たかむらの茶の間

去年もだったが今年も、学校主催３泊４日、１日１２時間の勉強合宿なるものに娘さんが参加して来た。去年は猛暑が売り物の町にある大層なリゾートホテルでだったが、今年は参加費用がぐっとお安くなって、日本海側のホワイトアウトなあたりの青年だか少年自然の家的公共施設にて。

帰宅予定日であった本日、仕事場にいた自分の携帯電話にいきなり家から着信があり、たいへんに珍しいので何か緊急事態なのであろうと思って出てみると。元気そうな娘さんの声がした。
はて、これは無事帰って来た様子だが何があったのだろうかと思うと、「勉強合宿で新型インフルエンザにかかった人が２人出てしまいました！　自分も濃厚接触者です！」と、一気呵成に娘さんはのたまった。

…うわぁ。３泊４日寝食どころか日中の講座やらなんやらをともにした方々から、出ちゃいましたか新型インフル。

とりあえず帰宅してわーっと夕飯を作りながら食べながら話を聞くと、患者発生というか感染の判明は３日目であったとのこと。おかげで、日中の本来は講義時間に先生方は緊急会議となり、娘は念願の日蝕観察ができたという余録もあったそうなのだが。新型インフルエンザに罹患してしまった生徒さんは、親御さんが迎えに来るなどして一足先の帰宅となったそうな。
その他のとりあえず元気な生徒にはマスクが配られ、もう３日目も午後という事で勉強合宿は予定通り続けられた。

合宿の帰りに配られたというプリントには、本日から月末の30日までを健康観察期間とし、毎朝検温して38度以上の発熱があれば最寄り保健所に連絡を入れ指示を仰ぐ事、学校にも必ず連絡を入れる事、うがい手洗いを励行し睡眠時間を十分にとるようにとの生活上の注意、27日までの絶対登校禁止、27日までに新たな感染者が確認されなかった場合はまた改めて学校から指示を出す、といった事が書かれている。

幸い、今のところうちの娘さんは元気そのもの。土産に笹団子と笹かまぼこを買って来てくれて、「ああ、これでまた夏休みのあれこれの予定が変わってしまった…」と悶絶しているだけである。
そうね。文化祭実行有志の活動の山場って、どうしたって夏休みだったりするものね。展示だの模擬店だのを出す部活動の準備活動も夏休みにやるよね。

これで次々に感染者が出ると、９月の文化祭開催に影響が出ないわきゃないから、どうかどうか新規感染者が出ませんように。そして、お気の毒にも罹患してしまった生徒さん達が早く全快しますように。