冬の天候が緩み雨と温度で雪が溶けていますが夜半には凍る季節になりました。
もう直ぐ低温注意報が出始めると水道管の凍結を気にしなくてはならなくなりました。
毎日新聞のコラムに載っていたのですが、
今年は点字の父、フランス人のブレイユの生誕200年なのだそうです。
アルファベットの表現を6点で表す画期的な方法なのだそうです。
ブレイユ以前にも点字はあったようですが、かなり難解なモノのようです。
日本語の点字も良く考えられていて、
アルファベットも日本語の点字で表記できて、
大きく動かさずに済むように作られて有るそうです。
毎日新聞一面のコラム余禄で紹介されていましたが、
正月やたらとあちこちで流れている「春の海」と言う曲の作者が、
宮城さんとおっしゃる方で点字楽譜で作曲されたそうです。
宮城さんの話で思い出したのがピアニストの梯(カケハシ)剛之氏です。
留学前の日本在住時にモーツァルトの曲を聴きましたが、
その時は明らかに実力は今ひとつと思っていました。
今はウィーン在住のはずで演奏活動に精力的に取り組んでいます。
その時のTVのドキュメンタリー番組でショパンを弾いていましたが、
日本でモーツァルトを聴いたときより良い感じで聴けたのを覚えていました。
いみじくも梯氏本人が話していたのが、
「ウィーンの人たちは演奏と自身の障害とを全く分けて考えてくれる、
演奏の評価は手厳しいし障害者だからとは考えていないのがありがたい」
と言うことですが、日本人的感覚では思っていても難しいのが実情です。
しかし梯氏が言ってる事は全く間違っていませんので、
キチンとした仕事や能力を持った方にはその様に接したいものです。
梯氏も点字の楽譜を触って鍵盤を叩いて覚えていました。
記事でも想像力をかきたてられ実にクリエイティブな言語として語られてました。
その点字も今では携帯電話や音声案内PCの普及などで、
急速に使われなくなりつつ有ると記事に載っていました。
点字はATMなどで何度か触った事がありますが、
その度、もの凄い感覚の持ち主なのだと思ってしまいます。
私には点字言語がこの先どうなるのか全く分りませんが、
点字を読める感覚の持ち主はこの事だけでも十分尊敬に値します。
冬来たりなば posted by
(C)違いがわかる男
寒桜を始めて見ました・春が楽しみです。