カテゴリ:アイルランド
前回紹介したグレーテスト・ショウ・オン・アースでトランペットを吹いていたディック・ハンソンが意外な人物のアルバムに参加していることが判明したよ。 アイルランドが誇る神業ギタリストの1人、ロリー・ギャラガーの「フレッシュ・エヴィデンス」に3人のホーン隊の一員としてクレジットされています。 ロリーさんって基本的にはブルース基調のロッカーだと思うんだけど、トラッドのフレーバーも持っているから民謡バカになっている現在でも集めている音楽家の1人なんだ。 数年前にはトラッドが収められていてその筋のゲストが参加している「ホイールズ・ウィジン・ホイールズ」も出たことだしね。 ドニゴール生まれの団塊世代であるロリーさんは95年に亡くなっているから、本作は後期の作品ってことになるよね。 この頃には肝臓はかなり悪くなっていたのかもしれないけど、そんなこと言われなきゃわからないってほど天真爛漫でまっすぐなロックをかましてくれてます。 軽快に跳ねていて歌もギターも元気いっぱい。 10代の頃に夢中だったロックンロールを40代を迎えた今もう一度楽しもう!とでも言いたげな、そんな生き生きとした表情が目に浮かぶようです。 ブギウギ(よく知らんけど)でツイスト(よく知らんけど)でゴーゴー(よく知らんけど)で、まさに古きよき時代の音楽って感じだなあ。 きっと1960年前後に思春期を過ごしていた方々は懐かしいと感じるサウンドだと思います。よく知らんけど。 彼の弾くギターは重くてエモっていて、独特のグルーブがあるんだ。 硬派で鋭いカッティングで迫ることもあれば、ポエミーな泣きを披露することもあって…。 ギターの他にダルシマーやシタール、マンドーラも弾けるマルチ弦楽奏者でもあります。 テイスト時代だったかな、若い頃はラッパもやってたっけ。 ギターだけじゃなく歌も良いです。 この人の顔はかなり優しそうというか気弱そうというか、繊細な面立ちなんだけど歌声は骨っぽくて実に漢。 私はロリーさんの作る曲が好きだしギターもかっこいいなと思ってるけど、同時に声ファンでもあるのだ。 公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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