|
カテゴリ:海外生活
明日(11/25)はサンクスギビング・デー。 季節モノは時期を逃すと書けなくなるから 俺もこのネタで書くことにする。 サンクスギビング・デーは11月最終週の木曜日なので、 ほとんどの会社は金曜日も休みにして、 4連休にしてある。 それを各自、水曜日や次の週の月曜日に休みを取って もっと長い休みにしたりする。 そして、この連休中には伝統的に実家に帰って 家族みんなで一緒に過ごす。 だからサンクスギビングの連休中は大勢の人が 飛行機や鉄道やバスで大陸大移動をする。 ただでさえ仕事が遅くて長蛇の列の空港カウンターなんて この次期、うんざりするほど長い人の列が出来る。 この連休中に実家に帰らなかった人は、クリスマスに帰ることになる。 何しろサンクスギビングとクリスマスは一ヶ月ほどしか離れてないから 実家が近い人ならいざ知らず、 両方とも帰るって人は少ないかも。 サンクスギビング・デーには伝統的に七面鳥の丸焼きを 家族みんなで食べる。 なぜ七面鳥か? アメリカ大陸には元々ニワトリがいなかった。 その代わりに七面鳥がいた。 ニワトリよりも体がずっと大きく、しかもニワトリみたいに地上を歩き回り飛ぶのがあまり上手くない。 格好の餌食だ。 (七面鳥はニワトリや孔雀と同じくキジの仲間。尾羽を広げる感じがちょっと孔雀っぽい?) ヨーロッパ大陸から逃れてきた狩りに慣れていない宗教難民であるピルグリム達でも 比較的簡単に捕まえることが出来たに違いない。 それで、アメリカでは伝統行事に欠かせない料理には七面鳥がよく使われるようになった。 というわけで、サンクスギビング・デーには家族みんなで七面鳥を食べる。 (他にもいろいろたくさん料理あり。) とにかく食べる食べる、たらふく食べる。 もうお腹一杯で気持ち悪いってほど食べる。 んで、お腹一杯になった後は、、、、みんな眠くなる。 ところが、これは単にお腹が一杯になったから眠くなるっていう単純なものではないらしい。 七面鳥には人を眠くさせる成分が含まれているのだ! その名はトリプトファン。 タンパク質の元、アミノ酸の一種で、必須アミノ酸の一つ。 人間の体には必要なのに体内で合成できないので 食べ物から摂取しないといけない。 そしてそのトリプトファンは、睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンを体内で合成するときの原料となるのだ。 食べ物から摂取されたトリプトファンが血液に乗って脳に運ばれる。 そしてそこでメラトニンに合成されるというわけだ。 ところが、トリプトファンは食べてから1時間ほどで脳に到達するらしい。(早っ!) なので、七面鳥を食べて、デザートも食べて、家族の団欒が済んだ頃には みんな眠くなるというわけ。 そして、みんなで一眠りした後にまたゲームなんかして楽しむ。 翌日も前日からの残りものの七面鳥を食べて、 眠くなって、 ちょっと昼寝をしてから、 ショッピングモールやデパートへお出かけ。 サンクスギビングの翌日はどこの店も大々的にセールを行うので ここでクリスマス用のプレゼントを買うのだ。 気合の入った人達は、もちろん昼寝なんかしないで 開店と同時にショッピングだけどね。 ここ数日は七面鳥を食べる人も多いだろうけど、 食べてどれくらいで眠くなるかなって注意してみてはいかがでしょう。 不眠症に悩まされてる人にもいいかも。 (参考サイト) US Health News 不眠症:羊の世話にはならずに。(日本語) CTI-J 健康的な習慣。(日本語) P.S. 俺個人的には七面鳥って何か臭みがあるからあんまり好きじゃないんだよね。 特にターキーベーコンは不味いのなんの。 ちなみにトリプトファンは牛乳にも含まれていて、元々は牛乳から発見されたそう。 だから夜寝る前にホットミルクを飲むと寝つきがいいって言われるんだな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[海外生活] カテゴリの最新記事
|
|