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加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

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July 2, 2019
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今年も、20年来続いている「バッハへの旅」のガイドをやってまいりました。旅のメインは、6月にライプツィヒで開催されている「バッハフェスティバル」。サヴァールの「音楽の捧げ物」、アンタイの「ゴルトベルク変奏曲」、ソロモンズ・ノット・バロックソロイスツの「ヨハネ」など、聴きもの満載の充実した内容でした。コンサートの感想などはフェイスブックに写真入りであげておりますので、よろしければご覧ください。

 フェイスブックhttps://www.facebook.com/hirokkina

 こちらでは、今回の旅に参加してくださったメンバーの総括的なご報告と、バッハフェスティバルの昨今について、FBより転載いたします。

バッハツアー総括 その1 ツアーメンバー
 参加メンバー25名、うちリピーター5名、20名は新規の方。
 よく「いつも同じ人が来るんでしょう」とおっしゃる方がいますが、同じ方が20年来続けることなんて不可能です。逆にいえば新規の方が多いから20年続いているわけで。
 「前からこのツアーを知っていたけれどリタイアしてやっと来られた」という方も毎回。または最近はネットで探してこられる方もちらほら。とにかく、こちらからすれば「知らない人ばかり」というのが毎年の状況です。
 最高齢86歳(ご自分でおっしゃったので書いてもいいかと)、最若齢30代(母娘で参加)。86歳の方は矍鑠!70歳で仏教学で博士号をとられ、80代になってオルガンを始めた。普通80代っていうのはいろいろ「やめていく」「できなくなる」年齢だと思うのですが、それに逆らう?のがやはり若さの秘訣かも。あと、運動をする方は多いですが、やはり頭脳労働も大事だなあと痛感しました。見習わなければ。
 北は札幌から南は福岡まで。香川、名古屋、大阪など全国区でした。
 ほとんどが一人参加。友人同士というのはとても少ない、のがバッハにかぎらず音楽ツアーの特徴かも。来れば同好の士で仲良くなれますしね。
 たくさんいただいたご縁、バッハに感謝の日々でした。

バッハツアー総括 その2 バッハフェスティバル

 ここ数年、おかげさまでツアーは満席ですが、それはフェスティバルの内容がいいことが大きい。20年間きているので、その間には正直「しょぼい」こともありました。2000年代はけっこうつまらなくて、もうやめようかと思ったこともあるくらい。2010年過ぎたあたりからだんだんよくなってきた気がします。メンデルスゾーンフェスティバルとの合体とかいろいろ変化があったよう。また、担当者の力もあるでしょう。今のインテンダントのマウルさんはすごく積極的な感じがします。プレスの集まりにお招きいただいたのですが、ツアーの仕事があって伺えずに残念。いずれお目にかかる機会もあるかと思っています。
 音楽祭も劇場もオーケストラも、何事も「人」ですよね。担当者に見識があるかどうか。いいものを知っていて、見分ける力があり、ネットワークが築けるかどうか。それはすごく大きいです。というか、それにかかっていると言ってもいいとおもう。
 以前、ライプツィヒが「しけていた」とき、素晴らしく活気があったのはケーテンのバッハフェスティバルでした。毎日毎日コープマンやガーディナーやレオンハルトやサヴァールやミンコフスキやファウストやヒューイットやそれはそれは目もくらむばかりの面々が、狭い街でバッハを奏でていました。ヘンゲルブロックに出会ったのもケーテン。それはひとえに総裁のシェーファー氏の力。ベルリンフィルやアンスバッハのバッハフェストのトップだった方でした。その方が去ったケーテンは、残念ながら見る影もありません。ほんとに「人」です。
 シェーファーさんが健在だったときに、「ケーテン・バッハフェスティバル・イン・ジャパン」をやるのが夢で、実はいくつか主催者に相談したのですが、スポンサーがいなければ何もできないのだ、ということを痛感しました。。。





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最終更新日  July 2, 2019 01:28:51 AM


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