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カテゴリ:■一日一賢
■地球異変余禄 ヒマラヤ編3(4/4) 名古屋大学が保管している1万枚の空撮写真には、約30年前のヒマラヤの姿が記録されていた。当時は「これから氷河期が来るかもしれない」と言われていた時代で、氷河は拡大する可能性もあった。そして今、地球温暖化の脅威が迫る中で、空から望むヒマラヤはどんな姿に変貌(へんぼう)しているのか。2007年11月、朝日新聞社機「あすか」でヒマラヤを飛んだ。 ![]() さらに湖に近づくと、洪水で発生した土石流の跡が見えた ![]() 旋回して湖を遠巻きに見ると、下流の谷に洪水の跡が線となって続いていた ![]() 雄大に流れるネパール最大級の氷河、ゴジュンバ氷河 ![]() 高度を落として近づいていくと、氷の上を土砂が覆っているのがよく分かる ![]() さらに近づくと、末端に池がいくつも見えた。氷が解け続け、この「氷河湖の卵」が拡大していくと、いずれ大きな湖になる可能性がある ![]() エベレスト周辺のフライトを終えて、「あすか」はネパール中部へ。日没寸前の太陽がアンナプルナ山群(手前)とマナスル三山(後方)を赤く染める。ヒマラヤは「白いベール」をはがされているかのようだ ー終わりー
プロフィール
![]() 武田 剛(たけだ・つよし) 朝日新聞編集委員。92年入社。03年末から1年4カ月間、 第45次日本南極観測隊に同行し、昭和基地で越冬取材。 帰国後、地球環境をテーマに「北極異変」「地球異変」 取材班を立ち上げ、06年にグリーンランド、07年に ネパールヒマラヤ、08年に北極圏カナダを取材。 著書に「南極 国境のない大陸」(朝日新聞社)、 「南極のコレクション」(フレーベル館)、 「ぼくの南極生活500日」(同)。40歳。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.08.24 06:35:42
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