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この土曜日の夜…岩国市内・近辺の先生方対象の第5回『発達支援研修会』を開きました。
講師はいつもの前崎勝則先生です。彼は周南総合支援学校・全障研の常任委員、障害児教育30数年のエキスパートで、理論的にも実践的にも素晴らしい先輩です。 今回のテーマは『適正就学について』…小学・中学・支援学校の先生方が参加されました。以下要点… ○就学にあたり対象となるのは「支援学校」「支援学級」「通級指導教室」「通常学級」…発達的に考えると子どもさんへの情報の与え方が異なる。 ○通常は35人、支援学級は8人以下。どの環境が適切か。 ○情報が入らない環境におかれることは「教育を受ける権利」を奪われ無権利状態になること。 ○教具=教材ではない。学習のねらいがありその子の発達段階に合った教具が教材である。「通常学級」で使う教科書がその学年でその子の教材になりうるか。 ○就学・進学についての基本は、子ども・親・先生の願いを話し合うこと。特に「本人の願い」…多面的に願いを丁寧に引き出し聞くことが大切。 ※その他…認定就学・就学指導委員会の権限・個人情報、不登校の指導・中学以降の非行=行為障害についてお話あり。 ☆余談で大学進学については… ○学校教育法 第90条により高等学校卒業でなく、支援学校高等部卒業でも受験資格は与えられる ○昨年度から大学入試のセンター試験で発達障害の学生のための配慮が始まっている。本人のニーズに合わせて時間延長や別室受験など。ただし高校3年間の個別支援計画や診断書などの提出が必要。高校の対応が求められる。さらに高校受験の配慮が始まるとよい。 ○岩国には東小と麻里布小にしか通級教室がない。小学校ごとに通級教室が欲しい。さらに県内他市には中学校通級教室があるのに東部岩国には0。中学校通級教室が欲しい …あっと言うまの2時間でした。参加できなかった皆さんにも早速お知らせしました。 1年前の私・・「親と先生の算数教室」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.10.30 22:51:19
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