが一つ。ホット・ストーン・スパの予約を入れてあるのだ。温かい石を使って身体をほぐしてくれるのが相当心地よい。最後には記憶なし、、。ランチを食べたら、あとはプールサイドで昼寝をしたり本を読んだり。海の水は思ったより冷たいけれど、入ってしまえば気持ちいい!大きな貝殻がたくさん波に打ち寄せられてくるのだけど拾おうとするとまたすぐ波が来て、見つけるのがたいへん。集めた貝殻で夏用のリースを作りたいなあ。部屋に戻ると、こんなサプライズが。。予約時に何かの記念日?と聞かれて、うーーん、、、あ、婚約して3年目デス。と伝えたら、お祝いのプチケーキとシャンパンが!そして、ベッドの上には花びらが散りばめてあった、、しかもハートの形に(^^);けっこう恥ずかしいんですケド。。新婚旅行ですか、、みたいな。夜は寿司&鉄板焼きのレストランへ。日本食レストランがあるのはありがたい。▼Day3せっかくなので早起き。バルコニーから朝日を見る。サンディエゴの海で見られるのは夕陽だけなので新鮮。そのままビーチへお散歩。気持ちいいね~~帰りたくないよ。。しかーし、夢のような時間はここまで。今日はダウンタウンのホテルへ移動です。近辺のモールをぶらぶらした後、夕方ダウンタウンへタクシーで移動。このタクシー、流しで利用する場合には事前に値段確認が必要。じゃないとものすごいふっかけられてしまうのだ。おかげで、スペイン語での数字は覚えましたよ。これ、重要。ホテル到着。名前は『Terracaribe』。もちろん、青い海はない。お部屋の中も、質素ーーーかなりしょんぼりだ。天国から現実世界へ。。でも、このホテル、まだ新しいので中はとても清潔!しかもフロントの人がとても親切で気が利いている!3泊してもThe Royalの1泊分にも満たない(^^);いいんですよ。だって、カンクン後半は、ツアーや見学でほとんどホテルにいないんですもの。シャワーと寝るだけのための場所なのです。週末だったせいか、夜はプールサイドでマリアッチの生演奏つき。真夜中までの大サービス、、寝付けない。。▼Day4午前中はダウンタウンを探検。せっかくですから、Localの人々の街も見てみたい。メキシコ人は夜型人間らしく、午前中は開いているお店もまばら。(夜は24時過ぎても賑わってる)Kへーは地球の歩き方の片隅に小さく出ていた地元で人気のタコス屋にいきたいという。名前は、『El Polilla』豚肉を煮込んだカルニータスというタコスで豚一頭分の肉がなくなったら店じまい。路地裏にようやく探し当てたお店は地元の人が大行列!!実は私は意外と潔癖症なところがる。なので、街中の屋台のものを食べるのには内心抵抗あり、、。でもKへーがあまりにも美味しそうにほおばるので試しに一つ食べてみると、あらイケるじゃない!前に並んでいたお姉さんは一人で7つも頼んでいた。。Kへーは今回の旅行の間で一番美味しかったのはここのタコスなんだそうだ。周りの人たちも、行列に日本人観光客が混じっていてびっくりだっただろうな。お腹が満たされたら、その後はボートに乗ってイスラ・ムヘーレスへ。私がこの旅行でいっちばん楽しみにしていたこと。そう、イルカと一緒に泳ぐ という長年の夢がいよいよ叶うのだ。賢くて、やさしくて、セラピー効果もあるといわれてるイルカ。そんなイルカと一緒に泳げる場所があるという新聞記事を幼い頃に見て大事に切り抜きを取っておいたのだ。いつか一緒に海の中で泳げたらどんなに楽しいだろう、と想像しながら。そしていよいよその日がやって来た!私達が選んだのは30分講習+30分イルカと遊ぶというRoyal Dolphine Swimのコース。イルカの感触。思ったより固い、そして大きい。トレイナーの指示に従って、握手をしたりキスしてくれたり。かわいい~~~今回ラッキーなことに4人で2匹のイルカと遊ぶことができた。名前はLewissとAriel。とても賢くて元気が良い。沖に浮かんでいると、ピューっとやってきて、足の裏を二匹でプッシュして水上スキージャンプをさせてくれたり尾ひれを掴ませて引っ張ってくれたり。でも、本当はこの限られた囲いの中で、人間を相手に一日も何度も同じことを繰り返しやらされてる彼らはかわいそうなイルカなのかもしれない。そう考えると、夢が叶ったとはいえ、ちょっと複雑な気分だ。。Lewiss, Ariel、ありがとう!そして、夢を叶えてくれてKへーにもありがとう。滞在中も帰ってからも、私はイルカと一緒に遊んだ動画を見ては「楽しかったよね~~」を連呼している。一緒のグループだったLynはロンドンからバカンスでやって来ていた。彼女は実はガンを患っている。一度心臓が数十秒間停止して仮死状態まで陥ったそうだ。彼女は、今は神様が与えてくれたエキストラの時間、だから思い切り楽しむの、と言っていた。イルカパワーで少しでも元気に過ごせる時間が増えますように、、。日も暮れて、左後方には満月、右手には薄紫に暮れ行く海辺を見ながらボートは帰路へ。夜はホテルが立ち並ぶ場所にある日本食レストランへ。やっぱり白飯が恋しい!山かけご飯や、豚汁、納豆そば、など旅人の心をくすぐるような心憎いメニューが豊富な『K's Cafe』。やっぱり日本人なのね~私達。▼Day5丸一日かけてのChichen Itzaの遺跡ツアーへ参加。チチェン・イツァーとはマヤのコトバで”泉のほとり”という意味らしい。バスで揺られること4時間、こんな密林の中にこんな大きな遺跡があるなんておどろき。英語ツアーにしたのだけど、おじさんはほとんどスペイン語・・・世界史がチンプンカンプンの私は事前にもっと勉強しておくべきだったな。地球の歩き方だけが頼りです。この聖地では、日照りの時期などには若い処女が人身御供として捧げられたていたそうな、、暦の周期を正確に表すピラミッド、などコンピューターもない時代に、すごい。もしかしたら、今の私達よりも実はもっともっと高度な文明を持っていたのではないかしら、と思ってしまう。たしかにすごい偉大な遺跡である。が、暑い、、、 もうバテバテ。カンクン最後の夜は、ダウンタウンで老舗のメキシカン『La Parrila』へ。ロブスターを丸一匹、ソースがまた美味!タコスも美味!マルガリータも美味しくてついグビグビ。その後、ナイトクラブへ行ってみたけどサルサが踊れない私達はただ傍観するのみだったのが残念、、あぁ、基本のステップぐらい習ってくればよかった!翌日はいよいよメキシコ・シティへ。