エレガントな幸福論

前のエントリーで，
「金額はともかく，女性も稼ぎ続けることは
必要なんだ」
と思ったことは書きました．

私の母は，私の子供の頃は家で専業主婦を
しており，弟が小学校中学年になった頃に
働き始めたのですが．．．

専業主婦と働くお母さんでは，時間の使い方が
全く違うのです．
まぁ，食事はある程度定時の仕事ではあります
が，お洗濯やお掃除などは，専業主婦の頃は
家に誰もいない時間にやっていたようですが，
その時間に働き出すと，そういうこともできなく
なります．

その頃からなんとなく，仕事を続けるには
結婚相手は，お母さんがワーキングマザーな人
だといいなぁ．．と思うようになりました．

学生時代に，「この人なら．．」と思った人も
いたのですが，ご縁がなかったのでしょうね．
(こういう時に，うちの親の理想の高さを思い
　知らされます)

ちなみに，今の夫は，そういうお母さんのもとで
育ったわけではないし，学生時代のカレより
いいわけでもないですが，仕事を続けることに
ある程度の理解は示してくれているところは，
まぁ，いいほうなのかなぁ．．と思います．

母親が働き続ける．．ということには，子どもに
「働くお母さん」という存在と，そのタイムスケ
ジュールを子供に実感してもらう，という点でも
結構大切なのかな．．と思います．

しかし，経済力のない母親が，娘に経済力をつけ
させようとするのは案外大変だろうと思います．
根本的に，子どもは親の実現できなかった希望を
叶える道具ではない，というところを私の母親も
カンチガイしているなぁ．．と思うことは結構
ありました．
そして，机上の空論でできた理想を押し付けられる
のにも閉口して，実家に近寄らないようにしていた
時期もありました．
今でも，その，「机上の空論」の話になる時には
「お母さんの言っていることは，お母さん自身が
　生きてきた人生とは違っていて，説得力のある
　根拠がなく，私の人生の参考にはならないよ」
「お母さんがそういう人生がいいなら，自分で
　そういう人生を歩めばいいんじゃない？」
と言い返しています．

それまでは，ずっと母親の言いなりの人生だったので，
言い返せるくらいに成長したともいえます(汗)

こういう親離れの仕方もあるのかもしれませんね．．

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