カテゴリ:本・本・本♪
![]()
八十歳を過ぎた母が骨折をして病院に運び込まれたその日、
母を見送った美津紀は、ひとり、冬の箱根へ向かう。
題材は濃いし重いのよね。。。 母親が、若いころから老いて亡くなるまで(それも一筋縄ではいきません!)の話で、 ずっと翻弄され続ける娘の語る、身につまされるような小説だけど、 でも、緩いワルツ流れる中に、美しいレース越しの薄明るさ・・・みたいな、 いつもそんなものが感じられる、水村美苗さんの小説。
親を看る年頃になった人達には、 いろいろ、それぞれに、思わせられるものがありそうな小説です。
ただ、 昭和のノスタルジィとブルジョワジィの入り混じった香りの中で お話が展開される時代を含み、 重く困惑のストーリーであるとしても、そう感じさせない舞台です。 諦めに似た、うす~い哀しみのような、微炭酸的後味の小説。
シュワシュワシュワ~ .。o○.。o○ (・.・) .。o○.。o○ シュワッチ!
水村美苗さんの下の小説も好きです。 削除してしまった前5年分のブログのどこかでも、一度ご紹介した記憶があります。
本格小説(上) ニューヨークで、運転手から実力で大金持ちとなった伝説の男・東太郎の過去を、
本格小説(下) 生涯の恋に破れ、陰惨なまなざしのままアメリカに渡った東太郎。
三枝家のお手伝いさんの口によって語られる、長く、興味深い、物語。
なんだか「小説に堪能する」っていう感じがした作品です。 読んだ気がする、っていう・・・(^・^)
たっぷり味わいたい人に、 また直木賞受賞作の、松たか子・倍賞千恵子・黒木華ら出演で映画化もされた 中島京子さんの「小さいおうち」が面白かった人に、オススメ。。。
*作品解説はすべて「ブックデータ」よりお借りしました。
*****************
UPのブログを書き上げて、やれやれと思った瞬間、 今日が18回目の結婚記念日だったこと、思い出しました!! (@@)
またっくバタバタしていて、 いつものようにプレゼント用意したり何かする計画たてたり・・・ モエドラ君も私も、すっかり忘れていましたぁ~~~!!
まぁ今年は、「お互いの命あってそれで佳し!」というところでしょうか。。。💐
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[本・本・本♪] カテゴリの最新記事
|
|