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2021.06.16
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カテゴリ:あ行の宝石
産地、色、母岩の違いなど
商用名も含めると非常に多岐に渡るオパールの名称が
覚えきれないので簡単にまとめてみようと思います

ただしここにまとめきれてない物もあると思われますので
そのあたりはご了承ください

まずは
OPAL
オパール
和名:蛋白石
硬度:5.0~6.5
分類:酸化鉱物(含水ケイ酸ゲル、または水の分子を含む二酸化ケイ素)
晶系:非昌質
化学組成:SiO2・・nH2O
劈開:なし
比重:1.25~2.10
屈折率:1.37~1.47
蛍光:あり(青、緑、茶など地色により変化)
条痕:白
主な色:赤、茶、黒、オレンジなどのほか、遊色するものもあり

ブラック・オパール
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州・ライトニングリッジで唯一産出される
黒い粘土層由来のポッチと呼ばれる黒く見える母岩を少量持つオパール
黒地に游色が出るさまは非常に人気があり
最高級に位置付けられるオパールではあるが
近年産出量が激減しており高騰が激しい。
その為最近は産出の多いエチオピア産のオパールに
砂糖水を含侵してから硫酸で焼いて黒くした
処理ブラックオパールも多く見られる
ライトニングリッジのブラックと違い母岩に因らない黒なので
比べるとやはり違いはある
また過去に作成されていたフランス・ギルソン社製の
合成ブラックオパールもあったがこちらは製法が伝わっておらず
長らく似た合成ブラックは存在しなかったが
ここ最近京セラ製の合成ブラックオパールが出てきている


ボルダー・オパール
こちらもオーストラリアで産出され、
主にクイーンズランド州がメイン。
ブラックと違い母岩が鉄鉱石に由来しており
游色のあるオパール層と鉄鉱石部分が入り乱れて形成されている

ホワイト・オパール、
半透明から不透明な白い背景に游色の出るオパールの総称で
具体的にどこの産地のこれという物ではなく
後述するウォーターとも混同がよく見られる
一応この名称がよくついているのは
オーストラリア・クーパーベティ産や
オーストラリア・ミンタビー産によくついている気がします


クリスタル・オパール
上記ホワイトとの混同が非常に多く、
どちらかどちらとも言えない状況ですが
本来は透明から亜透明の地に游色があるオパールを指し、
後述するウォーターと同義な部分もあり
今まで見た中ではメキシコ産以外の産地の
透明度の高い游色のあるオパールについている事が多い

ファイアー・オパール
メキシコ産の赤い透明~亜透明の地のオパールで
元々は游色を示さない赤いオパールの商用名だったらしいが
ファイア=游色という意味としてとらえ
游色のあるオパールの総称だと言われた場合もあった。
今現在は黄色~オレンジ~赤い地で
游色のあるなしは問わないように
なっているのが実情
昔宝飾業界で「メキ」というとこのタイプか
後述するウォーターのどちらかだったらしい


ウォーター・オパール
前述したクリスタルとの混同や
ホワイトとも混同はあるが
無色透明の地色に游色のあるオパールの総称なのが一般的
主にメキシコ産の無色透明の地色を持つものを指す場合が多い


カンテラ・オパール
メキシコ産の母岩付き游色のあるオパールの事で
「カンテラ」とはスペイン語で母岩を意味しており
ランプのカンテラとは違います
上述したボルダーとは違い
母岩部分とオパール層は入り乱れているわけではない場合が多いが
オパール層が薄く単体で取り出した場合小さくなるため
母岩ごと切り出した物になる
母岩自体はボルダーとは違い明るい茶色をしていることが多い


レオパードスキン・オパール
見た目はボルダーに近いオパールで
母岩付き游色のありのオパール
主にメキシコ産のであるため
これもカンテラと同義と言っていい物ではあるが
カンテラとの大きな違いとして
見た目が黒く「黒豹」のようということでついた名称
真っ黒なレオパードスキンは昨今かなり少なくなっているようで
ここ最近はカンテラと同じような濃いめの茶色い母岩に
オパール層が入り乱れて入っていて
豹柄のようになっているものも出始めている


マトリックス・オパール(メイトリックス・オパール)、ホンジュラス・オパール
こちらも母岩付きのオパールで游色のあるオパールで
真っ黒な母岩に細かな游色が出る物
よくブラックオパールと混同されるが
まず産地が違い主な産地が南米のホンジュラスで
他にペルーなどでも少量採れるそう
ブラックオパールとの違いはその游色がかなり細かいラメ状態であるのも
特徴の一つですが一番の違いは
母岩が違っており砂岩が主体。
なおかつこのブラックマトリックスは
先にも述べた一般的に「砂糖焼き」と呼ばれる
処理が施されたもので、
ほぼすべてが処理オパールであるという点

ハイアライト(・オパール)
本来は無色透明で游色を持たず、
短波で激しく蛍光するオパールの事
最近は長波でも反応するハイアライトが見つかっていて
無色透明で游色のない長波・短波を問わず強蛍光するものと定義が変わった気がする


合成オパール
先述したブラックでも少しだしたが
フランス・ギルソン社製のギルソンオパールをはじめ
各社色々な合成オパールが開発されている
昨今は厳密には合成ではなく人口、模造オパールに該当するものもあるが
ここ最近は京セラ製の合成オパールが非常に出来が良く
本物と比べても分かりにくくなってきている
人工オパールや模造オパールの中には
自然界ではありえないピンク色のものなど分かりやすい物もあるが
それもまた面白く色々比べるのも楽しい

左からエチオピア産処理ブラック、京セラ製合成ブラック、ギルソン社製ブラック

このほかあまりにも多岐に渡るため以下一言説明のみ

ヤワナッツ・オパール
オーストラリア・クイーンズランド・ヤワ鉱区産の
母岩付きボルダーの一種
産状が木の実に似た形で出てくる為この名称
ただしカットされた場合は通常のボルダーと見た目に違いは出ない

コモン・オパール
游色の出ない単色のオパール

アイアン・オパール
ボルダー・オパールの一種で
ボルダーの中でも褐鉄鉱(リモナイト)を母岩に持ち
母岩自体も磨かれると金属光沢を放つ為
ボルダーとは別種として数えられる場合がある

ハイドロフェーン・オパール(マジック・オパール)
水に漬けると透明度が増し、
水から出すとまたもとに戻る性質の強い
オパールの総称
ほぼ不透明から透明になるさまは見てて楽しいが
精製水でしないと水道水やミネラルウォーターでした場合
不純物が石内部に残ってしまい変質する可能性がある

シェル・オパール
貝殻が化石化するさいにオパール化した物の総称

ウッド・オパール
珪化木の一種でもあり
木が長い年月を得てオパール化したもの

色名起因
チョコレート(濃い茶色)
セミブラック(薄い黒色)
ハニーオパール(半濁な黄色)
ミルキー(ホワイトと同義に近いが半濁な白)

産地起因
ブラジリアン(ブラジル産)
エチオピアン(エチオピア産)
メキシカン(メキシコ産総称)
コソボ(半透明なグリーンの物をコソボグリーンと呼ぶ場合がある)
アンダムーカ(ほぼマトリックス・オパールなオーストラリア・アンダムーカ産)
国産(日本産オパール。ほぼすべてがコモンで游色はない。
 極稀に游色のあるものもあるが、産出が稀な為宝飾向きとは言えない
 有名産地は福島県・宝坂産)

游色パターン名称
ハーレークイン(大きめの角ばったまだら模様)
モザイク(上記ハーレクインとほぼ同義、どちらかというとハーレクインより小さ目のまだら)
ピンファイア(細かな游色。マトリックスによくみられる)
フレーム(石全体を流れるような縞模様の游色)
ピーコック(主に青と緑で構成された游色)
ボードフラッシュ(石全体が光るような游色)
コントラルス(真正面から見ると游色が見えず、斜め方向から光が入ると游色の出るオパール
       どちらかというとイリスアゲートを想像すると近い游色の出方)
フラッシュ(ある角度でいきなり鮮烈な色が現れるパターン)
ローリングフラッシュ(動きについてくるフラッシュパターン、
           線状に出るとキャッツアイとなる)
リボン(主にブラックオパールで使われる用語で、
    色の帯がリボンのように何本も横切っているパターン)
チャイニーズ・ライティング(直線状に游色が交差し海外では漢字のようだと表現された)
ハニカム(ハチの巣のような六角形状模様のあるオパール)


他にもまだ紹介しきれない部分はありますし、
解釈が人によって違う部分もあります。
そのあたりは私も1コレクターであり
専門業者ではありませんのでご容赦願います





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最終更新日  2021.06.22 18:48:40
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