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2012.02.23
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カテゴリ:健康・病気



■【290回】 ジェネリック薬への変更は、家族の同意が前提 [12/01/07]





■ジェネリック医薬品(その4)

2011年12月24日より私は、アルツハイマー型認知症で通院中のアリセプト服用患者さんに対して、アリセプトのジェネリック医薬品が発売されたことを紹介し、変更を希望するかどうかを尋ねています。

なお変更の際には、こと認知症の治療に関しては微妙な効果の差を許容できない方も多いのではないかということに配慮し、患者さん・ご家族の意向を尊重しております。

変更を希望されたかどうかの最終結果は、後日「ひょっとして認知症?」において、「続・ジェネリック医薬品」という続編として、以下のような形式でご紹介する予定です。

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

○名中○名の方が後発医薬品への変更を希望されました。

○名の方は変更を希望されませんでした。

○名の方は、「先生の判断にお任せします」と返事されました。

○名の方は即答を避けて、「効果は同じなのですか?」と質問してきましたので、「同等の臨床効果を有することは、生物学的同等性試験において確認済みです。ただ何%同じなのかと聞かれると私にも分かりません」とお返事しました。

その結果、即答を避けた○名中○名の方が後発医薬品への変更を希望され、○名の方は先発医薬品の継続処方を希望されました。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-


私は、ジェネリック医薬品の「生物学的同等性試験」の結果が医師にとって分かりやすい形で公開され、患者さんが安心して服薬できるように情報を分かりやすく提供していくことが重要だと思っています。それによりジェネリック医薬品に対する信頼と理解が深まり、真の普及に繋がるのではないかと考えています。

(つづく)














笠間 睦 (かさま・あつし)プロフィール




 1958年、三重県生まれ。藤田保健衛生大学医学部卒。振り出しは、脳神経外科医師。地元に戻って総合内科医を目指すも、脳ドックと関わっているうちに、認知症診療にどっぷりとはまり込んだ。名泉の誉れ高い榊原温泉の一角にある榊原白鳳病院(三重県津市)に勤務、診療情報部長を務める。認知症検診、病院初の外来カルテ開示、医療費の明細書解説パンフレット作成--こうした「全国初の業績」を3つ持つという。
 趣味はテニス。お酒も大好き。お笑い芸人の「突っ込み役」に挑戦したいといい、医療をテーマにしたお笑いで医療情報の公開を進められれば・・・と夢を膨らませる。もちろん、日々の診療でも、分かりやすく医療情報を提供していくことに取り組んでいる。









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最終更新日  2012.03.04 05:20:13
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