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旧・茶々吉24時-着物と歌劇とわんにゃんと-

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2014.04.19
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カテゴリ:宝塚
昨日観た月組公演の感想です。
一口で言って、春らしく爽やかで華やか!
月組生に初舞台生39人が加わって日本物の舞踊にしても
ショーにしても人海戦術が可能で、豪華絢爛。

通常宝塚歌劇は、お芝居(ミュージカル)とショーの2本立てですが
今回は、日本絵草紙「宝塚をどり」
プチ・ミュージカル・プレイ「明日への指針‐センチュリー号の航海日誌‐」
グランド・レビュー「TAKARAZUKA花詩集100!!」という3本立て。
舞踊、芝居、ダンスを楽しめて、たとえは変だけど、
「いろんなネタのお寿司を食べた後、
 目先を変えてハンバーガーもちょっとかじり、
 最後はフルーツたっぷりのタルトで甘い余韻を楽しめたわ」
といった良いとこどり。
宝塚歌劇を初めてご覧になる方にはお勧めの公演だと思いました。
それから何と言ってもこの公演が初舞台の100期生、
なんと恵まれていたことか。
いつもの初舞台生に比べて出番が多いの。
記念すべき「100」期生の特典だなぁと感じました。

それではまず日本絵草紙「宝塚をどり」
真っ暗な状態から「宝塚をどりは よーいやサー!!」の掛け声
チョンと拍子木が鳴ってパッと明かりがつくと
舞台に色とりどりの衣装をまとったスターがそろっているという
いわゆる「チョンパ」の幕開きは、
何度も見ていて手法を知っているのに
毎回思わず「ワーっ」と声をあげそうになります。

一緒に観劇したアイリスさんが教えてくださったのですが
この幕開き、本舞台は「100」の人文字になっているそうです。
1階で見るとわからなかったです。2階の人、楽しめたでしょうねぇ。
着物の色あいが美しくて、趣味が良いと感じました。
特にWトリオ(舞台上手下手に分かれてコーラスする3人組のこと)が着ていた
黄緑色の衣装が爽やかで綺麗でした。

舞台後方のせりがあがると、
歌舞伎「楼門五三桐」の冒頭、南禅寺山門のような背景となります。
(石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」の名台詞の場面)
舞台前方では着流しで踊る若衆や娘役、
後方山門の辺りには桜の娘にふんした初舞台生が登場。
若衆たちがはけた後、
座頭にふんした月組組長と初舞台生が残り口上へと進みます。
通常、初舞台生の口上は、公演開始前に別枠のように用意されていて
扮装は黒紋付に緑の袴、口上を述べた後は宝塚歌劇団歌を斉唱するのが通例。
ごくたまに、このように公演の中に組み込まれることがあります。
その場合は歌劇団歌はナシ。
私はあの「宝塚、わが宝塚、清くただーしく美しく~」っていう歌が大好きなので
今回のようなパターンは基本的に好きじゃないんです。
それに、可愛らしい娘役は良いとしても
骨太な男役さんまでもが、
おかっぱの鬘でピンクの衣装っていうのは 若干しんどいものがあります。
(後年男役スターになったとき、その時の写真がネタになっていることが多い)
が、初舞台生の立場になればお得だと思ったのは、
口上が終わったらそのまま銀橋を通ることができたこと。
通常、初舞台生が銀橋を通るのは
ショーのロケット(ラインダンス)終わりで1度だけですから。
顔を売る、という点では最高のデビューかもしれません。
ただ、まだまだメイクがうまくない人が多くて、
笑うと可愛いようなコワイような人多数…微妙でした。
そこが初舞台生らしくて良いのですけどね。
ちなみに、そのコワイ面々の中でめちゃくちゃ笑顔が良いうえ
個人を見分けることができたのが
希良々うみ(きらら うみ)と聖乃あすか(せいの あすか)。
あと、主席の蘭尚樹(らん なおき)、2番の音くり寿(おと くりす)、
夏目雅子のめいっこさん風間柚乃(かざま ゆの)、
舞希 翼(まいき つばさ)、碧月 れん(あおつき れん)は個人を特定できました。


天女降臨の松本悠里。
日本舞踊で別格のかたです。
京舞のごとく、舞台中央の狭い範囲でしか踊らないのですが
ちゃちに見えないのはやはり芸の力なのでしょう。
それからこの方の年齢が不詳すぎてコワイです。
多分、80歳に手が届こうかと…。
なのに踊れるだけではなく、お顔の輪郭が全然崩れておられない。
あらゆる意味で別格のかたです。

日本舞踊でおめでたい演目として欠かせない三番叟。
舞台に巨大な三面鏡がある、という設定になっていて
後ろ姿、斜め右、斜め左を別人が踊って見せるという
おもしろい趣向でした。
ここで私が釘づけになったのはコマちゃん(沙央くらま)。
私は基本的に丸顔さんが苦手なのですが
コマちゃんって、白塗りがとても似合うんです。
白いお顔に、黒い眉毛、鬘、赤い唇、
この赤白黒がコマちゃんの顔の造りを引きたてて
もう、綺麗で綺麗で!
6列目だっていうのにオペラグラスでお顔をずーっと眺めていました。
この場面に限らず、コマちゃんは美しかったです。

郷土芸能の場面は「よさこい」。
よさこいを歌う憧花ゆりの。
私はこの方大好きですけど、
よさこいは男役が歌ったほうが良かったように思います。
この場面は よさこいの男A たまきち(珠城りょう)が
センターで頑張っています。
頑張っているしカッコいいけど
私が気になって仕方がなかったのは、
くいっくいっと肩を入れて踊るところ。
(すみません、うまく形容できないんですが
 よく洋舞で男役さんが決めポーズなどのときにクイッと
 肩をゆする動きです)
プログラムに現代的な よさこいと書かれているから
良いのかもしれないけれど、
他の人は普通の民謡的動きに見えるのに
たまきちだけ、まるっきりダンスの動きに見えて違和感を覚えました。
綺麗で目を奪われるから余計にそこが目に付いたんだと思います。

そうそう、この よさこいの場面は、
曲調が和からロックテイストへと盛り上がるに従って
盆はまわるは、セリがあがるは、立体的な演出があり迫力満点。
私、内心
「なんだ、植田先生、宝塚大劇場に盆やセリがあることをご存じだったんだ」
なんて皮肉を言ってしまいました。
だってだって、これまでの公演ではカーテン前芝居の連発だったんだもーん。
そのたびに舞台機構をもっと生かせばいいのにって思ってたんだもーん。

さて、変わって獅子の場面。
牡丹と獅子は日舞でも定番の取り合わせ。
この場面の牡丹の衣装は、万葉風というのか、中国風というのか
日本舞踊的な感じはしなかったけど
衣装といい鬘といい、とても美しかったです。
チャピちゃん(トップ娘役 愛希れいか)ではこの場面が一番好きです。
そこに獅子は、日本舞踊の典型的な獅子の扮装で出てきます。
私は日舞を習っていたころ、
獅子の左右を飛び交う胡蝶を踊ったことがあります。
だから理想の獅子像があるのですが
龍さんは日舞があまり得意ではないのかも知れないと思いました。
全ての動きがダンスっぽくて…
そういう意味で、私を満足させてくれたのは
日舞でいえば子獅子 赤い毛の獅子を踊った春海ゆう。
松本悠里ねえさんは別格として、
この演目の中、純粋な日本舞踊という意味で一番良かったです。
腕をパッと左右に広げて決めるときや、
東西南北を指し示すときの腕の角度など
「おお、決まってる!!」
毛振りに関しては、振付の関係なのか
若干物足りない点はあったのだけれど
よく頑張っているなぁ、若いんだなぁと思いました。
いや、素晴らしかったです。
ちなみに、この赤獅子、初舞台生の蘭尚樹とダブルキャストなんですって?
すごいねぇ、蘭さんの赤獅子も見てみたかったです。

フィナーレ。
影ソロは初舞台生 音くり寿。
プログラムを見ていなかったけれど、声が聞こえた瞬間
「あ、これは音くり寿かも」ってわかりました。
2月の文化祭で聞いた声が耳に残っていたのでしょう。
それくらい、澄んだ綺麗な声です。
すみれの花咲く頃を基調にした日本舞踊のボレロ、
これぞ宝塚日本物の定番、すてき~と思いたい場面なのに
一つだけ「ハテナ?」なものが。
それは舞台中央に鎮座する巨大な石膏像のようなもの。
髪の毛を両側にたらした女性が胸の前で合掌している姿。
多分、宝塚100周年に感謝し、これからの繁栄を願う…という意向なのでしょうが
いかんせん、その像のビジュアル面が中途半端すぎてコワイ!
はっきり言って新興宗教か何かを思わせるんです。
その像に沿うように左右に階段がしつらえてあり、
そこから美しい着物姿で次々と人が降りてくると
まるで後光が差しているように見えるんだけど
その本体が不気味なので、うっとりしきれない!
たとえば弥勒菩薩とか、観音様とか、
もしくはキリシタン風の聖母マリア像(アイリスさん言)のような
美術的な像をしつらえていただきたかったです。
本当に、最後の最後に「なんじゃこりゃー?!!」という思いがいっぱいの
「宝塚をどり」なのでした。

なんだかたくさん書いてしまった。
「明日への指針」と「TAKARAZUKA花詩集100!!」はまた改めて。

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最終更新日  2014.04.19 16:28:03
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