|
カテゴリ:テレビと映画話
スカパーで6週連続で放映していた「ローズレッド」が、今週最終回でした。
原作がスティーブン・キングなので、それなりに怖いホラードラマ。 「ローズレッド」とはシアトルにある「幽霊屋敷」のこと。 人を取り込んでは成長をし続ける家、という設定なんですが、 アメリカのホラー系は、「家」が主人公と言うの多いですね~。 日本だと、事故現場、廃墟、歴史上の古戦場跡に纏わる怖い話が圧倒的に多いんですが、 ホラー話も国を象徴している。 英米豪共に、家やら古城・ホテルに纏わる怪奇小説が確かに多い。 それだけ、家の存在が大きいのだろうな、と思います。 その「ローズレッド」ですが、話は初代のオーナー夫妻から始まります。 夫はその家の塔の部分からの不審な墜落死、妻の方はとにかく家の増築を何十年も重ねて、 家の中に消えて行く。 そのほかにも新旧共にその家を訪れては行方不明となる招待客が出て、 大学で心霊を研究している女性教授がその話に興味を持ちます。 7人の超能力者を募り、ローズレッドの子孫と共に探査隊を率いその家に行く、 と言う話なんですが、1人ずつこと切れて行き、最後に誰が残るのか? という定番のホラーストーリーです。 日本人的考えで行くと、幽霊屋敷に探検に行くより、超能力者と共にそこの家と土地の 因縁について知りたいんだ!という気持ちが大きくて、 因縁と共にある地縛霊を解き放つ設定(或いは能力同志のぶつかり合いやら、精神派の戦い) の方が面白いのですが、それをやってしまうと日本のアニメになっちゃいますね(笑)。 日本人と外人ではちょっと霊に関する感覚も違うみたいです。 原因がうやむやで、「結果に行きつくまでの怖さ」が主になっているようです。 欲を言えば、最終回でそのローズレッド屋敷の幽霊屋敷たる原因を追求してほしかったなあ! 原因がわからないと何故そこが幽霊屋敷で、どういう因縁のある場所なのかがわからない! その因縁を正さないと、ずっと呪縛はつづくぞ~と思ったりして。 ただ、家を取り壊して新しい建物を建てたって話は終わらないよね、と思って見てました。 このローズレッド、アメリカのカリフォルニア州に在る 「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」がモデルとなってます。 ウィンチェスター・ミステリー・ハウスと言うのは ウィンチェスター銃を造ったウィンチェスター家の屋敷の事です。 その未亡人が霊能者に言われて 家を増築し続けたという曰く付きの家なんですが。 こちらはウィンチェスター銃で犠牲となった人々の霊を慰める為に家を建て続けたという お話しがありまして、観光客相手にツアーなどもあるようです。 一説には犠牲者の因縁があるということのようなんですが、 大分前にTVでそのミステリー・ハウスの探検を見たとき(霊能者付で探検した)、 その霊能者いわく、そこに存在するのは未亡人を心配した執事の霊だ、と言うことを 言ってました。 別に「怨念」とかそういった類の霊はいなかった、ということだったんですけど 果たして真相はいかに?? また、「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」の特集の番組でも放映されると いいんですけど。 夏の風物「あなたの知らない世界」で一つどうでしょうか? (思っているのは私だけかも‥) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[テレビと映画話] カテゴリの最新記事
|