カテゴリ:仕事の話
阪神大震災、深江付近
「仕事の話(54)「レア・アースとの取り組み(54)」「平成7年阪神大震災(1)」 『阪神大震災記録』より。 H7.1.17 未明。 常勤顧問だったとき、阪神大震災が起きた。 裏六甲の唐櫃台にある我が家は、無事だったが、家の中はぐちゃぐちゃ。でも東灘にある会社が心配なので車で出かける。 電車はもちろん動いていない。地震の時は自動車で避難するので大渋滞になると聞いていたが、それほどでもない。道のあちらこちらに亀裂が走り、ところどころアスファルトが持ち上がっている。大丈夫だった六甲トンネル(神戸の市街地から裏六甲方面へ抜けるトンネル)を抜けて神戸側へ出て驚いた!市街を一望できるところへ来ると、街全体が砂埃に包まれたよう。灘のあたりは猛煙。東灘の方で2カ所燃えている。行けるかな?と一瞬不安がよぎるが山を下る。神戸大学横を通り、高羽交差点でびっくり!マンションの壁が落ち、自動車は埋まり、二階家はぺちゃんこ。石屋川公園に布団を抱えた避難者が続々と集まっている。石屋川墓園の崖も川に崩れ、墓石が散乱している。至る所亀裂、盛り上がって段差になった道を車の底を擦りながら、脚注の折れたJRの高架橋をくぐり国道2号線へ。道はそんなに混んでいないが障害物が散乱していてスピードは出せない。消防車、救急車、パトカーが走る。煙が充満して薄暗い。御影の10階建てのマンションの1階が座屈していて今にも倒れそう。木造2階建ての家がぺちゃんこに潰れているのに隣のビルはびくともしていない。その取り合わせが気になる。宮地病院の一階が壊れ、入院患者が隣の自動車販売会社の玄関に避難し、看護師が走り回っている。
[会社工場:阪神電車深江駅北200m、倒壊した阪神高速の500m北西] 9:40 いつもは30分で行けるところを1時間以上掛かってようやく会社に着いた。正門前の深江ショッピングセンターは壊滅。道路側へ倒壊し、二階の家財が道路に散乱している。ここに従業員の母子が住んでいたはず!(2階に寝ていて助かったと後で判ったが)近くで下宿していた若い従業員は「家が潰れて出るところが無く、屋根を破って出て、会社が心配だから来ました」とケロッとしている。ほんとに無事で良かった!(つづく)
<昨日は神戸大学工学振興会KTCの年次総会に出席し、次期理事長も出席していたので、懇親会で懇意になった。大倉山公園のバラが美しい。今朝は薄雲が広がった晴れ。20℃50%と暖かい。鶯が「ヒーキョキョ・・」と鳴いている。 今日は神戸まつりヨットレース前夜祭が須磨ヨットハーバーで開催される。ふだんはメンバーしか入れないが、今日は一般の人にも入ってもらえるので、来ませんか?5~8時まで、飲食夜店が出て、バンド演奏して賑やかですよ!行って友人たちと楽しんできます。> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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