”愛したポルシェの下敷きに”の見出しで
ポルシェの整備士としてあまりにも有名な方の逝去にあてた記事が,
火曜日の毎日新聞の社会面に載ってました。
加藤等氏はポルシェの整備士として、
ル・マンなどのレースを支えた超一流のメカニックの方でして、
さる11月22日に自社工場でポルシェを整備中に
何らかの原因でジャッキが下りて車の下敷きになり亡くなられました。
記事には伝説のようなストーリーや
ありがちな気難しい職人肌の気質など紹介され、
死亡に際しては残りの仕事を長男の方が父親の工具を使って、
「最後までやり遂げるのがオヤジの信条」と整備を終わらせた話など、
実に職人としても一流であった事が良く分る記事の内容でした。
派手な事が嫌いな方で看板も挙げずに、
見た感じは資材置き場の様な整備工場だったそうで、
電話番号も載せてない徹底ぶりも紹介されてました。
私はお恥ずかしい事に加藤氏は全く存じ上げませんで、
この話はある意味では殉職のような話です。
羨ましいと言えなくもありませんが、やはり無念であったと思います。
多くのポルシェファンの心情も察し申し上げます。
残されたご家族も今度は信条を受け継いだ方が運営されるのでしょう。
通夜には駆けつけた参列者で周辺は渋滞になったらしく、
まさに伝説の方のお話を池田記者が実に良い記事にしていました。
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毎日新聞は2面にも囲み記事があり
特に有村さんの記事が好きでよく読みます。
多岐に渡りよく考察してあり何より分りやすいのが気に入ってます。
写真はモデルばりで才色兼備とはこの方の事ですね。
実に解りやすく良い記事が多く楽しみです。
記者も職人の領域があるのでしょうか?