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カルメンチカの部屋

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2004.10.24
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●マドリードの博物館/美術館
ベラスケス、ゴヤ、ピカソ、ダリ……首都マドリードではスペインの生んだ多くの芸術家の作品を一堂に鑑賞できる。世界3大美術館のひとつに数えられるプラド美術館はいうにおよばず、そのほかの美術館にも名画が目白押しだ。

 レティーロ地区にあるプラド美術館、国立ソフィア王妃芸術センター、ティッセン・ボルミネッサ美術館がマドリードを代表する3つの美術館だ。この3つを結ぶエリアは、ゴールデン・トライアングルと呼ばれ、共通チケット(7.66ユーロ)も販売されている。プラド美術館は古典絵画の美術館としては世界でもほかに類を見ない規模を誇っており、エル・グレコ、ゲラスケスそしてゴヤにいたるスペイン絵画の変遷を見事にたどっている。現代美術をカバーしているのが国立ソフィア王妃芸術センターだ。ピカソ、ミロやダリ、ブニュエルといった現代美術界を代表する美術家の作品が並んでいるが、その量と質の高さに圧倒されることだろう。サラマンカ地区にある光りの画家ソローニャのソローニャ美術館やラサロ・ガルディアーノ美術館も是非訪ねてみたい。一方スペインの歴史や文化に興味があるなら、コロン広場の隣にある国立考古学博物館は必見。アルタミラの洞窟の精巧なレプリカもある。また、ここで紹介しきれなかった博物館や美術館も数多く市内に点在しているので、興味のある人は、ぜひ訪ねてみたい。

 
<ゴヤ>

●首席宮廷画家へと昇りつめた巨人
 スペインを代表する画家であるゴヤは1746年生まれ。7歳で画才を認められ、1828年にフランスのボルドーで83年間のの生涯を閉じるまで、延々と画筆をふるい続けた怪物画家である。83歳という当時としてはかなりの高齢まで生きた背景には、衰えを知らぬ創作意欲や、持病の梅毒を克服した生命力、政治的手腕などが存在する。主席宮廷画家になったのは1799年、53歳のとき。その後、プラド美術館開設準備委員にも任命される。しかし、ゴヤ自身は腐敗した王政に批判的であり、晩年はなかば亡命という形でフランスに移住し、そこで果てることとなった。

●壮大な世界を構築するゴヤの作品群
 晩年こそフランスで過ごしたゴヤだが、現在ではその作品の多くはプラド美術館などスペイン国内の美術館に集まっており、近代絵画の父ゴヤの生涯をたどることができる。初期作品の『目隠し遊び』、専制主義下の異端審問所から追及を受けた『裸のマハ』と、その姉妹作である『着衣のマハ』、宮廷画家として描いた王侯貴族の肖像画、ナポレオンのスペイン侵略を描いた『マドリードの5月3日』、人間の心奥をうかがわせる“黒い絵”など、油絵から、版画、スケッチ、デッサンに至るまで、プラド美術館だけでも600点以上の作品が保管されている。


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最終更新日  2004.12.16 08:45:05
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