テーマ:読書備忘録(1344)
カテゴリ:本屋大賞ノミネート作品
悼む人 天童 荒太
第140回直木賞受賞作。 冥福を祈る人ではなく「悼む人(いたむひと)」。 ラストシーンは静人が亡くなった母親を悼んだのか、亡くなる前に間に合ったのかが微妙なところ。 ひとつだけ解釈が不明な箇所がある。 蒔野の亡くなった父親が孫に向けてテープに吹き込んだ音声の再生の場面。 テープが終わり、かちり、とレコーダーのスイッチが上がったとき、声が洩れそうになり、口もとを手で押さえた。 これはどう解釈すればいいのだろう? でも良い作品だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.05.10 13:26:41
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