カテゴリ:雑感
英語のことわざに「A little knowledge is a dangerous thing」というのがありますね。日本語では、「生兵法は大怪我のもと」と言いますね。
実は、人間って、本当の博学の人は少ないと思いますね。みんなそれぞれ、自分の専門領域については、詳しくても、自分の領域以外のことについては、少しずつしか知らないのは普通なのではないでしょうか。 すべてについて「通」になれ、というのも無理な話だと思います。たとえば、わたしは、日本語が専門です。そのなかでも、入門者を対象に初級日本語を教えるのが仕事です。 そして、言葉は文化と切り離せないので、たとえば、挨拶用語を教えるのと同時に、どんなときに、どんな人に使われるのか、なぜ必要なのかも教えなければならないので、日本人の考え方や行動様式についてもかじります。 しかし、社会心理学者ではないし、人類心理学者でもないので、学生には、あくまで、言葉と関係がある部分だけ、教えます。もっと深い深層心理については、興味がある人は自分で調べてくるようにと言います。 何を言いたいのか、自分でもわからなくなってきましたが、わたしは生まれてきてから、中国で30数年生活してきました。そして日本でも10数年暮らしてきました。しかし、だからと言って、中国のことも日本のこともなんでもわかっているかというと、それはありえません。 本当にそうだったら、もうここで勉強する必要がなくなるでしょう。しかし、少ししか知らないから、なにも言う権利がないかというと、そうでもありません。では、怪我をしないためには、何に気をつけたらいいかというと、生兵法を使って他人を攻撃しないことでしょうね。 しかし、こちらは攻撃をしているつもりはなくても、ちょっとした言い方で不快を感じさせてしまうこともまったくないとは言えません。もし、そういうことがあったら、どなたでも構いませんので、ぜひ、はっきりと教えていただけるようにお願いしたいと思います。 実はこの間、薬屋さんへ行って頼まれた電子体温計を買いに行ったら、1500円のが1280円になっていました。それで、「あ、少しは安くなっているのですね」と言いましたが、店長は、「そういう言い方をされると、あまりいい気分ではないですが」と笑いながら言いました。 「そうですか。すみません。じゃ、だいぶ安くなったと言えばいいんですね」と言ったら、「うん、まあ。実際そうですからね」と言いました。面白い方だなと思いました。気を悪くして、そのまま、呉善花さんが本に書いたように、「あなたには売りません」と言われるよりは、ずっと親切だなと思いました。 あ、もう11時過ぎていますね。明日大学なので、中途半端なブログになってしまいましたけれども、もう寝ます おやすみなさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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