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カテゴリ:まんどころ
日差しがじりじりとオラの額を焼く
歌声を求めて歩き続けていた 「おい!そこの!」 居丈高な声の方に顔を向けると兵士が立っている 汗の染みが浮き出た制服が妙に崩れていて オラは目をそむけまた歩き出す 「おい!!聞こえないのか?!止まれ!!」 兵士は腰のホルスターに右手をあてながら叫ぶ 「そこから先は立ち入り禁止だ! その看板がみえないのかっ?!」 看板には妙な記号と髑髏の絵が描かれている ♪♪♪♪♪ 「でもこの先に待ってる人がいるんだよ」 オラは柵を乗り越えようと手を掛けた 「待てっ!!」 兵士はホルスターから拳銃を抜くと空に向ける 構わずオラは柵を飛び越える ぱんっ!!! 銃声が響く 兵士が空に向けて引き金を引いたんだ オラは空を見上げる 何億の何億倍の羽根が空から降ってくる 辺りは羽根で埋め尽くされた ふかふかになった地面を跳ねながら オラは歌声のする方に向かった バックグラウンドミュージック 花はどこに行った by PPM 付記 オラはみるみる黒くなってる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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