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アンニュイな後輩に誘われたので、東京文化会館へシュトゥットガルト放送交響楽団の演奏会を聴きに行った。プロの演奏会なんて、本当に久しぶり。特にオーケストラの演奏会なんて、以前にいつ行ったのか思い出せないくらい。
職場から溜池山王乗換えで銀座線で上野まで。上野のどこに着くのかよくわからずに行ったら不忍口に出て、危うく遅刻しそうになってしまった。。。 1曲目は、ベートーベンのピアノ協奏曲第1番。ピアノは児玉桃。 まず、配置に驚いた。ピアノがステージ中央に置かれ、ピアノ奏者は客席に背を向けて演奏。指揮者は客席から見てピアノ(楽器)の左側。あ。写真見っけ。こんな感じ。第一バイオリンは左手前、第二バイオリンは右手前。 全ての楽器がとても溶け合った感じで、音色はとてもよかった。が、なんとなくこじんまりとした印象を受けた。指揮のロジャー・ノリントンはピリオド系(作曲当時の演奏様式や奏法をその時代の楽器を使って実現する)ので、当時はこのような配置で演奏していたのだろう。 曲自体も初めてだったが、1楽章と3楽章にカデンツァがあるモーツァルトに構成が良く似た感じだが、フレーズはベートーベンっぽい曲だった。40分近くあって、ずいぶんな大曲だった。 アンコールはトロイメライだった。 後輩の感想。「ピアニスト、なんかアンニュイでしたよね~。出てきたときすごくやる気なさそうに見えました。私もはたから見たらああいう風に見られてるのかしら。とっても反省しました。」言ってることが面白い。 メインはマーラーの交響曲第1番「巨人」。花の章付き。だが、他の楽章は、改訂版を使ったらしい。やはり第一、第二バイオリンは対抗配置で、ティンパニも左右はなれた場所に配置。ステレオ効果が聴けると思ったが、席が右端だったせいかあんまり分からなかった。 演奏は、とっても真面目で一生懸命という感じだった。3楽章のベースのソロは、カンマ(’)の解釈がとっても良かったし、木管もとっても自己主張があって、マーラーらしい演奏だった。さすが本場のオケ。最後もとっても盛り上がって終わった。 そしてアンコールにローエングリーンの第3幕への前奏曲を持ってくるあたり、すごい。なぜ、こんなに体力が余ってるんだ。。。特にホルン&トロンボーン。。。弦も真面目に弾いていた。。。信じられない。日本人とは根本的に違うんだなぁ。。。 そして東京で飲み。後輩の転職先が決まったので、その話になるのかと思っていたが、結局いつもの話。最近は近くの席の人に話を聞かれてると思うと、ちょっと恥ずかしいんだけど。。。 で、いつものように終電。というか、引っ越したので終電は終わってしまっている。JR蒲田駅から30分歩いて帰宅。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年11月24日 02時04分13秒
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