|
全て
| カテゴリ未分類
| 介護・健康
| 料理・おしゃれ・生活
| いろんな本
| その他
| 時代小説
| 現代小説
| ノンフィクション・エッセー
| 開運法・思考法・生き方指針
| ビジネス
| CD
カテゴリ:時代小説
新妻 久しぶりの剣客商売です。1度読んでいるんですが、すっかり忘れてしまい、とてもおもしろく楽しめました。さて、若き剣客、秋山大治郎と田沼意次の娘三冬は互いに想い合ってはいるものの、なかなかその気持ちを表せずにいましたが、三冬がお匙屋敷の事件で攫われたのをきっかけに結婚することになりました。剣の修行には夢中ですが、世事にはうとい2人のひたむきさと真剣さがほほえましい笑いを誘います。 と、秋山小兵衛の両眼が、めずらしく潤みかかって、 「このような嫁御をもろうて、大治郎めは、まことに仕合わせなやつじゃ」 「父上。まことに、さようおもわれますか?」 「まことも嘘もござらぬ。三冬どのが他の女性より特に優れていると申すのではない。ただ、大治郎にとって、かほどに似合いの妻をえたことが仕合わせと申したのじゃ」 そうですよね。誰にとっても素晴らしいというわけではないんだけれど、私にとっては一番ていうことありませんか。そう、ナンバーワンでなくてオンリーワン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[時代小説] カテゴリの最新記事
|
|