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2012.02.16
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カテゴリ:映画専科
#アカデミー賞 『普通の人々』(ORDINARY PEOPLE)(1980年)

アカデミー賞


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アカデミー賞(Wikipedia)








『普通の人々』(ORDINARY PEOPLE)(1980年)

作品賞、監督賞、脚本賞、助演男優賞(ティモシー・ハットン)



監督

ロバート・レッドフォード



主なキャスト

ドナルド・サザーランド, メリー・タイラー・ムーア, エリザベス・マクガヴァン, ティモシー・ハットン, ジャド・ハーシュ



ストーリー

ジュディス・ゲストの原作を映画化した、ロバート・レッドフォードの監督デビュー作。長男をボート事故で亡くした一家。父親(ドナルド・サザーランド)と母親(メリー・タイラー・ムーア)は、精神を病み、自殺未遂を起こした次男(ティモシー・ハットン)に気を使いながら日々を送る。その風景は平凡な家庭ではあるが、それぞれの関係にはすきま風が吹いていた。
レッドフォードの真面目な資質が色濃く出た作品。まるで演劇を思わせるタッチで、タイトル通り“普通の”家庭に起こった出来事を、緻密に映像に刻んでいく。バッヘルベムの「カノン」をバックに、ジョン・ベイリーの捉えた冬の風景の点描が効果を上げている。第53回アカデミー賞で最優秀作品賞、監督賞、脚本賞などを受賞。地味ではあるが、見る者の心に確実に何かを残す秀作。



レビュー

○正統派2枚目スターのロバート・レッドフォードの初監督作品は意外にも地味な家庭劇で、この作品で彼はアカデミー賞の監督賞を受賞している。 その後も「クイズ・ショウ」などの佳作を監督しているが、監督してのレッドフォードの最高傑作はこの作品だと思う。
 話の内容は、長男をヨットの事故で亡くした家族3人の物語で、次男(ティモシーハットン)は長男の死に対する自責の念から逃れられず精神的のバランスを失いかけている。父親(ドナルド・サダーランド)は平凡なサラリーマンで、次男が気になるが接し方がわからず悩む。そして母親(メアリー・タイラー・ムーア)は溺愛していた長男の死から立ち直れず次男に冷たく当たってしまう一方で、社交的でもあり世間体を気にすることは忘れない。
 この家族を演じる俳優達の演技が素晴らしい。アカデミー賞受賞のティモシー・ハットンはもちろんのこと、母親を演じるメアリー・タイラー・ムーアも一歩間違えれば観客に反感のみを抱かせてしまうような人物を見事に演じきり、終盤近くで次男に抱きしめられた後の戸惑いの後姿も見事であった。しかし最大の驚きはドナルド・サザーランドであろう。「マッシュ」「赤い影」「1900年」「カサノバ」とエキセントリックな役柄を演じてきた彼の抑えた演技が素晴らしかった。個人的には彼にこの作品でアカデミー賞を獲ってほしかった。
 この作品に対する批評でよく取り上げられるのは冒頭の朝食の場面で、食欲がないと訴える次男、そしてその食べ物をサッと捨ててしまう母親と、その冷たさにとまどう父親。この有名なシーンにこの映画の登場人物である家族3人の関係が見事に表現されていた。回想で出てくる長男の事故死以外には大きな事件もなく、淡々とした描写で、物語は進行していく。寒々とした秋から入って、季節の移ろいを捉えた撮影も美しい。3人がそれぞれ相手を理解し、感情を正直にぶつけ合えるようになった瞬間に家庭が崩壊してしまう悲劇的なラストも印象的。



○とても昔の映画ですが、今観ても感動します。
 この映画を映画館で当時観た時は、 「あまり良くわからない」といった感想でした。
 当時、ロバートレッドフォードが監督だったのと、 それまでの映画のテーマから随分外れた映画で
 (普通の人々の生活を描いているから)
 ここまで人々の話題になった映画がなかったので、 大いに期待して観に行ったのに、
 良く理解できなかったので、失望したのを覚えています。
 でも、今では大変素晴らしい映画だとわかります。
 長男が生きている時にかろうじてバランスが取れていた家庭が
 長男の死によって、残された3人の人間関係が いかに危ういものかが明らかになってしまったのです。
 しかし、ここで素晴らしいのは父親の選択です。 次男の心の葛藤を理解しようとし、
 大いに手を差し伸べます。
 裕福なアメリカの家庭の物語ですが、 幸福とは何かを考えさせられる映画だと思うので、
 是非、観てほしい。



出典:Amazon.co.jp



★コメント

音楽が良くて、ついつい感情移入してしまいます。母親への同情票も結構あるようです。








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最終更新日  2012.02.28 05:16:16
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