認 知 症 に な っ て も 笑 顔 で 暮 ら す た め に ④
認 知 症 に な っ て も笑 顔 で 暮 ら す た め にケアする家族もユーモアを忘れずに認知証の家族への接し方を教えてください。本人は自身の病気を認めたがらないことが多いのですが、認知証であることを懇々と言い聞かせるのはやめましょう。自覚がないことも症状の一つで、たとえ「分かった」と言ってもすぐに記憶はリセットされます。言われたくないことを繰り返し聞くことによい効果はありません。「 置いていたものを誰かが勝手に持っていった 」と言われても、本人が別の場所に置いたという真実を説明して納得させようとせず、一緒に探して安心させてあげてください。家庭での役割を取り上げず、できることを続けてもらうことも大切です。家の中に居場所がないと感じると、徘徊につながりやすくなります。”以前の家に帰りたい” ”子供を迎えに行く”など徘徊にも理由があるので、思いに沿った対応を心がけましょう。また、暴言・暴力は相手を怖がっている反応です。言い争いになりそうなときは物理的な距離を取り、忘れたころに声をかけるとよいでしょう。認知証の家族の介護にあたっている人へのメッセージをお願いします。がんばりが報われないという思いにならないためにも、まじめに全力投球し過ぎないことが必要だと思います。ユーモアを忘れず、ハプニングも笑って話せる人が身近にいるといいですね周囲に知られたくないと家族だけで抱え込んでしまわず、介護サービスなど他人の力を上手に借りながら、自身の生活も大切にしてください。介護をする姿は子供が見ているもの。将来自身がされたい介護を子供に見せると考えてみてはいかがでしょうか