営業ノウハウ虎の巻~其の14(発想力の章)~ 【成果を出せる人、出せない人】
いきなりですが、あなたは年賀状(メールも可)を出しましたか?お客様、取引先、上司、先輩に。2017年を迎えましたが、昨今、年賀状を送る人が減少しているというニュースもありますし、送ることに意味がないと世の中的に風習が廃れてきていることも事実です。何かすることに意味の有り無しで考えてしまう時代になってしまったのだと思います。さて、今回のテーマは【成果を出せる人、出せない人】の発想力について。このテーマについては、様々な要素や発想がありますが、【人と違うことをやる発想】について語りたいと思います。よく、「俺は人と違うことがやりたい」という話を耳にしますし、私自身も子供のころから「人と同じことはやりたくない」「ほかの人が興味あることは興味ない」という発想でした。しかし、ある時気づいたのです。「人と違うことがやりたい」なら「人がやっていることができた上でないと意味がない」と。よほどの天才出ない限り、常人以上の違うことなど発想もできないし、実行などもってのほか。できないのに「人と違うことがやりたい」と言っているだけだと口だけ番長になってしまいます。人がやっていることはやっていて、それ以上のことができる人だけが口にできる言葉なのだと。しかし、この人がやっていてそれ以上をやることも相当に難しいことであります。そもそも、他の人が何をやっているかを知らないとできない訳ですから。冒頭で記載した年賀状ですが、大半の人が上司にも年賀状や年賀の挨拶メールを送りません。そんな中、年賀状を送ってくる人がいたら、目立つし一目置かれるようになります。実際、私はこの仕組みを使って部下の資質を見ています。「社内で出来ないことは、社外でもできない」これは私が教育管理をしていく上で、部下に言い続けていることです。しかし、中々実践できる部下が少ないのも事実です。毎年元旦は年賀チェックをしているのですが、今年はちょっと意地悪してみました。新人に「社長に必ず年始の挨拶をするように。※自分にはメール不要」という通達をしたのです。10名のスタッフに通達した結果、稼働初日に年賀メール・・・2名元旦にメール・・・2名※その他は稼働初日に挨拶に来てくれました。という結果でした。不要という結果を真に受けずに挨拶連絡してくれたスタッフは好印象でしたが、実は一人、私も一本とられた発想の持ち主がいたのです。そのスタッフは、メール不要なら年賀状だと問題ないだろうということで、年賀はがきを送ってくれたのでした。これには一本とられました。年賀状は来ていないだろうと思い、三が日ポストを見ていなかった私は見つけた瞬間に頭が下がりました。このスタッフは将来きっと出世するだろうし、お客様にも好まれる人になるだろう。。。そう思わざるを得ませんでした。普段そういうことができる人はお客様にも同様に対応できますし、そういう発想を持っていない人は気づくことさえできないのです。これが【成果を出せる人と出せない人】の決定的な違いになるのです。※因みに未だに私に年賀の挨拶を送ってくれているスタッフは例外なく役職者になっています(笑)それでは今回はこの辺で。 あなたの営業ノウハウの一部になれれば幸いです☆