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カテゴリ:クリスチャン生活
憧れであったボストンでの大学生活が始まりました!し、しかし現実はそう甘くはなかったのです・・・。春学期の1月から入学したので、毎日雪の氷点下したがって図書館や家に篭って勉強する日々が続きました。クラスメートのアメリカ人は学校が終わると、バイトなどで忙しく、なかなか友達も出来ませんでした。 ボストンでは、アメリカ人の大家さんとルーム・メイトの5人で大きな一軒家に住んでいました。ルーム・メイトも大学やバイトで忙しく、なかなか家に帰ってきません。家で一人で勉強していると、大家さんが何かと私にちょっかいを出してくるようになりました。ご飯を台所で作っている時、やたらフレンドリーに触ってくるので少し居心地が悪く感じるようになり始めたのです 大学の勉強や家のストレスと、友達もいない私はとても孤独に感じて、「いっそ日本へ帰ってしまおうか。」と思いました。そんな時、ミネソタの夫婦が紹介してくれたボストンの教会でこの聖句と出会ったのです。 「疲れた者、重荷を負う者は、誰でも私のもとに来なさい。休ませてあげよう。」(マタイによる福音書11章28節) この聖句は私の肩の荷を降ろし、不安だった自分をとても安心させてくれました。御言葉がこんなにも心に響いたことは今までかつてなかったのです。教会の人たちは私をまるで家族の一員のように迎えてくれ、とても嬉しかったのを今でもよく覚えています。 ところが、それから私の大家さんの行動は徐々にエスカレートして、私は身の危険を感じるようになりました。その事を教会の友達に伝えると、「今すぐにでも引っ越すべきだ!」という事になり、教会の牧師さんや友達が引越しを手伝ってくれ、教会へ一時的にお世話になる事になりました。 警察にその事を相談すると、なんと彼は同じ前科があることが判明したのです!周りの勧めで、これ以上被害者を出さない為にも裁判を起こすことになりました。彼には半年間の実刑が下ったのですが、私はすっかり精神的に参っていました。 どこか暖かいストレスの感じない場所に移りたいと思い、カリフォルニアの大学へ転校することになりました。San DiegoとL.A.の大学へ通ったのですが、カリフォルニアは車社会で、車を購入したりと、予想以外の出費がかかりました。学費や教科書代、生活費もすごく高い!自分の貯金で留学していたので、大学を無事に卒業できるか心配になって来ました。 「神様、どうか無事に大学を卒業させて下さい。」と毎日お祈りしていました。勉強に励み、大学で日本語を教えるアルバイトをしたり、クラブ活動や教会活動に参加していると、ある日、教授から「奨学金に応募したらどうか?」と言われました。先生は推薦状を書いてくださり、自分のエッセーを提出すると、驚いたことに大学から奨学金が貰えたのです!そして、Dean's Honor List(大学の成績優秀者リスト)にも載ることが出来ました。 「求めなさい、そうすれば与えられる。探しなさい、そうすれば見つかる。門を叩きなさい、そうすれば開かれる。誰でも、求めるものは受け、探す者は見つけ、門を叩くものには開かれる。」(マタイによる福音書7章7、8節) ボストンでは少し辛い思いをしたけれど、神様は決して私を見捨てたりしないと思いました。カリフォルニアの大学を卒業した後、数年前に日本へ帰国しました。仕事が忙しくて、一時期、教会から離れた時期もあったけれど、私の心の中にあった信仰の火は消えた訳ではありませんでした。 実は、楽天のブログを通して知り合ったAsadenaさんの麻子のパサディナ日記で刺激を受けて、また教会へ通い始めたのです。ボストンで神様を信じ、数年間も掛かってしまいましたが、今回やっと洗礼を受けようと決心しました。来月の洗礼式に向けて、これから準備していきたいと思っています。
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