|
カテゴリ:世の中について考える
昨夜、かつての教え子からこんなメールが飛び込んできました。 「先生、緊急です!どこか腕の良い脳外科医をご存知ありませんか?」 ん・・・? 「どうしたの?」と返信すると、 「付き合ってる彼氏が“てんかん”持ちで、先週の土曜日にその日数回目の発作を起こして窒息状態になり、今意識不明でICUに入院しているんです。とにかく国内外を問わず彼を助けてくれる脳外科医を捜しているので、何か情報があれば教えてもらえませんか?」・・・という内容のものでした。 じっくり時間を掛けて確認をしてみると、彼女よりも7つ年上の彼は「てんかん」を患っていて、某ラーメン屋の店長として務めながらもたまにてんかん発作を起こしていたそうです。 仕事が忙しく、睡眠不足などが続いていたためか、ここ数日はてんかん発作の回数が頻発していたとらしく、その都度休憩を挟みながら仕事を再開していたとか。 ところが、先週土曜日のこと、いつもなら5分くらいで復帰してきていたのに、随分時間が経っても現場に戻ってこないため、同僚が裏に様子を見に行ったときには自分の舌を巻き込んで窒息状態に陥っており、救急車を手配したものの、意識不明のまま病院へ。 脳神経外科医からは無情の「脳死」の宣告。 そして今日、彼女の懸命な願いも届かず「今日の14時過ぎぐらいに息を引き取りました」と残念なメールが入ってきました。 彼は若干26歳。なんて短い人生なのでしょう・・・。 彼女に掛ける言葉が見つからず、「いっぱい泣いて落ち着いたら、また連絡しておいで。待ってるよ」と返信してあげることしかできませんでした。 彼女には彼の分までしっかりと生きて欲しいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月11日 21時14分46秒
コメント(0) | コメントを書く |