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カテゴリ:よりみち
2002年の暮れ
シュトゥットガルド公文書館の未整理書類の中から リンツ公夫人エリザベトと 妹でクルトシュタイン子爵夫人のエマの間に交わされた 18世紀初頭の書簡が発見された その中である音楽家について語られている ‘ハンス チャボォ’ 生年不詳~1733 出身地は北ドイツというだけで 詳しい事はわかっていない エリザベトの庇護のもと1728年 ウイーンに出ると共に名声を博し 一時はバッハ、テレマンを凌ぐほどの 人気があったとされる ピアノの即興演奏と共に座談の名手であったようで ドルジェル伯、ロートレアモン公をはじめ 様々な貴族のサロンに招かれていたようだ ピアノ協奏曲、弦楽五重奏に特にその才能を発揮し 総作品数は200を優に超えていたとされる 作風は当時台頭しつつあった「古典派」を超え すでに「ロマン派」の要素を先取していたようだ ここまで「ようで」「される」「ようだ」を 多用しているのには理由がある 実はただの一枚も楽譜が残っていない メディアを持たぬ表現者とはこれいかに? 本日もでっち上げの一席でございますた お手柔らかに バックグラウンドミュージック 交響曲第一番 by ぶらぁむす お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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