いつでもそこにハンバーガー
録画ストックの中から、BSで放送の「マイ ハンバーガーストーリー」を。これ、海外ドキュメンタリーかと思いきや日本制作の番組みたい。2023年12月29日放送、90分枠でケンドーコバヤシによるナレーション。アメリカ各地の名物ハンバーガーを、その土地の人のストーリーと共に紹介という趣向。最初はニューヨーク・マンハッタン。ステーキ並のゴージャスなパテのハンバーガーを食べるのは不動産売買で年間数十億を稼ぐキャリアウーマン(死語?)。どうしてもお値段気になるけど、何と23ドル。今のドル円で換算すると、3,000円超えのバーガーをランチで食するのか。何度も書くけど、今は(というか多分この先も)円がダメ過ぎなので円換算すると、この金額だけど、現地のドルの感覚で言うと、1ドル=100円くらいな感じじゃないかなと思ってる(?)。NYでもブルックリンのハンバーガーなら1ドルちょいだ。但し、サイズも小ちゃくて、20個買いする猛者もいる。その“スライダー”を食べながらラッパーとしての成功を夢見る黒人。ああいうしみったれたリリックでは確実に一生売れないだろうなと思えた。アメリカ版やちむん刺激茄子か?コネチカット州の店がハンバーガー発祥なのだとか、その名物バーガーは8ドル。やっぱり、800円くらいでしょう(と思いたい)。元々は食パンに挟む形だったとか、さもありなん。ハイソな地域のヴィーガンバーガーは16.8ドル。この金額払って肉食べないのかあ・・・ウィスコンシンといえば、グリーンベイパッカーズのチーズヘッドでもお馴染みの酪農エリア。バターたっぷりのバーガーはやっぱり不健康?7.5ドルはまあまあ。オハイオの謎肉(ミミズじゃないよな)バーガーは、かつてのGMの工場の労働者たちの夢の跡。大手の工場撤退で街そのものが一気に廃れるというのが、アメリカではあちこちであるようだ。日本もかな。テキサスはフォートワース、行ったことがあったかな。牛肉たっぷりのチリチーズバーガー、7.4ドルなのは牛の街ならでは。ミシシッピはナマズバーガーってのが如何にもだね。フライにしたナマズをごっそり挟んだ巨大バーガー。11ドルは高めだけど、こりゃ共食いしてみたいね。更にディープサウスではバーガーよりも店主のブルースの方が売りの店が。ジミー・ダック・ホームズってシンガー、知る人ぞ知る?ポートランドで働く日本人が好きな激辛バーガー、シスコではLGBTQの人たちが自由に集う店でバーガーに舌鼓を。まさにアメリカン・バーガー百景。日本というか、沖縄でも、最近、高くてゴテゴテしたバーガーの店が増えているけど、バーガーなんて本来庶民的な食べ物は、チープでシンプルでいいと思う。だから、僕は1,000円超えるようなバーガーなんぞには目もくれないけど、新製品が出る度に試してしまうA&Wやジェフのバーガーも、最近はそこそこのお値段なのだ。悲しいよなあ・・・