ゆる~く共感
著者の活動スタイル&ブログ日記を登山、温泉、ひとり旅というカテゴリに分類して書かれています。ページ自体は一ページづつめくりながらも興味を持った箇所を読めば良いと思います。一人で活動することの多い人には共感持てる部分も多いと思います。私が一番気に入ったところは、お宿に関する記述で、「地元の野菜で作った素朴な家庭料理」が評価されている点です。地元の人は日々当たり前に食べているんだけど、他地方からの宿泊客にとっては妙に美味しい食材って結構あります。自身の直近経験則だと、北陸の瓜系野菜、富山の梅干し、飯田線沿線の茄子、木曽福島のアスパラガス、、、などが、「地元の人は、当たり前に美味しいけど、果たして宿泊客にシンプル調理してどう評価されるのやら」として食事に出され、宿の女将さんや板前さんとあれこれ話に花を咲かせるきっかけになりました。そういった価値観を、ゆる~く共感を持てる本でした。全てが同じ価値基準の先人活動家の著作ではない等身大の共感、そこが楽しく読めます。ひとり旅、ひとり温泉、ひとり山@月山もも