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カテゴリ:ウチご飯・ソトご飯
夏になると食べたくなるのが茹でたて「スチーマークラム」や「マッセル(ムール貝)」。どちらもこの辺りの海岸で獲れる代表的な二枚貝。ぶっきぃとダーリンは、毎年メイン州の岩場で新鮮なマッセルを獲っては美味しくいただいている。 マッセルも美味しいが、どちらかといえばスチーマークラム(Steamer Clam)の方に我が家は軍配を揚げたい。クラム、つまりアサリの仲間だが殻の形が細長いのが特徴。潮干狩りのように砂を掘って収穫するのだが、その場所の漁業権や住民権がないと潮干狩りは出来ないというお堅いシステム。なので我が家はお店で新鮮そうな貝を選んで買ってくる。 地元産の貝なので、旬になれば普通の魚屋さんでも手に入る。それでもやっぱり獲れたてが手に入りそうな漁港近くがねらい目。そこでぶっきぃとダーリンはドライブがてらグロースター(Gloucester)という漁師町へ行ってみることにした。グロースター駅の裏手にある小さな魚屋さん「ターナーズ」。それこそ地元産の魚介類しか扱っていないお店だが、ここのスチーマークラムがとても新鮮できれいだった。今日のおかず・・・いやおつまみはスチーマークラムの酒蒸しに決定!!
さて、今日の日記はここからが本題。この貝、殻からはずしてそのまま口に入れると大変なことになる。いや、別に毒があるとかトゲがあるとか、そういう話ではない。砂だらけなので口中にあのジャリジャリ感が広がって、味わうどころではなくなってしまうのである。 では、食べる前に砂出しをすれば良さそうだが、塩水にひと晩浸けたところで砂をきれいに吐いてくれるような可愛いヤツラではない。それに魚屋の方も砂抜きをしてから売ってくれるような気遣いは無い。 ではどうすれば美味しくいただけるのか。そこのところ、こっそり講習会。 1. まず、殻から貝をはずして取り出す 2.の作業を丁寧にすると、多分8割以上の砂は外とう膜と一緒に取り除くことができる。あまりジャリジャリを気にしない人は、ここで食べてOK。 さらに砂を取り除きたいという人には、貝の茹で汁(酒蒸し汁)をアツアツの状態でお椀に入れて用意し、2.の作業の後にその中で振り洗う。これでほぼ完璧。 レストランで"Steamer Clam"を頼むと茹で汁が一緒についてくるが、これはスープではなく、貝を洗うためのツールである。 ちょっと面倒だけれど、新鮮な貝が美味しいから夢中になって貝を剥いては食べている我が家の夏の週末の一風景なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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