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カテゴリ:Route作成
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With Train .Folder 113_6 With Route .Gauge 1067 With Structure .Rail(0) BallastS.csv .Rail(1) Ballast.csv .Ground(0) Grass.csv .Pole(0;0) Pole1.csv .Pole(2;11) Pole3.csv With Texture .Background(0) Bg_Fine.bmp With Track 0,.Sta 駅1,.RailType 0;0,.Ground 0,.Back 0,.Height 0.5,.Pole 0;0;-1;50;0 25,.Stop -1 50,.Pitch 25 100,.Curve -400;50 200,.Curve 0;0 225,.Pitch 0 300,.Sta 駅2,.RailType 0;1,.PoleEnd 0 325,.Stop -1 --------------------------- 上の前回最後の記述では曲線や勾配のある電化路線が出来ました。 今回はまず自線に並行する他線を敷くことから始めます。 --------------------------- With Train .Folder 113_6 With Route .Gauge 1067 With Structure .Rail(0) BallastS.csv .Rail(1) Ballast.csv .Ground(0) Grass.csv .Pole(0;0) Pole1.csv With Texture .Background(0) Bg_Fine.bmp With Track 0,.Sta 駅1,.RailType 0;0,.Ground 0,.Back 0,.Height 0.5,.Pole 0;0;-1;50;0,.Rail 1;3.8;0;1 25,.Stop -1 50,.Pitch 25 100,.Curve -400;50 200,.Curve 0;0 225,.Pitch 0 300,.Sta 駅2 325,.Stop -1 --------------------------- 太字部分が新たに加わったところです。 With Structureの.Pole(2;11) Pole3.csvと300m地点の.RailType 0;1、.PoleEnd 0は削除しました。 これを「test3.csv」とし、BVE2で「運転開始」します。 自線の右側に非電化の線路が敷かれました。 たった一つの構文を加えただけですが、自線に沿って曲線や勾配があることが確認できます。 新たな構文の解説です。 .Rail 1;3.8;0;1 「線路番号1番の線路」を「自線の3.8m右側」に「自線より0m高い位置」に 「1番で定義した線路ストラクチャ」で設定します。 隣の線路との間隔(軌道中心間隔)を3.8mとしましたが、これはBVEにおける 標準的な値であると同時に、旧国鉄線における最低値でもあります。 新幹線や車体の小さい車両を使っている私鉄では広かったり狭かったりします。 この構文は25m単位でしか有効になりません。 13m地点や20m地点には設定できません。 線路番号は1~15で設定できます。 線路が2本になりましたが、この線路はどこまでも並行であるわけではありません。 上の写真は柘植駅を発車した草津線(右)下り列車から眺めた関西本線(左)との分岐点です。 関西本線は半径300mの円を描いて草津線から遠ざかっていきます。 これはどう再現したらいいでしょうか? 前回、Curve構文を扱いましたが、これは自線のみに有効な構文で、 他線をカーブさせるには25mごとに.Rail 1;3.8;0;1の太字部分を変える必要があります。 Rail構文で上の画像を再現してみましょう。 --------------------------- この部分、前回と共通 With Track 0,.Sta 駅1,.RailType 0;0,.Ground 0,.Back 0,.Height 0.5,.Pole 0;0;1;50;0,.Rail 1;-3.8;0;1 25,.Stop -1 100,.Rail 1;-4.8;; 125,.Rail 1;-8.0;; 150,.Rail 1;-13.1;; 175,.Rail 1;-20.3;; 200,.Rail 1;-29.5;; 225,.RailEnd 1;-40.5; 300,.Sta 駅2 325,.Stop -1 --------------------------- 太字部分が新たに加わったところです。 これを「test3.csv」に上書きし、BVE2で「運転開始」します。 左の線路が曲がっていきました。 構文の解説です。 0,.Rail 1;-3.8;0;1 100,.Rail 1;-4.8;; 125,.Rail 1;-8.0;; 150,.Rail 1;-13.1;; 175,.Rail 1;-20.3;; 200,.Rail 1;-29.5;; 225,.RailEnd 1;-40.5; まず0m地点で「線路番号1番の線路」を「自線の-3.8m右側」に「自線より0m高い位置」に 「1番で定義した線路ストラクチャ」で設定します。 次に100m地点で「線路番号1番の線路」を「自線の-4.8m右側」に「以前に定義したのと同じ高さ」に 「以前に定義したのと同じ線路ストラクチャ」で設定します。 Rail構文では線路番号以外の項目に何も数字を入れない、 もしくはスペースのみを入れると、以前に定義したのと同じ値が自動的に入ります。 同様に125m地点で「線路番号1番の線路」を「自線の-8.0m右側」に 「以前に定義したのと同じ高さ」に「以前に定義したのと同じ線路ストラクチャ」で設定します。 そして225m地点では新しい構文が出てきました。 「線路番号1番の線路」を「自線の-40.5m右側」に「以前に定義したのと同じ高さ」で終了します。 線路番号は1~15で設定できます。 ところで-4.8や-8.0、-13.1などの数字はどうやって求めるのでしょう? 答えは簡単で「曲線間隔を計算するソフトを使って求める」です。 このソフトは前進青年(advanceboy)氏のサイト「AQUA DOLPHINS」などで入手できます。 #この種のソフトは大変便利なのですが、BVE本体側での計算方法とは異なるので、 #結局は「現物合わせ」が一番正確になります。 #この方法はいずれ解説します。 今度は逆に上の「関西本線から見た草津線」を再現してみましょう。 --------------------------- この部分、前回と共通 With Track 0,.Sta 駅1,.RailType 0;1,.Ground 0,.Back 0,.Height 0.5,.Pole 1;0;1;50;0,.Rail 1;3.8;0;0 25,.Stop -1 75,.Curve -300 100,.Rail 1;4.8;; 125,.Rail 1;8.0;; 150,.Rail 1;13.1;; 175,.Rail 1;20.3;; 200,.Rail 1;29.5;; 225,.RailEnd 1;40.5;,.PoleEnd 1,.Curve 0 300,.Sta 駅2 325,.Stop -1 --------------------------- これを「test3.csv」に上書きし、BVE2で「運転開始」します。 自線は左へ、右の線路は直線のまま離れていきました。 新しい構文はありませんので、変わったのはどこか調べてみてください。 特記事項としてはRailEnd構文を用いたときは、架線柱なども同時に終わらせてください。 思わぬところに架線柱が出るなどのエラーが出る場合があります。 続いては線路が上下に離れていく場合です。 上の写真は秘境駅としても名高いスイッチバック式の坪尻駅です。 上り25‰の本線(右)の隣に上り3‰の着発線(左)があります。 これはどう再現したらいいでしょうか? 前回、Pitch構文を扱いましたが、これは自線のみに有効な構文で、 他線を上下させるには25mごとに.Rail 1;3.8;0;1の太字部分を変える必要があります。 Rail構文で上の画像の着発線に入る列車を再現してみましょう。 --------------------------- この部分、前回と共通 With Track 0,.Sta 駅1,.RailType 0;1,.Ground 0,.Back 0,.Height 0.5,.Rail 1;3.8;0;1,.Pitch 3 25,.Stop -1 75,.Curve 340 100,.Rail 1;;0.55; 125,.Rail 1;;1.1; 150,.Rail 1;;1.65; 175,.Rail 1;;2.2;,.Sta 駅2 200,.Rail 1;;2.75;,.Stop -1 225,.RailEnd 1;;3.3,.Curve 0 --------------------------- これを「test3.csv」に上書きし、BVE2で「運転開始」します。 右の線路が上り勾配になりました。 新しい構文はありませんが構文の解説です。 0,.Rail 1;3.8;0;1 100,.Rail 1;;0.55; 125,.Rail 1;;1.1; 150,.Rail 1;;1.65; 175,.Rail 1;;2.2; 200,.Rail 1;;2.75; 225,.RailEnd 1;;3.3 まず0m地点で「線路番号1番の線路」を「自線の3.8m右側」に「自線より0m高い位置」に 「1番で定義した線路ストラクチャ」で設定します。 75m地点には勾配に関する記述はありませんが、 ここから本線は25‰の勾配になることに注意してください。 次に100m地点で「線路番号1番の線路」を「以前に定義したのと同じ間隔」に 「自線より0.55m高い位置」に「以前に定義したのと同じ線路ストラクチャ」で設定します。 同様に125m地点で「線路番号1番の線路」を「以前に定義したのと同じ間隔」に 「自線より1.1m高い位置」に「以前に定義したのと同じ線路ストラクチャ」で設定します。 225m地点では「線路番号1番の線路」を「以前に定義したのと同じ間隔」に 「自線より3.3m高い位置」で終了します。 さて0.55や1.1、1.65などの数字はどうやって求めるのでしょう? これは計算によって求められます。 本線の勾配は25‰、着発線の勾配は3‰にしたので、 着発線から見た本線の勾配は25-3=22‰となります。 22‰の勾配とは1000m進んで22m上る意味ですから、 25m進んだ場合では22m×(25m÷1000m)=0.55、 50m進んだ場合では22m×(50m÷1000m)=1.1 ……となります。 今度は逆に本線に入る列車を再現してみましょう。 --------------------------- この部分、前回と共通 With Track 0,.Sta 駅1,.RailType 0;1,.Ground 0,.Back 0,.Height 0.5,.Rail 1;-3.8;0;1,.Pitch 3 25,.Stop -1 75,.Curve 340,.Pitch 25 100,.Rail 1;;-0.55; 125,.Rail 1;;-1.1; 150,.Rail 1;;-1.65; 175,.Rail 1;;-2.2;,.Sta 駅2 200,.Rail 1;;-2.75;,.Stop -1 225,.RailEnd 1;;-3.3,.Curve 0 --------------------------- 着発線に入る場合と比べ、線路番号1番を上下左右逆にしました。 また75m地点に「.Pitch 25」を加えました。 これを「test3.csv」に上書きし、BVE2で「運転開始」します。 自線が上り勾配になりましたが、左の線路が地面に隠れてしまいました。 これはHeight構文の値がずっと変わらないために起こった現象です。 勾配の起点と終点にHeight構文を記述することで解決します。 --------------------------- この部分、前回と共通 With Track 0,.Sta 駅1,.RailType 0;1,.Ground 0,.Back 0,.Height 0.5,.Rail 1;-3.8;0;1,.Pitch 3 25,.Stop -1 75,.Curve 340,.Pitch 25,.Height 0.5 100,.Rail 1;;-0.55; 125,.Rail 1;;-1.1; 150,.Rail 1;;-1.65; 175,.Rail 1;;-2.2;,.Sta 駅2 200,.Rail 1;;-2.75;,.Stop -1 225,.RailEnd 1;;-3.3,.Curve 0,.Height 3.8 --------------------------- 本線の勾配が始まる75m地点に「.Height 0.5」を、 着発線の終わる225m地点に「.Height 3.8」を加えました。 「3.8」という値はもとの0.5に線路番号1番との高低差3.3を加えたものです。 これを「test3.csv」に上書きし、BVE2で「運転開始」します。 左の線路が地面の上に現れました。 次回は線路の分岐・合流を行います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 12, 2009 01:19:25 AM
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