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テーマ:芋焼酎は面白い!(28)
カテゴリ:お酒アラカルト
魔王の件で白玉醸造さんにお電話して
初めて意識した酵母の存在。 千代むすび酒造さんがHPで明らかにしている協会901号。 白相酒造さんで使用されてるツルバラ酵母。 そういえば、山縣本店さんでも話に登場してたんだ。 迂闊だった.... なぜ、今まで繋がらなかったのだろうか.... 日本酒を愛飲されてる方ならよくご存知だろうが、 日本酒は実に精密に分類されており、 その表示が酒質を推し量る上での大きな要素となっている。 具体的にデータベース化することが のんべえが受け止める焼酎文化にとって、 必ずしもプラスであるとは言い難いけれど、 勉強途中の経過として、軽くまとめておくことにした。 1893(明治25)年、初めて日本酒のもろみから清酒酵母が分離されてから、110年余り。 日本醸造協会が頒布できる協会系酵母(清酒、焼酎、ワイン用)は今30種弱。 そのうち、焼酎酵母はわずか2種のみ。 実質的には各県の試験研究施設で開発され、頒布されるものが多い。 だから、鹿児島には鹿児島酵母、宮崎には宮崎酵母.... というように県名を配した酵母が存在する。 鹿児島の芋焼酎と宮崎の芋焼酎は風味が違う.... そう言われる要因はここにある??? ちなみに麦チョコ風味で有名な「兼八」は つい昨今まで、鹿児島酵母を使ってたということ。 多くの芋焼酎好きに抵抗なく受け入れられたのも 意外とこの辺がポイントなのかもしれないね。 そうして頒布された酵母の中でも 良い酒質を生んで優良酵母として保存されるもの、 毎年、繰り返される仕込の中で 自然住み着いた『蔵付き酵母』の存在も重要であろう。 それぞれの酵母をそれぞれの蔵の技で巧みに使いこなし、 それぞれの蔵の個性が生まれることになる。 1に麹、2に酒母(もと)、3に造り.... これは決して日本酒に限った言葉ではないのだ。 だから、今、ある焼酎が気になっているのよね。 日本酒にお詳しい酒屋のご主人に教えていただいたもの。 酵母が生み出す風味が醸造酒で華やかに開くのは周知の事実。 では、それを蒸留した場合にやはり吟醸香は堪能できるのか..... ただし、日本酒のヌカ臭さが苦手なウチは できれば極端な香り系は避けたい.... こんな勝手なわがままな話を聞いて 店主が案内してくれたのは 福岡の杜の蔵さんの吟香露(ぎんこうろ) これは近いうちに飲んでみたいと思ってる。 幸いにも我が家には樫樽貯蔵の粕取り焼酎もいる。 いわきオフ会でhirocchiさんにいただいたもの。 宮城の阿部勘酒造店さんの勝畫楼(しょうがろう) けっこう、面白い飲み比べができそうな気がするんだ。 芋焼酎からは、離れるけどすべては勉強のため。 酒文化の道は深く長いのであった........マル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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