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2013年08月15日
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カテゴリ:映画
 さよならドビュッシー_ピアノでリハビリ_1.jpg

タイトルが気になり、また今の僕と同じように楽器でリハビリをしていくところに興味をもって観てみましたが、ミステリーというより音楽映画としてラストまで楽しむことができました。

火事で全身火傷を負ってしまい、ピアノの家庭教師に見放されてしまったヒロイン。その指導を自ら買って出た調律師。この2人による感動ストーリーですが、この調律師を演じる俳優そのものが放つ不思議な存在感が気にかかって観てしまいましたね。

調律師がヒロインにリハビリの課題として練習させた曲がリムスキー=コルサコフの「熊蜂の飛行」。早弾き超絶技巧の有名なピアノ曲ですね。数々の試練を乗り越えながら、ヒロインはついにピアノ・コンクールを目指してドビュッシーの「アラベスク」を予選で、そして「月の光」を本選で弾くことを決意します。しかし本選まで体力がもたないことがわかっているから「月の光」の演奏は断念するしかありません。そして本番、本選まで順調に進んだヒロインが取った行動は…。 

極度の緊張感の中で奏でられる一音一音、そのたったひとつの音に込められる魂。生命。音楽の神髄に触れることができました。

感極まったキース・ジャレットの演奏を生で見た時の記憶が蘇ってきました。ドビュッシーの名曲を久々に堪能できことも良かったですね。僕はさっそくiPodに入れて早朝のウォーキング・リハビリに取り入れました。歩き慣れて見慣れたはずのコースが、ドビュッシーの演出によって魅惑の別世界に生まれ変わりました。

初めて知ったピアノの作品の数々。魅せられました。特に初めに調律師が演奏していた「超絶技巧練習曲第4曲マゼッパ」(リスト)には度肝を抜かれました。この調律師を演じた俳優、実はピアニストとして現在活躍中の清塚信也さんだったのですね。どおりで演奏指導にも演技を超えた説得力を感じたわけです。

 → リムスキー=コルサコフ/熊蜂の飛行
    
 → リスト/超絶技巧練習曲第4曲マゼッパ
    





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最終更新日  2013年08月15日 10時13分57秒
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