些事(さじ) 少しばかりの つまらぬ事
お顔が広いですね、とか 名前を沢山の人に知って貰っている事は、悪しき事では無いと思うのだが、お声掛け頂いても こちらが何処の何方か 記憶に無いか 思い出せないのは 実にバツが悪い。 たまに起こる現象なら 年を取ったなぁ 位で遣り過すのだが 昨日の様に二人の若い女性に 声掛けられて何方か判らないのは 戸惑いを覚え 如何対応すれば良いのか 迷ってしまう。 相手に何方でしたか?と聞く事が正しい選択とは思うのだが 親しげに 柳居子の店の前 自転車に乗って帰ろうとした時『帰りは登り一本道で大変ですね 気をつけてと、声掛けられると 柳居子の自宅の所在地迄ご存知の相手に貴女何方でしたか?と 声掛けの返事は出来ない。 『暑くなって大変だね 年寄には堪えるよ』とか『今年はよく雨が降るね』無難な返事で お茶を濁す 只 お声掛けも相手が知っているだけ 私の事は柳居子さんは ご存知ない筈という人も居られるようだ。ブログ記事のプリント版を発刊毎 二百枚程配達するのだが、 配った先 社員さんが読み回しして頂いたり コピーして配って頂く事も有るから ブログ記事の読者と云う腰も考えられるのだ。職も内容も何処で営業も載せていると 毎日会話を交している様な気分で読んで頂いているから 書き手実物に遭遇すると 声掛けていつも読んでますよという気分になって頂くのかも知れない。 三輪自転車に乗っていて 声掛けられると 必ず『気を付けてね』 と言って送られる。電動アシストだが 三輪車 老人特化の乗り物と云う事か、『気をつけて』と声掛けられる毎 本当に老人になったのだと思うのだ。