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2013年08月16日
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カテゴリ:映画の話

どうしても新聞はもちろん、報道各局も全国・ローカル共に、
終戦記念日にあわせて鎮魂の送り火のように関連番組が続きます。

もう68年経って新事実や新資料が出てきたりして驚く事があり、
遠い過去をしっかり省みるという境地にならざるを得ません。

極東軍事裁判を背景にした物語や映画は色々ありましたが、
岡田資(たすく)を藤田まことさんが演じた「明日への遺言」を見ました。

この頃は映像も残ってますので、
概ね事実に沿った内容で特に脚色は成されてないと思われます。

ですので解釈や軍事裁判の是非を論ずるつもりはありませんが、
関わった全ての人物が真摯に裁判を遂行している姿は感動的でした。

法をものさしに様々な角度から論戦を交える事になりますが、
アメリカ人の弁護士の力量と気高い存在は我が国にとって救いであり、
改めてこの人物の国と戦って勝てようはずも無い事を思い知らされます。

弁護を全うすればするほど同胞からも指弾された事は容易に想像でき、
与えられた任務を着実にこなす事で軍事裁判の正当性を強固にしました。

昭和史研究の大御所保坂正康さんも記述していましたが、
本来ならアメリカに任さずに自ら裁くのが正道であり、
出来なかったのだから文句を言うのも筋違いと言える訳でして、
にもかかわらず実に立派な裁判が行われた事が良く分かりました。

岡田さん自身は刑場の露となる訳ですが、
身の処し方が見事でして高潔な人物像が良く表現されていました。

7年前の映画でして、藤田まことさんと田中好子さんの在りし日の作品です。
重く、実に考えさせられる主題の映画に他なりませんが、
厳しい時代に日本の精神の在りどころを見事に体現されていました。
パフォーマンスのような参拝で自己満足な方々を見極める力量も問われます。

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最終更新日  2013年08月17日 21時57分30秒
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