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(~映画.com) <ミセス・ハリス、パリへ行く> 予告編を見た時は、ミニシアターむけで大きなシネコンでかからないと 思っていましたけど、 なんと、ちゃんとやってましたぁ~~♬ 40代~80代の女性客ばかり、のなかに、奥様とご一緒らしき男性1人と アパレル系っぽい単独男性1人、交ざってました。 女性客のほとんどは気持ちが ミセス・ハリス、なんだろうなあ、と感じました。 こんなオハナシ 1950年代、第2次世界大戦後のロンドン。夫を戦争で亡くした家政婦ミセス・ハリスは 勤め先でディオールのドレスと出会う。その美しさに魅せられた彼女は、フランスへ ドレスを買いに行くことを決意! どうにか資金を集めてパリのディオール本社を 訪れたものの、威圧的な支配人コルベールに追い出されそうになってしまう。。。 しかし夢を決して諦めないハリスの姿は会計士アンドレやモデルのナターシャ、 シャサーニュ公爵ら、出会った人々のこころを動かしていく。 (~映画.com) なんかねえ、イイ映画だった!(笑) ミセス・ハリスがなんとも普通のおばさんぽくって、 それでいて、すごくユーモアもありチャーミング。 一生懸命生きてる人は、魅力的だし、可愛い!! 大人版のシンデレラ、みたいな気がしました。 パリの花市場のシーン、素敵でしたぁ。 お花やドレスや、視覚に訴えるものは、こうして映画化されることで イキイキと具象化されて、素晴らしいなぁって、思います。 予告編 1'10" とても好きだなと思えるお話だし面白くもあったので、 観ている最中に、本、買ってかえろうと決めました。 角川文庫/990円 Amazon 文庫で200ページ程度のものでしたので、帰宅後、1時間ちょっとで読み終えました。 (だとしても KADOKAWA ったら、文庫、ずいぶん高くしてると思わない?) 小説と映画では、ちょっと人物の性格設定を変えてるし、結末も変えてますが、 大筋、無問題で、本は本、映画は映画。 本を読んで再確認できたことは... ハリスさんは、色どりのないつつましい暮らしをしてきたが、実のところ美しいものや 豊かな色彩には、たまらなくひきつけられるタチだった。その憧れが、今では、草花を 愛することになって表れていた。。。 -------------- 衣装戸棚の中から、驚嘆すべき新しい種類の美しい創造物があらわれて、ハリスさんを 呆然とさせたのである。~~ これを見た瞬間、ハリスさんは芸術家のしかけた罠に 嵌り込んでしまった。ハリスさんは胸の中に、このようなドレスを自分ももってみたい という、激しい願いがわきあがった。 --------------- 手の届かない美しいドレスに憬れ、そのドレスを買いたいばっかりに、くすんだ貧しい 暮しをつづけ、ひたすらに夢を追いかけて、とうとうここに辿りついたのだ。 そのひたむきな行動には、どんなにか勇気がいったことだろう。 (小説内より引用) そして、映画の中でちょっと疑問に思っていたことも。 なぜ、ディオールの裏方さんたち(モデルや、会計係や、お針子さんなど...) が、 こぞってハリスさんの味方になっていったか。。。 やっぱり、皆、ハリスさんと同じ庶民、の立場だったからのようです。(^-^; なんだか観終わったあとに、力強くもふんわり優しく心潤う映画でしたぁ♥ これが1958年の小説でも、 人の心にある「夢」は、今も変わらず、叶えようとするエネルギーも変わらず! ネットでのお茶の間鑑賞でも、きっと楽しめるから 映画館へ行かれないかたも、楽しみにしていて欲しいです。 ******************************** 今日は、おとなしくしていよう。。。と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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