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カテゴリ:☆本の感想
どうしても本のタイトルにネコがつくと気になっちゃって・・・
しかも装丁もほんわかしていて可愛らしいし モノレールねこ読んでみました ←文庫も出てるよ♪ 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 小学生のぼくは、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。ある日、ねこが車に轢かれて死に、タカキとの交流は途絶えたが…。表題作の「モノレールねこ」ほか、ザリガニの俺が、家族を見守る「バルタン最期の日」など、夫婦、親子、職場の同僚など、日常にさりげなく現われる、大切な人との絆を描いた8編。 「モノレールねこ」っていうから、 なんだかファンタジックな物語を期待してたけどちょっと違いました でぶネコで塀の上にのったときにお腹の肉が垂れるのがモノレールみたいだから「モノレールねこ」(笑) 表題作は、まぁいいお話なんだけどね 違うほうに期待しすぎちゃったからか、ちょっと違和感 他の短編はなかなか珠玉 中でも好きな作品は・・・ 「マイフーリッシュ・アンクル」―夏休みの合宿中に突然呼び出されたカスミ。海外旅行に行った家族全員が火事に巻き込まれて亡くなったという。残されたのは自分とぐうたらのダメ叔父だけだった・・・ 「セイムタイム・ネクストイヤー」―5歳の自分の娘に先立たれて、生きる気力もなくした母。なんとか決心して娘と最後に泊まったホテルの同じ部屋を予約したのだが・・・ どちらも心温まる、泣けるお話です 大どんでん返しとか。極端に意外性があるわけじゃないんだけど 心にしみてくるステキなストーリー 他の作品も、ほのぼのとした内容で 読んでほんわかとした気持ちにさせてくれます 絆だったり縁だったりを感じさせる作品が多いかな 「バルタン最期の日」だけ、ザリガニ視点で書かれてるから面白いっ ザリガニ視点ってなかなかなくって斬新 ザリガニだから名前が「バルタン」って(笑) 「モノレールねこ」といい「バルタン」といい、このネーミングセンスがナイスっ で、ザリガニの話なのにちょっと切ないところがちょびっと悔しい 8編も収録されているので、読んでみると自分のお気に入りを一つくらいは見つけられるかも 短編なのに、どの作品も人の優しさとか思いやりとかをストーレートに感じさせてくれる 短い文章でこの濃度の内容で仕上げられるのが、 この作家さんのスゴイところなのかしら? そう思ったら、加納朋子さんのほかの作品も読んでみたくなりました いろいろあるみたいです^^ ←☆参加してます☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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