三輪車の選び方(1)では、三輪車と自転車の違いについて述べました。
今回は「2.三輪車を選ぶ際に、舵取り機能付きがいいか。それともシンプルなものがいいか。
」についてです。
我が家では、長女が1歳2か月のときに、外用にアンパンマンアドバンスを買いました。
舵取り機能付き・ガード付のものです。
しかし、1歳2か月では最初から胴回りのセフティガードは必要ではありませんでした。
(もっと早く買い与えるのであれば、役立つかもしれません。)
足まわりのステップボードのみ取りつけ、後ろから親が押してあげる形です。
舵取り機能は、お散歩用には活躍します。
しかし、お買い物には不向きです。
鍵をかけられるのなら良いですが、基本的にスーパーなどでは
ベビーカーは可でも、舵取り三輪車は駐輪場に…という風潮なので、
私は買い物に限定すれば、近所のコンビニに…という時くらいしか、使いませんでした。
舵取り機能がついているものというのは、
シンプルな三輪車に比べて重たいので、
こげるようになるのが遅いです。
きちんとペダルをこげるようになれば、重たい三輪車でも十分乗りこなせるようになります。
我が家は、前回も書きましたが、1キロメートル以上延々とこいで
自分でお散歩を楽しめていました。
一方、シンプルな三輪車は、ちょっと近所をお散歩…という時には
なかなか進めなくて不向きかもしれません。
ただ、軽いので「ペダルをこいで進む」という行為は早くできるようになります。
そして、キャラクターや、ボタンを押して音楽が流れるなどのアイテムがついていないので
子どもが「ペダルをこぐ」ことに集中することができます。
シンプルな三輪車で一番のおススメは
三輪車界のロールスロイスと言われるウィンザー社のペリカン三輪車です。
ペリカン三輪車丸ハンドルのタイプと、ペリカン三輪車Vハンドルのタイプがあります。
最初に私がこの三輪車に出会ったのは、おもちゃ図書館でした。
アンパンマンアドバンスを買って1年近く、
「ペダルをこぐ」よりも、「足で地面を蹴る」ほうが早く進むため
なかなかペダルをこいでくれなかった長女のために、借りて試してみると、
レンタル期間の1週間のうちに、すぐこげるようになりました。
そして「三輪車界のロールスロイス」という謳い文句にお父さんが惚れて、
次女の1歳のお誕生日に、室内用としてVハンドルを購入しました。
実は、購入してすぐ後に、知り合いが丸ハンドルを貸してくれたので
狭いリビングに2台のウィンザーがあります。
我が家の子供たちには、両方とも同じくらい人気ですが、
お友達が来たときには、珍しさと、車のようなハンドルに惹かれるのか、丸ハンドルのほうが人気です。
ウィンザー社の三輪車は、ボルト部分など飛び出している部分が全くなく、
ホイールやペダルも、足を巻き込みにくい安全設計になっています。
室内用に使う場合、タイヤも滑らかでフローリングの傷つきの心配は全くありません。
耐荷重量は50キログラムまでで、小学生の長女も、まだしょっちゅう乗っています。
室外用としても、幼稚園や保育園などでも使われているくらいで、問題ありません。
舵取り機能が必要か・シンプルなほうがよいか…という結論としては、
結局、どのように三輪車を利用したいか…ということに関わってくると思います。
前回、三輪車の選び方(1)で、
三輪車に長く乗ることの意味を述べましたが、
室内・室外問わず沢山こいで、三輪車を楽しもうというのでしたら、シンプルなほう、
お散歩や、公園遊びなどに使おうと思うのでしたら、舵とり機能付きが良いと思います。